キク科の2年草。道端や荒地に生える雑草の類。暖地では年中花を咲かせるようだ。最盛期は春で、
秋に咲くアキノノゲシに対し、ハルノノゲシの名で掲載している図鑑もある。
オニノゲシと異なり、葉にとげがないので、触ってもそれほど痛くない。花柄にしばしば剛毛がつく。
茎葉の基部が尖る。これに対しオニノゲシは丸くなる。
葉がケシに似ていることから名づけられた。ヨーロッパから中国経由で有史以前に伝わった、
と考えられが、オニノゲシは明治時代に渡来した点で異なる。
写真は愛知県春日井市の内津川右岸堤防下道路のコンクリートブロックの隙間に生えていた。
春が早かったからか、近くにノゲシは見つからなかった。
(2003年3月19日作成)