リンドウ科の2年草。日当たりのいい山野に生える。葉は向かい合って付き、細長い。花冠は茎が
1.5センチほどで白く、普通、深く5つに裂ける。裂片には紫色の縦筋がある。花が紫色のを紫センブリという。和名は一説に千度振り
出しても苦味があるためという。
『草木名彙辞典』などによると、花は食用。茎根を乾燥させたのを“当薬”といい、煎じて健胃剤、
洗眼液など。写真は2003年10月18日、愛知県春日井市の東部丘陵「築水の森」で写す。散策道路端に
咲いていた。この日は1株見ただけ。(2002年10月19日作成)