2日目
  宿 → 北八ヶ岳ロープウェー → 坪庭周辺(ス ノーシュートレッキング) → 北八ヶ岳ロープウェー → 千乃壺 → 上諏訪駅 ⇒(普通)⇒ 松本(夕食) ⇒(普通)⇒ 中津川 ⇒(普通)⇒  最寄駅 
 

 朝から快晴だ。風も弱まる予報。絶好のスノートレッキング日和!
 

昨日は見えなかった八ヶ岳

富士山もホテル敷地内から見えた。

 朝食を終えてピタラス蓼科スノーリゾートへ向かう。9時の始発ロープウェーに乗りたかったが出遅れてしまった。車にはうっすら雪。昨日の星空観賞会 の後に降ったようだ。
 

 ピタラス蓼科スノーリゾートでスノーシューをレンタルし、北八ヶ岳ロープウェーに乗る。9時20分のにタッチの差で乗れず、9時30分の便に乗って 坪庭へ。
 
   視 界 良 好 
 

北八ヶ岳ロープウェーからの展望。左から木曽駒、御嶽、乗鞍と連なっている。

 7分ほどで標高2237mの坪庭に到着。昨日の車山が眼下に見えていた。昨日より標高はあるが昨日よりはるかに風が弱い!
 

 それではスノーシューを履いて散策開始! まずは坪庭を巡ろう。ちょっとした坂を登れば平坦な場所が広がる。木がぽつんぽつんとある場所だ。
 空の青さ、広がる白い平原。気分が高揚してくる。

  スノーシューでスキップだ! 
 ランラ、ランラ、ラン♪ ひゃっほう!
 

 やべぇ、精神年齢が低下している。イカンイカン。
 

道標になる竹の杭があって分かりやすい。

その竹の杭に樹氷。前日の強風と低温を物語る。

坪庭と点在する木々と遠くの山々と

枝もぼろぼろになりながら冬を耐える。そんなふうにも見えた。

 そういえば、夏に来た時、坪庭を歩いて最後に急な坂か階段を下りた記憶があったぞ。この積雪だが大丈夫か!?  坪庭は一方通行だし…

 待っていたのは急斜面。
 スノーシューはいったん外して、誰かの足跡を利用して斜面をそろそろと下りることとなった。
 

こんな斜面をそろそろと下りてきた。

坪庭を出て今度は谷間を進む

 では、雨池峠方面へ進んでみよう。ちょうど谷間を進む格好になって、風が全くなくなった。中に着ていた服を1枚脱いでリュックへ放り込む。 10分ほど歩いて縞枯山荘に到達。風景に溶け込んだ建物だ。
 

縞枯山荘

雨池峠に向かって緩やかに登る。

 縞枯山荘の前を通り、雨池峠へ向かう。右上の写真のような開けた場所が終わり、木々の間を歩くようになると雨池峠。

 峠ということは今度は下りはじめる。木々に囲まれて見晴らしは悪いが、少し歩くと視界が開けた場所があった。ここで、持ってきたお湯でコーヒーを 作って飲もう! サーモスの水筒をカラの状態で家から持ってきて、ホテルのポットで沸かした湯を入れてここまで持ってきたのだ。
 

浅間山が見えていた。その手前に広がるのは佐久平。

 いやぁ、ぜいたく。行動食に持ってきた菓子も食べよう。

 で、この先、雨池まで行くつもりだったが、坂がどんどん急になるのと時間の都合とでヤメとした。良い景色も見られたし、ここで引き返しても 不完全燃焼感はない。雨池はまた今度の目標にとっておこう。
 
 ロープウェーの駅まで戻り、構内のレストランで昼食。午後からは別の山へ行ってみる予定にしていたが、このままここに留まって、午前中とは別の コースを巡ることにした。このコース初心者コースの位置づけになっているし、時間的にもちょうどよさそうだ。
 

八ヶ岳

このコースは赤い目印が設置してあり分かりやすい

 地図ももらったが、初心者向けコースとあってか目立つ赤い目印が設置してあって分かりやすい。木々の間を抜けるとすぐに開けた場所に出た。
 

木々が白い。樹氷が付着している。日に当たってきれい。

看板が…

 右上の写真の場所からは斜面を登る形になる。見晴らしも良くなる。
 

 絶景。緩やかな斜面。穏やかな天気(気温は氷点下だが)。周囲には誰もいないという状況。景色を眺め、写真を撮って歩いているだけなのもなんだなぁ。

 そうだ  横に、なろう。 
 
 少しルートをそれて、横になってみた。これが意外と気持ちいい。ここの斜面の雪は少々硬めで、体が沈まないのもいい。
 

雪原で、でーーーーーーーん

見上げれば木の枝にきれいな「エビのしっぽ」

 このまま目を閉じて……zzzzzz
 危ないよ!!! 寝たらおしまいだよ!  いや、そんな、遭難したわけでもあるまいに……。

 「ちょっと、すいません。縞枯山へ行くには この道かね?」

 飛び起きた。びっくりするやないか! 道に迷ったおじさんが声をかけてきたのだった。地図を見せて教えてあげたのだが、ここ(初級コース)で 迷っているような人が、山へ登っていこうだなんて大丈夫なんだろうか。地図も持ってないようだったし…。 
 
 では、残りのコースを進もう。
 

午前中に歩いた坪庭が見晴らせる

コース終盤は森の中

 午前中に歩いた坪庭を横に眺め、森の中へ入っていくとコースも終盤。斜面を一気に下って縞枯山荘の近くに出れば、昼前にも通った谷間の道を戻るのみ。
 

ロープウェー乗り場(麓の駅)にあったコースマップ。

こんなふうに歩いたと書き込んでみた。
 
 いやー、よく歩いた、楽しんだ。そろそろ下山だ。北八ヶ岳ロープウェーからの展望を楽しみながら下山しよう。
 

 スノーシューを返却し、ビーナスライン沿いにある「千乃壺」というカフェハウスへ。以前も訪れたことがある店なのだが、

強烈にうまい。クリームは生クリームか豆乳クリームを選べる。
目当てはタルトタタン。 今回で3回目だ。
 ここの タルトタタンは強烈にうまい。タルトタタン自体が甘酸っぱくておいしいものなんだけど、ここのは特においしいと思えるのだ。

  疲れた体にしみる〜〜〜

 上諏訪駅へ戻ってレンタカーを返却。普通列車で松本へ向かう。夕食が目的なのだが、今度は松本駅前にある榑木野(くれきの) 駅舎店へ。
 とうじそばが目的だ。とうじそばは、打ち立てのそばを、竹で編んだ「とうじかご」に入れ、さっと湯がいて、別の器に移し替
えて、そこへ鍋の煮汁と具をかけて食べるも の。冬季限定のそばである。
 煮汁にはたくさんの具が入っていて、出汁がきいており大変おいしい。

 さ、帰りの電車の時間。松本発中津川行に乗り、帰路についた。今回も体が暑い。氷点下に長いこといたからだろう。長時間停車の木曽福島、 上松の2駅でクー ルダウンだ。
 
 スノーシュートレッキングずくしで、充実の2日間はこれにて終了。いいリフレッシュになった。3連休なのでもう1日休みがあるが、 それが終わればまたクソ忙しい年度末の業務が待って

とうじそば
いる。
 昨日、車山山頂で発散すべく叫んできたが、ホント  めんどくせぇ。
 
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