春の花木・草花

シデコブシ

■自生のシデコブシ

 別名をヒメコブシといい、モクレン科の落葉低木。ある本によると、長野、岐阜、愛知、兵庫などの湿地に 自生する。庭にも植えられる。花びらは白でピンクを帯びる。コブシに比べ細長く、12〜18枚ある。

 写真のは、庭木として植えられたシデコブシ。2002年4月14日に岐阜県宮村で写す。「しで」とは垂れ 下がるという意味で、写真を見ても花びらが垂れ下がっている。

 山間部の宮村でも時期的に遅く、写真のシデコブシは、花期としては終わりに近い。花びらの先が枯れ始めてい る。

 庭木として植えられているシデコブシは、よく見かけるが、自生のシデコブシを、私は残念ながらまだ見たことが ない。庭木のは、なぜかピンクが目立つ。■果実


©2002 Yuusuke Niinomi

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