春の花木・草花

イボタノキ

 山野によく見られるモクセイ科の落葉低木。葉は、楕円形で、向かい合って付く。小枝の先 に小さな白い花が、かたまって咲く。丸い紫黒色の小さな実がなる。

 イボタカイガラムシ(イボタロウムシ)が樹皮に寄生する。オスは体表に蝋を分泌する。秋に羽化後、 樹皮にできたこの蝋を集めたものが、イボタ蝋。蝋燭、家具の艶出しなどに使われたほか、止血など薬用にも。

 写真のイボタノキは、 2002年5月11日に愛知県春日井市の「みろくの森」で写した。


©2002 Yuusuke Niinomi

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