中国原産の落葉低木。『本草綱目啓蒙』によると、江戸時代初期の後水尾天皇(1611〜29年)に
朝鮮を経て渡来。当時は唐梅と呼ばれていた、という。
松田修「花の文化史」は、ロウバイの花が蝋細工のようだという説と、蝋月(陰暦12月)ごろ
から咲き始めるからという2説を挙げている。本州から南部で、広く植栽される。
写真は2002年12月1日、家の庭のロウバイに花が咲いたので写した。中心部が暗紫色の黄色い花弁は、
見るからに蝋細工のようだ。この年は葉が落ちるのが遅かった。
(2003年1月11日作成)
2003年は、2004年正月過ぎまで葉が残り、雪のため枝が折れる被害が出た。開花は、2002年よりは
遅かったと思うが、12月中に葉が付きながら咲いたと記憶している。
2004年は、暖冬で、寒暖の差が激しく、開花は遅れた。剪定を11月に行ったせいかもしれないが、
2005年1月27日に開花をやっと確認した。(2005年1月28日追加)
2005年は、12月に半世紀ぶりの大雪に見舞われた。2006年1月に入ってからも寒暖の差が激しく、
17日に一部開花しているのを確認した。18日に近くの東谷山フルーツパーク(名古屋市守山区)を訪れたが、
ロウバイは開花していなかった。(2006年1月21日作成)
2006年は、12月28日に、前日の風のためか、一気に生い茂っていた葉が8割方落ちた。この日、
相当数の開花も確認した。同日フルーツパークを訪れたが、開花はほんの一、二輪であった。1月に入ると、
9日に雪が降ったあとは、つぼみのまま開花せずに花期を終えた。
2007年は12月24日、葉が落ちかけたので剪定を少ししようと思って、一、二輪咲いているのに気が
ついた。