愛知県鳳来町能登瀬の国道151号線沿いにある。長野県方面に向かって道路左側に
そびえる。2003年2月6日、同町名号のセツブンソウ自生地を訪れた帰りに写す。
案内板によると、天永3(1112)年に野戸瀬村民の善次という人が、伊豆国三島からイチョウの種を
持ち帰り、諏訪大明神社境内にまき、生長した後、現在地に移植した。
目通り7メートルの巨樹。「能登瀬の大銀杏」として遠近に知られる。江戸時代後期、落雷で損傷したが、
諏訪神社の御神木として崇敬されている。
樹下に庚申塔、巡礼供養塔、御宝前灯篭などが立ち、信仰の聖地ともなっている、という。播種年代が
正しいとすれば樹齢は900年近い。