えちぜんだけ
越前岳

静岡県裾野市 標高:1504m 日帰り 歩行時間:3時間45分
 越前岳に登った、と話すと、「北陸まで行ったの?」と聞き返されることが多いように感じます。たしかに、越前=北陸と結びつきますが、私が調べたかぎりでは、越前岳という名を持つ山は、静岡県のここ、愛鷹山山塊にしかありません。ちなみに、越前山という名の山もないのです。和歌山県に越前峠という場所がありますが、こちらも北陸からは遠く離れています。なぜ駿河にあるのに、越前岳という名なのでしょう。山名の由来を知りたいものです。
 名古屋から東名高速道路で富士ICに向かいます。富士市内から富士裾野線(県道24号線)を走り、国道469号線を経て、越前岳の登山口である十里木高原駐車場に到着。交通量の少ない時間帯でも、名古屋からは3時間の長距離運転です。駐車場には水洗トイレがあるので、前夜泊をすると良いかもしれません。
 トイレ脇の階段が登山口。登山口から展望台までは東コース(0.4km)と西コース(0.7km)に分かれていますが、山頂までを目指すなら東コースを取るのが近道。
新緑の登山道
【新緑の登山道】
撮影日:2003年5月5日
登山道より富士山を望む
【登山道より富士山を望む】
撮影日:2003年5月5日
 階段を登り終えると、ササがきれいに刈り取られた広い道となります。二基の電波塔を過ぎると、木の机とベンチが設置された、見晴らしの良い場所、笹峰に出ます。1098.9mの三角点もあります。登ってきた道を振り返ると、かなりの高度を感じるでしょう。障害物がなく、富士山の裾野の広がりを見ることができ、感激。
 笹峰からは樹林帯となります。新緑のブナの葉は光に透けて、やわらかな色を登山道に注ぎます。明るく気持ちの良い樹林帯の中は、美しい散歩道です。たくさんの踏み跡がありますが、これ以上、山を荒らさないようにしたいものです。
 山頂に近くなってきた頃、勢子辻への分岐点に到着します。勢子辻への道は崩壊しているそうですが、今でも歩く人はいるのでしょうか。
 勢子辻への分岐点から15分程で山頂に到着します。富士山方面は樹木が生い茂り山頂しか望めないので、西方面を眺めてしばし休憩。G.Wの頃ならマメザクラ、5月下旬〜6月上旬はアシタカツツジが咲いています。アシタカツツジは越前岳で発見され、純粋種はこの山と、須山の群落地にしか咲いていない貴重な樹だそうです。
 休憩後は黒岳・須山方面への道をとり、富士見台まで足を伸ばしてみましょう。ここからの富士山の眺めは見事。花も富士山も名残惜しいのですが、往路をたどって下山します。
 下山後は国道469号線から県道72号線を経て、“天母(あんも)の湯”に立ち寄るとよいでしょう。トロン原石を使用する湯で、駿河湾を眺めながら露天風呂で汗を流すことができます。
越前岳山頂
【越前岳山頂】
撮影日:2003年5月5日

【越前岳 地図】 【歩程】
越前岳地図
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の
数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した
ものである。                (承認番号 平15総使、第55号)
駐車場

(35分)

笹峰

(55分)

勢子辻分岐点

(15分)

越前岳山頂

(20分)

富士見台

(25分)

越前岳山頂

(10分)

勢子辻分岐点

(40分)

笹峰

(25分)

駐車場


計3時間45分

◆参考地形図:1/25,000地形図「印野」「愛鷹山」
◆参考登山地図:山と高原地図「富士山・御坂・愛鷹」
◆山歩き日記「越前岳」もご覧ください。


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