シソ科の越年草。草地や畑のあぜなどに生える。
対生する葉が仏像の台座のように見えるので、その名がある。
七草粥に入れるホトケノザは、キク科の
コオニタビラコで、このホトケノザとは異なる。
立ち上がった花を、ある図鑑は餌をもらう雛鳥が口を大きく開けているよう、と表現する。ウサギの
ようにも見える花は、愛嬌がある。
赤紫色の濃い、つぼみのように見えるところは、花を開かないで受粉する
閉鎖花である。写真は、2002年5月22日、名古屋市守山区志段味の東谷山フルーツパークで写した。
私は、まだ見ていないが、白花があるようだ。2002年4月13日付け中日新聞県内総合版に、写真入りで
紹介されている。愛知県豊橋市の64歳になる男性が、真っ白ではなく淡いピンクを残しているが、野草仲間からの
連絡で2年ほど前から探していて見つけた、という。