刈込池の紅葉


 刈込池(福井県大野市)の紅葉を見に出かけました。狭い道路に少ない駐車場。それなのに混雑ということで、午前3時半に出発して現地へ向かいました。



  愛知県から東海北陸自動車道を北上して、岐阜県の白鳥から油坂峠を越えて福井県へ入る。空には冬の星座が輝いていた。
とにかく急ぐ。駐車場は少ない。順番待ちでのロスも考慮して、車内で朝食をとれるように準備。昼も持ってきているので2食も持参となってしまった。 
 
 JR越美北線の勝山駅近くから脇道へ入る。だんだんと細くなる山道。すれ違いも難しい区間があるのに、車が大挙してやってくるのだ。
 
 案の定、混雑してやがる。

 

駐車場は満車…

案内係の指示で指定された路駐場所へ

 ここは道路の終点であり、駐車場があるのだが既に満車。一列に路上駐車するよう誘導される。とりあえず駐車には成功。ひと安心だ。

 車内で持ってきていた朝食を食べる。朝食を食べたら刈込池へ向けて出発。
  

出発地点

いきなりぬかるみ!
 
   
 いきなり足元がドロドロ。ぬかるんでいる。そして水が流れているようなところもある。トレッキングシューズなのでそのまま突っ切るが、滑って転ぶのだけは避けたい。

 ぬかるみ 大好き〜♪ どんどん 行こう〜♪

 変な替え歌が口をついて出る。

 ほどなく大きな栗の木が出迎えてくれた。樹齢数百年。パワーを感じる。

 ほどなく別の駐車場からの道と合流。そして、道はすぐに再び分かれる。
 
 右の看板がそれだ。
 「石段コース」「岩場コース」 

 石段コースは686段の石段が続く健脚向けコース。岩場コースは大回りしながらだんだんと標高を稼いでいくコース。歩く距離は短いがキツいのが石段コースで、距離は長いが比較的楽なのが岩場コースなのだ。

 往路は岩場コースにしよう。
686段の階段と聞いただけで無理
と判断。
 

色づきを楽しみながら緩い上りが続く道を歩く

真っ赤な葉も見られた。

 色づきが進んできている木が多い。ところどころにモミジが赤くなっている。いい感じじゃん!
  

あと20分だが…

左の橋を渡ると急な上りが始まる。

 「あと20分」と書かれた橋を渡ると急な上りが始まった。
 

階段・石段を黙々と登る。

見上げれば黄葉がきれい!

 急斜面を登り切り、400mほど歩くとついに刈込池に到着!
 

お、色づきはいい感じだ!

水鏡も見えるぞ!

見事な水鏡、色づき。惜しむらくは、空が秋晴れの青空ではなかったことか。

 意外と撮影できる場所が少ない。人が多いので順番待ちだ。風がやむと水面がピタリと揺れなくなり、くっきりと景色が写り込む。神秘的だった。
  
 結局1時間も滞在してしまった。おやつを食べたというのもあるが、青空を狙いたくて粘ってしまったという理由もある。結局薄いながらも雲が優勢で青空は無理と判断して下山を開始した。

 帰りは「石段コース」で戻る。緩やかな上り下りはあるが階段はない。しかし・・・
  

黄色がきれい。

緩やかな上り下りがあって、ほどなく・・・

 ほどなくして階段が始まった。しかも急!

 
 これは厳しい。往路(上り)に選択しなくて正解である。なにせ686段もあるのだ。
 

これは上る人基準。なのであと586段ある。

紅葉も楽しみながら

 高低差約200m、686段の石段・階段を無事に下りてきた! 

 しかし!


 足腰がちょっとヨタつく。40代。悲しい現実である。
 
 ところで、意外と順調に行って来られたので、刈込池で食べるはずだった昼食を背負ったまま降りてきてしまった。どこか適当に見つけて食べるやなぁ・・・
 
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