夏の花木・草花

ジャノヒゲ

 ユリ科の多年草。山地の林に生える。別名はリュウノヒゲ。花は長さ5ミリほどで、白か、やや紫がかる。 花茎に10個前後下向きに付く。観賞用として、庭園によく植えられる。種子 は丸く、つやのある鮮やかなコバルトブルーに熟す。

 学名はオフィオポゴン・ヤポニクス(日本の)で、万葉の時代から「ヤマスゲ」の名で知られる。 根の乾燥品は「麦門冬(ばくもんどう)」の漢名で薬用。『古典の植物をさぐる』(細見末雄)は、 ジョウガ(ノ)ヒゲがジャノヒゲに転じた。ジョウガヒゲとは「尉が鬚」で、尉は翁のことであろう、とする。 写真は、2003年6月25日に岐阜市の畜産センター外周道路で写す。(2003年7月2日作成)


©2002−2003 Yuusuke Niinomi

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