面白い格好をした、愛嬌のある花である。野山の川や沢の周辺、山ろくの水辺など湿気のあるところに
群生する1年草。花は紅紫色で、花柄に吊る下がって付き、距が後ろに突き出て渦巻状に丸まる。
2002年9月4日、岐阜県荘川村野々俣の沢沿いで初めて見つけ、写す。大群落というほどではないが、
数株から数十株が、長さ3センチほどの花を咲かせていた。造詣の妙を思わす花だが、ぱっと見は美しい
感じがせず、初めて見た割には感動が少なかった。(2002年9月4日作成)
2003年9月4日、偶然同じ日に同じ場所を訪れた。ツリフネソウが、いたる所で小群落を作っていた。
同じような場所に生える黄色のキツリフネを探したが、一株も見つからなかった。時期が遅かったのであろうか。
来年は、もう少し早く訪れようと考えている。(2003年9月5日追加)