春の花木・草花

シハイスミレ

 山野の明るい林縁などに生える。花は紅紫色で、個体により濃淡がある。距(きょ)が比較的長い。 葉は少なく2、3枚。葉の裏が紫色を帯びるところから“紫背(しはい)”という。野草図鑑(保育社)は、ほぼ 近畿を境に北では、シハイスミレの形が変わってくる。そして、葉の幅の狭い マキノスミレは、シハイスミレの変種と扱う人が多い、とする。

 写真は2004年3月26日、愛知県春日井市の東部丘陵地にある「築水の森」で写す。枯れ葉の間から、 あちこちで顔を出していた。一帯には、葉の幅の狭いマキノスミレとおぼしき個体も見られた。この時期、 一帯に他のスミレは見られなかった。3月下旬には咲くので、スミレの仲間では、開花は早い。(2004年3月27日作成)


©2002−2004 Yuusuke Niinomi

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