樹木                        猷々自的

豊川稲荷のナギ

 愛知県豊川市の通称豊川稲荷にある。総門を入った右手にある。マキ科の常緑高木。葉は卵形を していて葉脈が並行なのが特徴。ちょうど、が咲いていた。 雌雄異株。図鑑で見ると、雄花のようである。

 『植物和名の語源』(深津正著)によると、平安時代、熊野地方でナギの木に対する信仰が始まり、各地の 権現神社に神木として植えられるようになった、という。この木も豊川稲荷の神木として植えられたのであろう。

 樹齢、樹高は分からない。しかし、かなりの巨木で、高さは20メートルはありそう。写真は、2004年5月 22日に訪れ写す。この日は土曜日で、小雨がぱらつくあいにくの天気。参拝者は三々五々といった感じだった。


©2002−2004 Yuusuke Niinomi

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