初夏の乗鞍高原

 
 乗鞍高原へ行ってみることにしました。雪の壁が残る標高2600m付近と、レンゲツツジが見られる一の瀬園地を巡る。
 

 中央自動車道を飛ばして乗鞍高原へ。朝食をとるのと昼の弁当調達のため駒ケ岳SAに立ち寄ったが、意外と時間が過ぎてしまっていた。レストランの時計が遅れていたのだと思う。
 急ぐ。松本ICを出て山道に入ると遅い車に追いついてしまった。クラクションを鳴らし、脇へ寄らせて追い抜く。大人げないが仕方ない。乗鞍エコーラインを走る「春山バス」に乗り遅れるわけにはいかない。こちらも必死だ。

 大人げない走りが功を奏して、春山バスの発車時刻10分前に到着。間にあった。

 乗鞍エコーラインは一般車通行禁止。途中の大雪渓までだがバスで行くのだ(その先、畳平までは通行止)。
 

大雪渓。 スキーや登山客がいる。

乗鞍岳全景

 今回のバスの終点である大雪渓から、終点の畳平までは通行止。除雪作業中ということで歩行者といえども立入禁止であった。実際のところ除雪作業は終わっているようで、歩いて畳平へ向かう人もいた。
 

遠くの眺望はイマイチ。眼下にはエコーラインのつづら折りが見える。

向こうは畳平。

 さすが標高2600m。雪が普通に残っている。そして、少し歩いて雪の壁へ。
 

 雪の壁は高いところで4〜5mぐらいだろうか。6月半ばでこの雪の量にはおどろきである。

 そして、誰もいないことにも驚いた。バスは2台、ほぼ満席で登ってきたが、ほとんどの乗客はスキーか登山目的。雪の壁散策はごく少数なのだ。そのだれもいない乗鞍エコーラインを位ヶ原山荘まで下る。3kmの道のりだ。舗装された広い「遊歩道」。実に贅沢。車が来ないのでド真ん中を歩ける。
   

 途中で弁当を食べよう。乗鞍岳や大雪渓を見ながらコーヒーを沸かして食べる。相変わらず貸切状態。だれもいない。
 
 途中、桜のような花が咲いていた。ここではまだ春なのだ。

 だんだん標高を下げてきた。新緑のエリアへ突入。若葉がきれいだ。ゴールの位ヶ原山荘が見えてきた。もう大丈夫だろう。バスに乗り遅れると痛い。なにせ1日3往復。次は3時間近く後だ。


 

 位ヶ原山荘からバスに乗って、朝バスに飛び乗った乗鞍観光センター駐車場へ戻ってきた。

 帰るにはまだ早いし、レンゲツツジの名所を見てこよう。すぐ近くの一の瀬園地だ。
 

 遊歩道を少し歩く。途中の池が静かに出迎えてくれた。

 そしてレンゲツツジが点々と見えてきた。
 

 満開。見ごろを迎えている。
 
 そして…
 


 

乗鞍岳をバックに一面のレンゲツツジ。青空なれば…だが、午後からは逆光なのでこれはこれでよしだ。

 見事の一言に尽きました。
 

ツツジロードというべき区間

写真では見えなくなっっちゃったが、白い花が咲いていた。
 

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