4日目 ⇒(サンライズ瀬戸)⇒ 東京 ⇒(普通)⇒ 原宿 → 明治神宮 → カフェカイラ → 原宿 ⇒(普通)⇒ 新宿 → バスタ新宿 ⇒(高速バス)⇒ 名古屋 ⇒(普通)⇒ 最寄駅 |
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この旅行の当初の計画では、高松駅からJR線を乗り継ぎ帰る予定であった。ところが、せっかく高松にいるのだからアレに乗ろうとなったのだ。 アレとは… サンライズ瀬戸 小生の住む名古屋地区の駅には停車しないため、乗る機会がなかなかない列車であった。地元を通過して東京まで行ってどうするんだ? それなら明治神宮で初詣だとすぐに予定は決まってしまった。何とオソロシイ。 サンライズ瀬戸の寝台券を取得するため、乗車1か月前の12月2日に「10時打ち」をしてもらった。平日なので当然のごとくやむなく休暇を申請。なにぶん年始の乗車なので、発売開始直後、すぐに満席になってしまうからだ。希望のシングルツインは4室しかないのだ。 当日は妻と手分けして朝4時半に2駅へ。受付1番を取るためだが1駅目には既に1人先客が! しかたなく2番に甘んじる。先客は何に乗るんだろう。ムーンライトながらのような人気列車か? はたまたSLなどの観光列車か? まさか同じ列車? 先客が手にしていた指定券類申込用紙をのぞき見ると、なんと新幹線「のぞみ」。バカヤロウ! 何百席あると思ってるんだ! こちとら4室しかないんだぞ。「そんなもん11時でも取れるわ!順番代われ!」と言いたかったが、生憎小心者。そんなことも言いだせず、妻を残し2駅目へ。そこには先客2人。「チッ! こっちもかよ、バッカヤロー」と心の中で呟く。年末年始は手ごわい。非「鉄」でもこんな時間にやってくるのだ。で、1人目が手にしていた指定券類申込用紙をのぞき見ると、またしても新幹線「のぞみ」。もうね、俺が教えてやるよ、真に1か月前の10時に打ちださなければ取れない列車とは何かをさ。そこへ座れよ、オバサン!と言いたかったが生憎小心者。そんなことも言いだせず、仕方なく3番に甘んじる(2人目はムーンライトながらだった)。ここで順番交代を交渉できるほどの度胸と図々しさがほしいと思ったが、生憎どちらも持ち合わせていない。たとえ言いだしたとしても屈強なオバサンに「こっちは4時から来てるんですよ! なんなのあなた」と一喝され尻尾巻いて逃げるがオチだろう。 まー無理だよね、これ。とあきらめムードで迎えた午前10時。どちらも電話をもらうことにしていて、かかってきた電話に全然期待せずに出ると「お取りできました」。まさか…ということで、サンライズ瀬戸の寝台券確保に成功したのでした。 |
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サンライズ瀬戸 |
東京行の表示幕 |
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ということで、今日の宿はサンライズ瀬戸のシングルツインルーム。1人利用が基本だが、補助ベッド使用で2人でも利用できる部屋だ。左の写真で言えば、上段ベッドが補助ベッド扱いとなる。2人利用するとホント狭いんだが、実用本位の列車なのでこれで十分というところだろう。 サンライズ瀬戸は、高松駅を定刻に発車して一路東京へと向かう。瀬戸大橋の夜景を楽しむともう本州。児島でJR四国からJR西日本の乗務員に交代して岡山駅へ。このあと東京までの行程ではJR西日本→JR東海→JR東日本とつないでいく。 岡山駅では、出雲市からやってくるサンライズ出雲との連結作業がある。 ちょっと見に行こう! |
ギャラリー多すぎ。連結のため貫通扉が開くところだ。 |
2本の列車がつながった。14両で東京へ向かう。 |
サンライズ瀬戸とサンライズ出雲の連結作業が終わるとすぐに発車だ。それにしたってギャラリーが多すぎ。おっと、「自分もだろ!」というツッコミはなしだ。人間だれしも「自分は良い」「自分は別」で考えるものなのだ。 さ、個室に戻り着替えて寝ることとしよう。 |
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目が覚めると熱海駅。ここからJR東日本に入る。 |
フリースペース。夜は持ち込んだ弁当を食べるのに使う人が多い。 |
横浜あたりだろうか、空が明るくなり日の出が近くなった。旅行に出て4回目の日の出。サンライズから見るサンライズだ。 |
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写真には撮れなかったが、サンライズからサンライズを見られた。 |
日の出を眺め、車窓がだんだんと大都会になってくると横浜、そして終点の東京だ。 昼間(夕方)や朝の乗車時間がそこそこある北海道方面行寝台列車に乗り慣れてきた身からするとあっという間に終わってしまう感覚だが、それらとは列車の性格が異なり実用向きな列車なので仕方ないことだろう。 ついに唯一となってしまった定期寝台列車。いつまでも走り続けてほしい。 定刻の7時8分に東京駅に到着。東京からは山手線で原宿へ。明治神宮へ向かう。10年以上前に同じ時期に訪れて以来だ。 |
1月3日とはいえ、早朝の明治神宮はすいている。元旦の朝はそうもいかないのだろうが、以前に1月2日に訪れた時もすいていて、拍子抜けだった記憶がある。 これが10時になると大混雑だ。警官や駅員が増員され、原宿駅は臨時ホームが使われる。 平成29年の初詣だ。今年1年の無事を祈願していこう。願いたいことは山ほどあるが、まずは健康と平安であろう。 |
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地元への戻りは東京から名古屋まで高速バス。昼間には初めて乗る。途中、渋滞に捕まって名古屋到着が遅れたが、それも30分少々で済んだ。今日のうちに洗濯や片づけ物をしておかないといけない。なにせ翌日からは仕事がありやがる。予備日がないのだ。 |
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