ユリ科の多年草。人里近くの日当たりのいい草地や土手に生える。葉は細長く、根元に集まって付く。
花茎は80センチを超え、頂上付近で枝分かれし、多くの花を付ける。
花は、赤みがかっただいだい色で、
八重咲きになるのが特徴。1個の花は朝、開花して夕方にはしぼむ。ワスレナグサとも言う。
古くに中国から伝来したといわれる。若芽やつぼみは食用になる。
ゆでて和え物にするか、てんぷらにするようだ。「酢味噌和えがうまい」と、本田正次博士は著書で述べている。
写真は2002年7月5日、愛知県春日井市の内津川右岸堤防の土手で写す。