夏の花木・草花

ヘクソカズラ

 アカネ科の多年生つる草で、左巻きに物に巻きついて這い上がる。林の端や藪などに生えるが、道端や空き地など、 いたるところで見られる。

 名前に似ず、かわいい、きれいな花を付ける。花は直径1センチ程度で、灰色がかった白色。 内部中央が紫紅色。花冠はロート状で、先端部分はちじれ、浅く5つに分かれる。全体に細かい毛が生えている。

 悪臭があるので、その名が付いたようだが、私は鼻が悪いのかもしれないが、それほどひどい臭いは 感じない。

 花の内部が、お灸の跡の形や色に似ていることからヤイトバナの 別名がある。また、サオトメバナ、オトメカズラの佳名もあるが、ほとんど使われない。写真は2002年 7月14日、家の庭で写す。11日に咲き始めたのを確認した。秋から冬にかけて褐色で、 つやのある小さなをつける。


©2002−2003 Yuusuke Niinomi

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