春の花木・草花

ムラサキサギゴケ

2003年の花

 ゴマノハグサ科の多年草。あぜや溝脇の道路端、草むらなど湿気のあるところに群生する。根元から横に這う枝を出して繁殖する。 花冠は淡紫、淡紫紅色で、上下2唇に別れる。下唇の上面に2個のふくらみがあリ、ここに 黄褐色の斑紋がある。

 日が当たらないと、一般的には花冠を閉じる。白い花もあり、花の形が鷺のようで、コケ類に似ているので、 その名がついたと思われる。写真のムラサキサギゴケは2002年5月11日、愛知県春日井市内で写す。

 同じような形をした花に、トキワハゼがある。トキワハゼの方が小さく、花の色も薄い。トキワハゼは 乾燥地にも生え、花期も長く、冬場を除いて開花している。(2003年12月8日改) 


©2002−2003 Yuusuke Niinomi

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