上呂駅で開催のさわやかウォーキングに参加してきました。下呂市萩原町内の桜を巡るコースで、しかも多くの場所で見ごろを迎えていました。
 

 普通列車を乗り継いで高山本線上呂駅まで。青空フリーパスを使うが、乗車可能エリアは下呂駅までなので、下呂から上呂までの乗車券も買い足しての 利用だ。
 

下から上へ。「中呂」は地名としては存在するが駅はない。

国鉄一般色ふう塗装の車両が先頭だった。

 上呂駅に着くと乗客の大半が下車。2両編成の列車から160人ほどが降りただろうか。では、さっそく出発しよう。
 

にぎわう上呂駅

すぐに飛騨川を渡った。

 飛騨川を渡ると北へ進む。集落の中を進んでいくが、いましがた列車を降りた160人ほどが次々と通っていくことになるので、何事かと地元の人が眺めてい る。そうだろう。普段はこんなに次々人が通ることはないと思う。
 
 集落を外れると、桜が1本、2本と見えてきた。そして、道路わきの斜面に薄紫の花 がびっしり!
 

道沿いの斜面にびっしりと咲いていたカタクリ

集落を出てこんな道を進んでいく

 カタクリの花だ。もっと山の中でしか見られないイメージだったが、普通に道路際で咲いているのにはビックリだ。
 
 そして、上呂駅から約2km。見通しのきかない角を曲がると目の前に… 思わず声が出る「おぉ〜!」
 

岩太郎のしだれ桜。突然目の前に現れるので圧巻さも増す。

 今日最初の桜は岩太郎のしだれ桜。明治時代に植えられたしだれ桜だそうだ。
 

桜の木の下へ。覆いかぶさってくるような迫力が。

北側から遠巻きに見るとこんな感じ。

 岩太朗のしだれ桜のすぐ先の交差点で、今度は南向きに進路をとる。ゴールの飛騨萩原駅までは基本的に南向きに歩き続ける。
 下り川公園で早くも休憩。持ってきたコーヒーとどら焼きを食べて、ウォーキング再開。ほどなく永養寺。ここにもしだれ桜がある。 
 

大きな桜がお出迎え

しだれ桜はこちら。樹齢350年とのこと。

 コースマップによると、ここから次の桜のポイント「白山の桜」までは3.8km。桜以外の花もきれいだ。スタート地点のある集落を見下ろせ、 青空とも相まって爽快な気分。まさに「さわやか」ウォーキング。
 

 コースマップでは紹介されてなかった白王神社のしだれ桜(右上の写真)を鑑賞し、白山の桜に到着。白山公園という小さな公園の桜で、看板には エドヒガンと説明があった。
  
 ベンチでちょっと休憩。
 

白山公園

メジロが何羽もいた。

 600m歩いて「薬師様の桜」へ。
 

ピンク色の一角が見えてきた。

大きな桜の木

少し小高いので見晴らしもいい

ここのしだれ桜はきれいなピンク色をしていた。

 時間も時間だ。ここで花見弁当にしよう。混雑もなく、ゆったりと桜を眺められる。ウォーキング参加者も、ここで弁当や休憩にする人が多く見られた。
 
 では、ウォーキング再開。
 

 500mほど行くと宮谷の桜。
 

道路沿いに宮谷の桜はある。

水鏡は厳しかった。ライトアップされる夜もいいらしい。

 そして、ここから1kmで飛騨川公園。多くの桜が満開を迎えていた。
 

飛騨川沿いにずらーっと満開の桜

 ウォーキングも後半になり、足が重くなってきた。残るは桜谷公園。飛騨川公園から1.6km。

 飛騨川から離れ、高山線の鉄橋をくぐってちょっと奥まった場所へ入ると桜谷公園。せっかくだから、列車が通らないかなぁと思っていると、背後から 轟音が!
  

桜谷公園は奥まった場所にある。

高山線の鉄橋が…

 すかさずデジカメの電源オンしながらふり返り、構え! 拳銃の早撃ちならぬ、カメラの早構え…であったが、来たのは4両の特急。あっという間に 最後尾まで通過しちゃって、右上のような写真が精いっぱい。あと1秒早ければなぁ。惜しかった。 
 
 桜谷公園でも休憩して、あとはゴールまで1.7km! なんか休憩しまくり。いや、桜観賞だよ。のんびり眺めるためなんだと言い聞かせてみる。
 

天領酒造。ここもコースになり、試飲ができるようになっていた。

ゴールの飛騨萩原駅

 12.1kmを歩き切った。意外と早くゴールできたなぁ。そうだ、せっかくなので下呂駅近くの桜も見て行こう。下呂まで列車で移動して、 次の列車までの1時間ほどで駅周辺を散策。
 

 ウォーキングといいながら、実にのんびりできた。これだけ桜が見られて、それでいて混雑していないのもよかった。桜ざんまいの1日はこれにて終了〜♪

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