夏の花木・草花

サルスベリ

 ミソハギ科の落葉高木。サルも滑り落ちそうなツルツルの木肌から、その名がある。高いのは7メートル ほどになる、という。中国南部の原産で、日本には江戸期の元禄時代以前に渡来したといわれる。

 庭園や公園に植えられる。ことに神社、お寺の境内に多い。最近は街路樹にも使われる。濃いピンク、紫がかったピンク、あるいは白の花が 集まって釣鐘状あるいは円錐状の花序となる。花弁は6枚で、縮緬のようにちじれている。好みもあるが、 花の色は、白よりピンク系が映える。

   漢字で書くと百日紅。花が百日間咲くことから名づけられたという。確かに花期は長い。 100日を超えるかどうか。庭のサルスベリで観察したい。ことしの開花は、7月5日。写真は2002年 7月25日に写す。10月18日まで数個の花が咲いていた。21日に気付いたら、すべての花がなくなっていた。 ということは、完全な形ではないが、名前の通り、百日間咲く。(2002年10月24日改定)

 2003年は、ここ10年ほどの間では異常気象の部類に入る気候だったためか、開花時期は記録しなかったが、 昨年よりは相当遅れ、花の付きも悪かった。11月5日まで数個の花が持ちこたえた。

 2004年も咲き始めは、かなり遅れた。8月も半ば過ぎではなかったかと思う。昨年とよく似た感じで、花の 付き方は、よくなかった。11月11日まで一枝に一房の花が残った。(2004年11月11日更新)

 わが家の百日紅の開花は遅い。2005年は7月半ばに一枝に花を付けた。9月に入ると、花の付きは かなり悪くなる。10月に入って盛り返したが、10月19日には一房確認できただけ。

 2006年は、寒暖の差が激しく、7月に入っても気温の低い日が続いた。20日に開花したが、花の付きが 悪く、みすぼらしい。その後はよく付いた。10月半ば過ぎからまばらになり、10月30日に一輪だ け残った花も、31日には枯れた。

 2007年は、梅雨明けが遅れた。暑いが、夜は比較的涼しく、7月はすごしやすい夏。ことしの開花は 7月27日に確認した。剪定が5月と遅かった影響もあるかもしれない。9月に入ってから、よく咲き、花 付きは大変よかった。11月1日まで数個の花が残った。12日に数個咲き続けた花も終わった。  2008年は、咲き始めはきちんと把握していないが、例年に比べ遅かったように思う。10月29日 には、最期の一房がほぼ終わり。花期も例年に比べ短かったように思う。

 2009年は、腰痛手術のため入院中に、妻から「百日紅が咲いた」との報告があった。 7月10にちごろだったかと思う。ことしは六月は空梅雨。7月に入ってから雨が降る日が 多くなった。

 2010年は7月14日に気がついたら10房が花をつけていた。局地的豪雨が各地で発生。 15日は、多治見で豪雨。中央線が長時間にわたって運休。17日に梅雨明け宣言。10月28日 全ての花が終わった。

 2011年は、台風6号が接近する中、7月19日に一房咲いているのを確認する。

2016年は、台風の発生が遅かったが、8月に入ってた手続きに発生する。咲始めは記録しなかった が、お盆の8月15日に満開となった。しかも、たくさん花をつけた。我が家では、咲始めは花が少なか ったが、記録をつけ始めてから最も多く咲いたように思える。


©2002−2016 Yuusuke Niinomi

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