白川郷のライトアップを見に行くことにしました。昼間は高山市を散策する日程とし、白川郷まではバスを予約。白川郷の混雑が不安でしたが、 何とか行ってくることができました。

 今回は 午前4時半に出発! 全区間列車で行きたかったが、無理なので美濃太田 までは車。40分ほどで着く。美濃加茂市内で朝食をとって、美濃太田6時16分発の普通列車の客となった。
 

下呂駅にて。上下3本の列車が並んだ。

宮峠の宮トンネルを抜けると高山はすぐそこ。雪景色だ。

 飛騨萩原あたりから積もった雪が見え始め、宮トンネルを抜けると雪景色が広がっていた。そして高山駅に到着〜。

 -3.5℃。 寒い! しかも、午前9時頃とあって駅前がガラガラ。こんなガラガラの高山駅 前は初めて。
 

建替えの決まった高山駅。この姿が見られるのもあと少し。

セントレア行バスの就航初日で、出発式の準備中。

 まずはトランブルーというパンの店へ向かう。TVでも紹介された人気のお店。何時間も前から列ができるとのことだが、冬季である 今は落ち着いているらしい。パンを買うのは単に人気だからというだけではなく、夕食の代わりにする目的もある。白川郷で混雑などの ため夕食にありつけなかったら食べるのだ。

 開店は9時半。開店時間前に行って整理券をとるのだが、なんと3番。やはり冬だからか落ち着いているようだ。
 

トランブルー

いちごのデニッシュ

 20分ほど待つと開店。上の写真のいちごのデニッシュを含め1人4種類購入。が、「お早めにお召し上がりください」と言われ、これを夕方まで 持っておくことはヤバいと判断。いちごのデニッシュのみ近くのコンビニのイートインコーナーで食べることとした。
 
 生地がさくっとしてておいしい! 
 
 いったん高山駅まで戻って、パンをコインロッカーに預けて観光に出発! コインロッカーは寒そうな場所をチョイス。冷蔵庫がわりになればとの選択。

 では、高山陣屋へ。
 

高山陣屋の門。冬らしく雪つりも見られる。

雪だるまの殿と姫?

 高山陣屋は28年ぶりだ。妻は初めてという。以前来た時は夏だったから雪景色ではないし、28年も経過してるので初めてに等しいくらいだ。
 

座敷。客を接待した部屋。

大広間。会議や講釈などに使われた。一番奥に代官が座る。

 ここで行政や警察業務が行われていたと思いをはせるのも面白い。撮影禁止で写真はないが、土蔵内の展示品にも見いってしまった。
 
 1時間ほどたっていた。そろそろ昼。
 混雑する前に入店しよう。飛騨に来たからには、飛騨牛だ! 「味の与平」という店へ。
 
 一番お値うちな、飛騨牛すき焼き御膳(1,980円)にしようと決めてきたけど……メニューの写真見て気が変わった。飛騨牛御膳(2,480円) にしよう!
 

飛騨牛御膳

酒蔵がやってる店なので、お酒のこんな頼み方も。

 舩坂酒造店という酒蔵がやってる店なので、醸造したての日本酒も注文できる。少しずつ利き酒のように何種類かを少しずつセットで注文することも可。

 さっそく肉を焼いて一切れを口に…

      お い し す ぎ !

 とろけそう ってこういうことかぁ!

 妻「さすがA5(ランク)ね!」
 僕「えーご。English!
 妻「……。」

 アルコールも入り、言ってることがおかしい。

 お酒のほうは深山菊という銘柄で、生酒、無濾過、大吟醸などの違いを比べてみた。今日、車を運転するのは12時間以上先だ。この量なら安心して飲める!  車は不便だと愚痴らずに済むのも精神衛生上イイ。

 妻「これが一番だわ」
 僕「をい!大吟醸って、この中で一番高いやないか! やっぱり贅沢な人間だ。いつも高いヤツ選びやがって」
 妻「ちゃんと味が分かるということよ」
 僕「……。」
 
 飛騨牛も日本酒も楽しんで店を後にした。
 

舩坂酒造店入口

上三之町の古い町なみ

 上三之町の古い町なみを散策して、高山駅へ。ここからバスで飛騨の里へ行ってみることにした。
 

飛騨の里入口。市街地とそれほど離れていないが雪が多い。

手前は雪原ではなく凍った池。

 飛騨の里には飛騨地方の古い民家が移築されていて、昔の暮らしを垣間見ることができる。

 旧前田家へ行ってみると、時期限定のイベントとして囲炉裏でお餅を焼いてくださるとのこと。
 

旧前田家

やわらかくておいしい餅でした。

 係の女性が餅を焼いてくれる。囲炉裏を囲んで談笑だ。今年は寒さは厳しいが雪は少ないとのこと。たしかに、以前冬に高山を訪れた時と思うと少ない。
 囲炉裏を囲んで暖かい。ついついゆっくりしてしまった。 
 

 バスで高山駅へ戻り、少し町並み散策したら白川郷行バスの出発時間が近づいてきた。路線バスではなく、白川郷ライトアップ見学バスという予約制の バスを利用する。
 このバスの予約時に、混雑と食事の困難さをしきりに説明された。それもあって、トランブルーのパンを買っておいたのだ。つなぎにバス内で 1つ食べる。約50分の乗車で白川郷到着。
 

であい橋から撮影。日没を過ぎて薄暗くなってきていた。

ライトアップが始まった!

 滞在時間は2時間。白川郷を見わたせる展望台を目指そう! 途中、食事ができそうな店も発見。まだ混雑していない。用心しすぎるとこんなもん。
 
 展望台へ通じる道に来たが、

 基本的に混雑している

 下りる人も登る人も切れ目なく連なってる。展望台は撮影やら何やらで詰まってるだろうなぁ。30分待ちとか書いてあったしなぁ。

 ほぼ坂を登りきったあたりでも十分見えることが分かり、そこから眺めることにした。
 

ほのかに照らされた合掌造が点在。ここも雪が少なめ。


ちなみに昼間はこういう眺め。これは2年前の撮影だが、この日のほうが雪は多かった。

 展望台のある山から下山。近くからも見てみよう。
 

暗闇に浮かぶ合掌造り

手前の池で水鏡も狙ったが失敗

雪のキャンドルが並ぶ

合掌造りの雪像

 最後に持ってきたパンを食べて2時間は終了〜! 展望台へ向かう時にコーヒー店を見つけていたので、そこでコーヒーとともに食べたかったけど、 展望台から戻ってきたら

 閉 店  orz    何時に閉めるかちゃんと書いといてよ…

 なかなか完璧は難しい。最後の最後で落とし穴だったが、白川郷のライトアップも堪能できた。

 バスで高山駅へ戻り、美濃太田行最終列車で美濃太田へ。
  

ツートンカラーのキハ40が来ていた。

下呂からは貸切! だーーーーれも乗ってない!

 早朝から出かけ、帰ったら午前様。強行ながら楽しめた1日だった。


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