マメ科の落葉高木。明るい林や川原に生える。おしべは長さ3、4センチで糸のように細く、ピンク色。
たくさん集まって扇状に伸び、下の方が白くぼかしになっている。
5つに分かれた花弁は小さく、目立たない。夕暮れ時に開花し、それにあわせて葉が閉じる。
夜、眠ることから、その名がついたという。古くは「ねぶ」と言い、万葉集にも出てくる。
樹皮にタンニンを含み、漢方で打撲の外用、咳止めなどに使われる、という。本田正次著
「花ものがたり」には、サルが花を好んで食べる、とある。ほんまかいな。
写真は2002年6月28日、愛知県春日井市の内津川流域で写す。河川敷に咲いていたが、周辺に1本しか
なく自生か、植えたものかは、よく分からない。