富士見台高原でスノーシュートレッキングをしようということになりました。ヘブンスそのはらsnow
worldでスノーシューをレンタルできるので、あとは防寒対策や食料などを持って行けばOK。 ヘブンスそのはらsnow worldでスノーシューをするのは2回目。前回は園内のコースに留めていたのですが、その時に「今度は富士見台高原まで足をのばそう」と思う ようになり、今回のトレッキングとなりました。 |
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ヘブンスそのはらのゴンドラで上へあ がり、受付デスクでスノーシューとストックを借りる。ゴンドラは8時30分から。スキーのエンジェルコースを歩いて下り、第2リフトで展望台まで 上がるとそこがスタート地点だ。ヘブンスそのはらにはスノーシューの客用にゴンドラ+リフトのセット券を販売している(往復ゴンドラ+第2リフト 往復+第4リフト片道)。 さ、スノーシューを装着して出発だ! |
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展望台からの眺め |
青空に白い雪。冬枯れの木々が並ぶ。 |
標高1,602mの展望台から出発。この日は快晴。予報でも終日快晴で崩れる心配がないのがありがたい。展望台からの眺めも良好で、連なる山なみが きれいに見える。 ただ今の気温は氷点下6度くらい。でもそれほど寒く感じない。 家のほうがよっぽど寒い。欠陥アパートであることを疑った時期もあったが、寒さは気から というのが真相のようだ。日ざしがあることも大きいのだろう。日ざしの力は偉大である。 ちょっとした林を抜けると幅3mほどの道路に出る。道路といっても雪に埋もれていて路面など見えない。この道路をそのまま進むので、迷う心配はない。 |
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坂を下って… |
今度は少しのぼり |
夏はこの道路を富士見台高原へ向けて小型バスも走るのだが、冬はもちろん運行されていない。10分ほどで視界の開けた場所に出た。恵那山が間近に見え る。その恵那山に背を向けて、どんどん進む。それにしても良い天気だ。風も無風といっていいほどの穏やかさ。 あまりの快適さ、景色の雄大さに思わず スノーシューのままスキップ。ヤバい、精神年齢が下がり始めた。 そして、とうとう 暑くなってきた。中の1枚を脱いでリュックへ放り込む。すると、ウェアを脱い で 腰に巻いた人が追いついてきた。僕らを追い越しながら「こんにちは〜。今日はよい天気すぎますね」と声をかけてきた。 展望台を出て約35分。眺望のきくポイントに到着。 |
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ほんの少し休んでトレッキング再開。ほどなく分岐にさしかかる。このまま道路を行くコースと尾根筋に上がって進むコース。尾根筋に上がって左右の 眺望を楽しみながら歩きたいが、所要時間は余分にかかるとのこと。このまま道路で進む。眺望は右側のみとなる。 |
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動物の足跡。しかも交差してる。そういえば、ゴンドラから鹿を見た。 |
すり鉢状のくぼみ |
さきほどの眺望のきくポイントから20分少々。これまで右側(東側)の眺めしか見えなかったが、左側(西側)が見える場所にさしかかった。 道路からは10mほど外れるが、スノーシューなので入って行けちゃう。 |
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西側は岐阜県側の眺めとなる。白山連峰がひときわ目立っていた。 |
風紋。ここは風の通り道のようだ。 |
岐阜県側の眺めだ。白山連峰があり、能郷白山が左に。伊吹山は…分からないなぁ。ここまで岐阜県側は見えてなかったので新鮮だ。 さらに進もう。 |
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手前の雪山には点々と動物の足跡。そして遠くに連なる山々。 |
微妙な曲線は自然の芸術。わずかにひさしの形状をなしていた。 |
そろそろ疲れてきた。スタート地点の展望台を出発して2時間。萬岳荘に到着。施設自体は冬季閉鎖中であり、特に立ち寄らないが最後のチェック ポイントと考えてた場所だ。 |
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萬岳荘 |
あと1.0km! しかし… |
あと1km。 しかし! 目の前に は 急斜面が! |
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夏に来たことがあるので分かっていたつもりだった。しかし、その時は萬岳荘まではバス。今回は2時間歩いてきてこの斜面。 き つ い そして 暑 い ウェアを脱ぐ。最初はわずかとはいえ木陰があったが、中盤からはまったくなくなる。 氷点下の雪原の中、涼をとるため木陰で休む 冷静に文章だけ見ると、オカシイよね。しかし、実際そうなのだ。地形図で見ると高低差約50m。あえぎあえぎ登って行くと… |
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何やら見えてきた! |
再び遠くの山も見えてきた。 |
夏に来た時に見覚えのある支柱と避雷針! まだ富士見台高原山頂ではないが、隣接する山の頂上だろう。 もうすぐだ! 力をふりしぼって登る! そして山の頂に到着!!! 目指す富士見台高原山頂はもう目の前に見えている。しかし、もう少し上り坂が待っている。 いい時間だ。休憩兼ねて弁当を食べよう! 平らなのでシートを敷きやすい。 |
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富士見台高原山頂はもうすぐ。ここは避難小屋の近くだ。 |
こんな景色を見ながらの弁当は格別! |
今日は弁当持ち。インスタントのみそ汁がしみる美味しさ。大きめのシートを持ってきたので横にもなれる。あおむけに寝れば視界いっぱいの青空だ。 後から来たグループが「こんなところで弁当か」というような目で見ていく。別にいいんだ。彼らが去っていくと途端に貸切状態。僕ら以外、 だーーーーーーれもいない無名の山の頂。 弁当を食べて、いよいよ山頂へ。もうそれほど距離はない。体力も回復。さくっと坂を登ると… |
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これまで見えなかった北側の山々が見えてきた。 |
もうすぐ山頂だ! |
富士見台高原山頂に到着〜〜〜〜〜!! 360°の大パノラマ |
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左から御嶽山、乗鞍岳、穂高連峰が連なり、右のほうに連なるのは木曽駒ケ岳など。 |
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西〜北〜東の眺望はこちら 圧巻の眺望である。気分も爽快! |
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岐阜県方面。伊吹山も何とか望めた。 |
白山連峰をアップで |
南方向。僕らが来た方向だ。 |
記念写真もパチリ |
名残惜しいがもう下山だ。意外と時間がかかって到達しており、16時までにスタート地点に戻らないと、リフトで下りられなくなってしまう。 13時30分下山開始。 |
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こんな斜面も進んじゃおう |
萬岳荘を見下ろす。今度は下り。サクサク進む。 |
萬岳荘からの登りは、誰かの足跡をだどって来たけど、今度は萬岳荘が見えるので、他人の足跡に頼らずガンガン進もう! ふかふかの雪にぶち 当たってもスノーシューなのでそれほど沈まない。新雪を進むと楽しい! 下りなのに暑い。 気持ち、高ぶりすぎ? |
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木にできたつらら |
景色も見ながら |
帰りは基本的に急いでた。写真もほとんど撮ってない。もう30分あればなー。朝のスタートがゴンドラやリフトの混雑で遅れたのも痛かった。混雑は敵だ。 懸命に歩いてきたおかげで2時間15分ほどでスタート地点の展望台に着くことができた。 |
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あと0.2km。まもなくゴール! |
急いだこともあってクタクタ。しかし、
充実感は大きい。ゴール地点が展望台ということもあって、雄大な景色が僕らの完歩を祝福してくれるようだ。 ちょうど、同時に展望台到着となったグループのガイドさんが話しかけてきた。話によると、この日は好条件すぎるぐらいの好条件だったとのこと。 晴れていても西風が強いことも多くあり、突然雪が舞ってきたりなんてこともままあるそうだ。 とにもかくにも無事に往復できてよかった。次は違うルートにも挑戦したいな。 少々足がヨタってたことは内緒だ。恵那峡SAではフラフラと店内へ… |
ヘブンスそのはらsnow wolrdの展望台から。歩き切って眺めると、これまた爽快さが違う。 |
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