暖地の山林に生えるツバキ科の常緑小高木。サカキは栄樹の意味で、年中葉が青く茂ってるので名づけられた。
榊という国字(日本で作られた字)があるように神が宿る木とされ、玉ぐしに使われるところから神社境内に、
よく植えられる。
花は白く、葉の脇から1〜3個下向きに咲く。花弁は5枚で、先がとがり気味。枝の先端に付く葉の根元に出る
細長い頂芽が鎌のように曲がっているのが特徴。葉は互い違いに付いて、厚くてつやがある。昔は神域
に植えられた常緑樹を一般的に「さかき」と言った。
写真は、愛知県春日井市内の神社で、2002年6月10日に写す。この神社には5、6本のサカキが
植えられていた。