草かんむりに秋。万葉の時代から歌に詠われ、日本の秋を代表する花である。秋の七草の筆頭に
挙げられている。マメ科ハギ属の落葉低木、多年草の総称だが、一般にハギと言えばヤマハギを指す。
ヤマハギは山野に自生する落葉低木。しかし、多年草のハギもあり、種類が多く、同定は難しい。
植物学者の本田正次博士も著書で、ヤマハギとエゾヤマハギの区別をするのは専門家でも難しい、と書いて
いる。写真は2002年9月5日、愛知県春日井市の内津川堤防で写す。アメリカ原産の多年草である
アレチヌスビトハギと思われる。都市近郊の道端では外来種が幅を利かせている。(2002年9月9日作成)