ゆまたおんせん
湯俣温泉
| 長野県大町市 | 標高:約1450m | 一泊二日 | 歩行時間:7時間5分+タクシー20分 |
| 北アルプス裏銀座縦走コースへ登る竹村新道の取り付きにある湯俣温泉は、訪れる人の少ない静かな場所です。湯量が豊富で、河原のすぐ地下に源泉の流れがあるため、冬でも雪が積もらないという湯俣温泉晴嵐荘周辺は、キャンプに適した場所でもあります。肌寒くなってきた秋にお薦めの、単純硫化水素泉、湯俣温泉をご紹介します。 名古屋方面から中央高速道路で豊科ICへ向かい、国道147号線を北上します。県道326号線(槍ヶ岳線)と交差する「一中東」の交差点を左折し、「七倉」や「高瀬渓谷」への道案内に従って進むと、七倉山荘前の駐車場に到着です。アクセス所要時間は、名古屋ICから約3時間。 |
![]() 【高瀬ダムより針ノ木岳を望む】 撮影日:2004年9月12日 |
![]() 【温泉の湧く湯俣川】 撮影日:2004年9月11日 |
七倉からは一般車が通行できないので、タクシー(料金は約\1,900)で高瀬ダムに向います。高瀬ダムは、日本一高い(堤高176m)中央遮水壁型のロックフィルダムです。中央部に粘土の遮水壁、その廻りにフィルター層、外側に岩石を積み上げた造りのダムで、使用された岩石は、すべて現地調達されたもの。タクシーで岩石の斜面を九十九折に上がって行く際には、そのスケールの大きさに圧倒されます。 高瀬ダムからは徒歩です。すぐに高瀬隧道(通過14分)に入りますが、舗装され、照明があるので怖くはないでしょう。他にも、わもり沢隧道(通過6分)、東澤隧道(通過3分)がありますが、いずれも照明があります。名前の無い20m程の隧道には照明がありませんが、出入り口から光りが漏れて明るいので、歩行に支障はありません。湯俣温泉までは、ほとんど高低差の無い整備された林道や、木道、登山道が続きます。基本的に一本道ですが、途中で点検路などが分岐していますので、入り込まないように気をつけましょう。 |
| 振り返れば針ノ木岳、前方には槍ヶ岳北鎌尾根を眺めながら高瀬川沿いを南進し、硫黄の臭いを感じるようになってしばらくすると、一つ目の吊り橋があります。渡れば晴嵐荘に到着しますが、渡らずに直進すると二つ目の吊り橋があり、これを渡ると湯俣川右岸に到着です。川の両岸では、いたる所から80〜90℃の温泉が湧いています。湧き出す温泉が長年かけて作りあげた噴湯丘や球状石灰岩は左岸にありますので、近くから観察するには渡渉しなければなりませんが、見た目以上に水流が速いので無理に渡渉しないようにしましょう。露天風呂造りには、河原を掘るスコップと、温度を調節するために水を汲むバケツ(丈夫なビニール袋)、ビニールシートなどがあると便利です。 温泉を楽しんだ後は、晴嵐荘裏手から道が続く竹村新道を登って、展望台へ行ってみましょう。大天井岳や双六岳、槍ヶ岳などを望むことができます。 帰りは、高瀬ダムの公衆電話からタクシーを呼ぶことができます。街に出る途中にある葛温泉で、湯質の違う温泉で汗を流すのも楽しいと思います。 |
![]() 【噴湯丘】 撮影日:2004年9月11日 |
| 【湯俣温泉 地図】 | 【歩程】 |
![]() この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の 数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した ものである。 (承認番号 平15総使、第55号) |
七倉 ↓ (タクシー10分) ↓ 高瀬ダム ↓ (1時間15分) ↓ 林道終点広場 ↓ (1時間40分) ↓ 晴嵐荘 ↓ (10分) ↓ 噴湯丘・球状石灰岩 ↓ (10分) ↓ 晴嵐荘 ↓ (30分) ↓ 展望台 ↓ (25分) ↓ 晴嵐荘 ↓ (1時間40分) ↓ 林道終点広場 ↓ (1時間15分) ↓ 高瀬ダム ↓ (タクシー10分) ↓ 七倉 計7時間25分 |