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とりたてやま
取立山
福井県勝山市 標高:1307m
2004年4月29(木) 晴れ
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 取立山は、5月中旬にミズバショウが咲くことで有名な山である。この日は、ミズバショウには早いものの、残雪と白山の眺望を楽しもうと福井県までやってきた。天気は一日中快晴の予報。気温が高いので、雪融けも進むだろう。 大日山
【大日山】
左:大舟山、右:法恩寺山
【左:大舟山、右:法恩寺山】
 11:10、もうすでに下山を始めているパーティーに見送られながら、登り始める。しばらくは幅広の砂利道だ。登山道を振り返れば、西北西に大日山が見える。登り始めは雪もなく、快適に歩く。高度を上げると、南に大舟山と法恩寺山が見えてきた。どちらも1500mに満たない山であるが、まだ雪を被っている。
 取立山の西尾根に出ると、太陽が眩しく照りつけるようになってきた。積雪も深くなり、陽光が反射して目が痛い。今日はサングラスを持ってきていないので、かなり辛い。特に危険な箇所もなく、西尾根を山頂に向かって進んでゆく。 取立山山頂へ(前方は白山)
【取立山山頂へ(前方は白山)】
取立山山頂より白山を望む
【取立山山頂より白山を望む】
 12:20、取立山山頂に到着する。東北東に、名のとおり真っ白な白山が、堂々と姿を現している。東南東には、今年の2月に関西学院大学のワンダーフォーゲル部が遭難した、大長山が見えている。彼らは、この取立山から大長山へと縦走して、遭難したのだ。遭難当時、例年にない大雪が原因のように言う人がいたが、それは認識不足だと、地元勝山市の山岸正裕市長が平成16年3月の定例市会議招集あいさつで語っている。
 招集あいさつを読むと、大長山遭難は、厳冬期の加越国境連山への認識不足が要因であるということが分かる。学生たちの計画は、地元の常識からは考えられないものだったのだ。
 標高1671mながら、4月下旬でもなお白い大長山を眺め、北陸の冬の厳しさを思った。
大長山
【大長山】
コツブリ山へ
【コツブリ山へ】
 広い取立山山頂で昼食を摂り、13:05にコツブリ山へ向けて出発する。雪は深いが、登山者が多いのでトレースがしっかり付いており、道に迷うことはない。
 13:25、立派な取立山避難小屋に到着する。トイレも薪もある、大きな避難小屋だ。
 避難小屋からミズバショウの群生地までは、すぐである。杉林の中にある群生地は、まだ雪に埋もれており、芽も出ていない。いつか、ミズバショウが見頃の時に、もう一度訪れたいと思う。 ミズバショウはまだ・・・
【ミズバショウはまだ・・・】
コツブリ山
【コツブリ山】
 13:40、コツブリ山に到着する。取立山より、コツブリ山の方が展望が良い。眼前に迫る白山が雄大だ。山名は“コツブリ山”なのだが、なぜか山頂には“ごつぶり山”という山頂標識があった。地元では、そう呼ばれているのだろうか。
 14:05、下山を開始する。しばらくは緩やかに下る道で、ショウジョウバカマなどが咲いていた。
 14:36、渡渉点に到着する。雪解け水がゴウゴウと流れ落ち、足を滑らせれば沢に流されてしまいそうで、かなり危険だ。渡渉した先は雪渓になっており、踏み抜きが怖い。雨の後などは、難儀する渡渉点となるだろう。
渡渉点
【渡渉点】
大滝
【大滝】
 14:50、大滝に到着する。写真には写らなかったが、滝つぼに虹がかかっていた。
 下山に選択した大滝コースは谷沿いなので、残雪が多い。踏み抜いたり、スノーブリッジを渡ったり、何度もヒヤリとしながら、登山口の駐車場へと向かった。登山道脇にはイワウチワが咲いていた。雪の多いこの山にも、春がやってきている。
 15:17、無事に下山することができた。今日は予想より残雪が多かったので、怪我人が出ないかと心配していたが、何事も無くて安堵した。
 取立山の群生地でミズバショウを見ることはできなかったが、登山口から下った東山いこいの森の湿地で、ミズバショウを見ることが出来た。何度見ても美しい花だと思う。
 
 白山の眺望が良い取立山。次回はミズバショウが咲く頃に、訪ねてみたい。
東山いこいの森のミズバショウ
【東山いこいの森のミズバショウ】


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