春の花木・草花

ナワシロイチゴ

 バラ科のつる性小低木。あぜ道、道端、いたる所で見られる。全体に、かぎ型のとげが生えている。

 花は、桃色で五弁に分かれ、上向きに開く。一見、実のような感じで、花らしくない。 特徴的な花なので、すぐ分かる。

 図鑑によると、タウエイチゴ、ウシイチゴの異名もある。田植えのころ、苗代作りのころに花が咲くのが名前の起こり、 と思われる。果実は真っ赤で、食べられる。

 写真は2002年5月9日、愛知県刈谷市井ヶ谷町の農道で写す。その後、同県春日井市の東部丘陵、内津川堤防でも 見かけた。


©2002 Yuusuke Niinomi

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