ケシ科キケマン属の越年草。日陰のやや湿ったところに生える。華まんは仏堂の欄間などに掛ける装飾品。金銅製が多い。花穂を華まんに見立てて名づけられた、という。
葉は深く切れ込んでいて、ボタンの葉に似ている。
写真のムラサキケマンは愛知県足助町の香嵐渓で、2002年3月28日に写す。巴川右岸の山地で見つけた。数十株群生していたものの一株。
写真を写しているとき、通りがかった人に名前を尋ねられたが、分からず。家に帰って図鑑で調べた。
その後、4月に入って瀬戸市の山間の草むらでも数株生えているのを見つけた。
山地に生えるミヤマキケマンは、花の色が黄色だが、そのほかは、
よく似ている。
(2003年12月8日改、2004年5月9日追記)