スイカズラ科の落葉低木。日当たりのいい山地に生える。枝は無毛で、葉は向かい合って付き、縁に
荒いギザギザがある。上面に、ほとんど毛がなく、下面側脈のわきに淡褐色の毛がたまる。葉柄は1〜
1.5センチで、赤紫色を帯び、長い伏毛がある。
葉のある短枝の先に、白い5弁の径5ミリほどの小さな花を、たくさん付ける。深山(みやま)の名が
ついているが、『樹の花1』によると、浅山にもまま見かける、という。写真は、2003年4月19日に
愛知県春日井市東部丘陵の「築水の森」で写す。周辺ではガマズミではなく、ミヤマガマズミが普通に見られる。
(2003年4月28日作成、2004年4月19日改訂)