見どころ                

国重文の多宝塔

 いつ訪れても見ることが出来る点でも、密蔵院の目玉の一つである。室町時代(1338*1573年)初期の建立といわれ、高さが16.5メートル。屋根の軒の反りや勾配が急なのが特徴の一つで、その優美な姿を賞賛する人が多い。勾欄の逆さ蓮華などに禅宗様式が見られる。

 2002年2月から7月にかけて、杮葺きの屋根が葺き替えられた。工費は約3000万円で、7割が国庫負担。前回の葺き替えは1978年で、ほぼ30年ごとに行われる、という。写真は、修復を祝う落慶法要と新住職就任を祝う晋山式が行われた2002年11月9日に写す。 


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