夏の花木・草花

タカサゴユリ

 台湾原産の多年草。園芸用に輸入したのが野生化したといわれる。テッポウユリに比べて葉が細く、 幅は1センチに満たない。花に匂いがない。私の鼻には感じない。 開花時期がテッポウユリより遅い。ここらが同定の基準になりそうだ。

 おしべの花粉は一般には、赤茶色だが、テッポウユリのように黄色い固体もある。一般には花被片の外側に 紫色の筋とぼかしがあるが、その濃さもいろいろ。筋だけの固体や、筋もぼかしも全くないのもある。

 写真は2002年8月14日、愛知県春日井市東部丘陵の道路わき土手で写す。私が観察した範囲では 春日井市東部丘陵、名古屋市守山区志段味、瀬戸市の東部では、あちこちに咲いて群落を形成している。 繁殖力は強そうだ。(2002年8月22日作成) ■花被片の白い個体


©2002 Yuusuke Niinomi

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