ミソハギ科の多年草。水田わきなど水辺に生え、群落をつくる。茎は断面が四角で直立し、毛はほとんどない。
葉は、茎を抱かずに向かい合って付き、柄がなく、先が細く尖る。
花は葉のわきに2,3個ずつ付く。
6弁花で赤紫、径は7、8ミリ。おしべは12本、花柱が1本ある。花が、茎の下から上に向かって
順番に咲いていくので、花期は長い。
図鑑には、おしべと花柱の長さによって、3形式の花が別の株に付き、異株異花受粉に都合のいい仕組みに
なっていることで有名、とあるが、観察不足で確認していない。
盆の供え花として使われ、供え物に水をかける風習があることから、禊に使われるハギ、ミソギハギが縮まって
ミソハギになった、といわれる。写真は8月31日、愛知県春日井市下市場町の水田で写す。
■花の拡大(2003年8月31日作成)