イチヤクソウ科の腐生植物。山地の湿り気のある腐植土の上に生える。地上に出ている部分は白く、筒の
部分にひれがついたキセルを立てたような感じ。薄暗い場所に生え、その形状からユウレイグサの異名もある。
写真は、２００６年５月１０日、岐阜県可児市の薬王寺裏山散策路脇で写す。図鑑によると、高さは、最大
２０センチほどになるようだが、ここの個体は、全般的に小さく、数センチから大きいのでも１０数センチど
まりであった。
図鑑には載っているが、実物を見たのは、この日が初めて。そう簡単に見られるものではないと思うが、
ここでは、数箇所に分かれ、かなりの数が見られた。（２００６年５月１８日作成）