岐阜県加子母村小郷の大杉地蔵閣境内にある。大正13(1924)年に国の天然記念物に
指定された。全国的にも屈指といわれ、幹の太さは圧巻である。これだけの杉を見たのは初めて。
一見の価値がある。
町の掲示板によると、推定樹齢は千数百年。昭和の初め、上部から落ちた枝の年輪が
800年余まで数えることができた。また、幹の上部は、4平方メートルほどが平面状となっていて、
樹皮で覆われている、という。
平成元年3月29日の実測値は、根回り20メートル、目通り13メートル、樹高30.8メートル。写真は、
2004年4月15日に訪れて写す。脇にあるソメイヨシノの古木も満開だった。境内に公民館があり、
狂犬病の予防注射が行われていた。