かつて「企画コーナー」で使ってたもの。
その名も「ブラディドールを愛でるの巻」。
しかしこれ以外企画物は出なかった・・・・。

「Bloody Doll」(北方謙三著・角川文庫・全10巻)の、とっても魅力的な登場人物たちを紹介しようかと思います!
激しく偏見混ざってるので、「ふざけんなゴルァ!」とか思う人は見ないでくださいね☆

↓この本は挿絵がないので、私なりに、第一印象を絵にしてみました。



・・・・いやーほんと私ムチャクチャしてますね。
では、一人一人私の独断と偏見で紹介をば!
ちなみに、ちゃんとした人物紹介は、切り抜いたイラストをクリックすれば見れます。

川中良一

本編の主人公。のようなもの。手の付けられない腕白坊主。
キドニーおじいちゃんを助けるために、手下を連れて奮闘中!
命知らずの無鉄砲だけど、そこが魅力的な様子。
だけど女を愛せない・・・。不器用な園児です。
秋山君とは妙にウマが合って、二人でN市(物語の舞台)のガキ大将はってます。(?)
少年のような雰囲気をもちながら、シェイクした
ドライマティニィが好物というおませさんで、
ついでにいっつも藤木先生を困らせるこまったさんです☆
宇野雄一郎(キドニー)

本編のヒロイン。んん、エヘンエヘン、いえ、おじいちゃん。
実は川中もことが嫌い。でも好き。(はっきりしろ)
弱弱しいながらも意地っ張り、そんなところがいろんな人に目を付けられる所以か。
気に入った岩のために周辺の土地を買ったすごい人。
かつてごっついキドニーブローを喰らった経験あり。要は腎臓パンチ。
いつも顔色が悪くて、三日にいっぺんは病院に行かないと死んでしまいます。
しかしそんな儚げな印象とは裏腹に、町のマルボウの弱みを握り悪戦苦闘の毎日。
妙な殺し屋に付き纏われたときは、クソまずいコーヒーで撃退だ!
頑張れ僕らのおじいちゃーん!
藤木年男(立花)

川中君のお目付け役。
どうにか暴走を止めたいと思っているが、ぶっちゃけうまくいった例がない。
昔はヤクザでした。「〜でさぁ」が口癖の古風なオッサン。
川中君を心から大事に思っているようです。
しかし他の人間には容赦しません。
背はいささか低く、頭は禿げかかっていようとも、
それすらも武器にして川中君を守ります!
彼に仇なす者は、敵だろうと味方だろうと
懐のドスで一網打尽だ!
坂井直司

ありえねえ、ありえねえよこの服装。
河上の偏った空手観を如実にあらわしています。
かつて二年ほど刑務所に喰らいこみましたが、本職はバーテンダー。
川中の手下で、好物のドライマティニィ(どうでもいいがこの名前打ちづらい)は彼が作ります。
でもキドニーおじいちゃんも大好きです。
小さな頃から空手を習っていたというので、坊主頭なんだなと信じて疑っていません。私が。
長身痩躯。でも腕は確かなようです。車も派手な運転をするそうな。
おそらくBD一の色男のはずですが、(←これで?)殺し屋には一張羅を台無しにされた挙句
「小僧は小僧らしくしてな」と言われたり、どっかのヤロウに「俺の天使」発言をかまされたりと、
結構苦労が多そうな人です。
秋山律

N市屈指のホテル・キーラーゴのオーナー。
その実は川中と肩を並べるガキンタ。こうみえてアメリカ帰り。
妻に先立たれた経験あり。今は後妻と、先妻の娘の三人家族。
いつも背広を着ていて「スクウェア」などといわれているらしいが、やっぱり私には園児にしか見えん。
フロリダ流(ジャマイカと言う説も)で、コーヒーに塩をいれて飲むのがこの人の常。
私が真っ先に試していたことは言うまでもありませんね。(知らねぇよ)
娘を溺愛していて、もちろん奥さんをとっても愛しています。
とても一途なところがあり、友達おもいで、それゆえ貧乏くじをひくこともありました。
彼のホテルのレストランはみんなの溜まり場。
川中のステーキ好きにはいい加減辟易か!?
秋山菜摘(秋子)

秋山の今の妻。喫茶店「レナ」の主人。
ちなみにこの「レナ」、以前は藤木と坂井が住んでいたことがあるという場所。私も住みたい。
万葉集からとった名前を持つ割に赤毛だったりするところがイカス。
坂井ですら追いつけない川中の運転についていくという芸当で今の旦那のハートをゲット。
「イン・ア・センチメンタル・ムード」のことを「イナ・センチメンタル〜」とおっしゃるバタ臭い方。
余談ですが、「バタ臭い」を悪口だとおもっていた私は一人でやたらと憤慨してました。
血のつながらない娘を大事にしています。
血は水よりは濃いですが、コーヒーの濃さには敵わなかった、といったところでしょうか。
登場人物みんなが車に乗っておいしいコーヒーを飲みに集まってくるので、
さながら駐車場は高級車のオープン・ショウです。
秋山安見

秋山の娘。ミッション系の学校に通っている模様。
しかし実際の年齢がハッキリしない謎の娘。あまり深く考えると混乱するのでやめときます。
名のあるホテルのオーナーの娘という立場からか、はたまた川中の知り合いだからか、
びっくりするほどよく攫われる、可哀想な女の子。
ところがどっこい、転んでもただでは起きません!
坂井を筆頭にBDのいい男どもに助けられ、腹のそこではウッハウハ!
可憐な乙女を装いつつ、虎視眈々と狙いをつけてます。
イケメンどもはみんな、アタシのもんじゃ〜〜!!
土崎三生

ホテル・キーラーゴのクルーザーの艇長。
秋山とはフロリダで知り合いました。で、ついて帰ってきました。
安見のことを「お嬢」とよぶが、とくにお嬢扱いはしてない。
いつも赤ら顔で、ハバナ産の葉巻をこよなく愛する。
しかしそれで舌が狂ってしまったのか、彼の料理には川中も裸足で逃げ出す。
ヘミングウェイが大好きだということなので、かれはきっといつか鮫と戦いに
大海原へ乗り出すことでしょう。
楽しみですね☆
←ちなみにこれはクルーザーのつもり。
遠山一明

著名な画家。青がとっても好き。
ついでに女の人もとっても好き。最終巻で川中と女を取り合ったときには
ただの助平ジジイにしか見えなんだ・・・。スンマセン。
静かに絵を描いてるときもあれば、著者北方氏の言葉を代弁するために
真夜中に崖に登るときもある、ある意味オールマイティな男。
また、N市に札束の代わりに葉巻をばら撒いていった男でもある。
罪な人やで、ほんま・・・。
叶竜太郎

おしゃべりな殺し屋。そうです、坂井に暴言@を吐いたのはこの男です。
真っ赤なイタリア女に乗っかり、四十メートル以内ならマッチ箱も打ち抜く。
スゲエ!ハードボイルドが服着て歩いてるようなもんだ!と思いきやドッコイショ。
趣味が金魚を飼うこととジグソーパズルてアナタ。そんなバナナ。
これを読んだとき、私まで久々にパズルがやりたくなって、夜家族が寝静まったあと
こっそりと一人で励んでたら姉に見つかって妙なものを見るような目つきで見られた、
というのは有名な話ですよね。(だから知らねぇって)
キドニーおじいちゃんのことがいつも気がかりで、彼との交流で
今までなかったものが心に芽生えます。何かは私も知りません。(無責任)
岩に座る権利を持っています。
沢村明敏

酒場のピアニスト。気まま。
ソルティ・ドッグがお気に入り。作中でいろんな人がこの人に奢るが、
そのたびにバーテン・坂井の腕が魔法のように翻る。ファンご満悦なシーン。
しかし彼に奢るには資格が要るらしく、叶はじめダンディーな男どもは
ちゃっちゃか奢るが、小僧・坂井は最後の巻まで奢ることができなかった。
彼に酒を奢る資格を得るため、陰では億単位の金が動いているとか・・・。
桜内(ドク)

開業医。無類の女好き。
好きな女のためなら飛びます。たとえ火の中水の中あの子のスカートの中(ワーオ!)。
えー、ん、んん。
医者としての腕はかなりのもので、N市のブ○ックジャックと呼ばれるほど(私の中で)。
彼が来てから、仲間内で怪我する人間が滅法増えたとか。何でも治ると思うなよ!
自分で自分の足を縫うという、掟破りなんだかセオリーどおりなんだか判断に迷う離れ技も披露。
カレーライスが超好き。給食でカレーが出た際には
3,4杯はおかわりをしていたものと思われる。
「嫁はいらねえ、カレーライスさ!」
山根知子

桜内の病院の看護婦。血が好き。
でもただの血じゃ駄目です。男が一人で流した血じゃないと駄目なんです。
群雄割拠のBDシリーズの中でも、群を抜いて変態だと思います。
一時期ヤクザの女房をやっていたらしく、小指があるのか気になるところ。
彼女に愛されるには、いつも棺桶に片足をつっこんでなけりゃいけません。大変です。
彼女の男を見る目は確かな様。ただ、死に向かう男を止められないため、
無駄死にとしか思えない死に方をした男が出たときに
「◎×△■(自主規制)〜〜〜!!!!」
と叫んだ私を誰も咎めることはできないハズです。ぐすっ・・・。
下村敬

スーパー暴言男。通称「ブロンズ」。
別れた女を追ってN市にやってきて、気がついたら片手がなくなってた不幸な青年。
ぼっこぼこにされて、一人釣りをしている場面では、涙といっしょに笑いも誘います。
ブラディドール(酒場の名前)に落ち着いてからは、
同年代の坂井と、目と目で通じ合うかすかに色っぽい仲。
特に川中に関することでは執念めいたものを感じる。
「俺の天使」発言をぶっこいたときには、思わず北方さんに平伏してました。
敵いやせん・・・。あんたにゃ敵いやせんぜ、旦那・・・・!!!
←ちなみに間違いがあります。探してみましょう。ハハハ!ごめんなさ・・・。
高岸

すんません、白状します。
←ア○シールド21見て描きました・・・!!すんません!
この人については・・・・。鼻持ちならない坊ちゃんだなと・・・。
所属部がアメフトだったかラグビーだったかも憶えていないんです。アハ!
ラグビーだった場合、皆さんの頭の中で、適当に映像をすり替えて置いてください。
ただ、彼の高速移動は有名で、「稲妻ステップ」とか呼ばれていたらしいです。
稲妻て!!まんまじゃん!そりゃ川中も刺されるわ・・・。
あーもー、ほんとアナタには参りっぱなしですよ、北方さん・・・。


人物紹介は以上になります。本当はもう2人ほど書かなくてはならない人物がいたのですが、
忘れてました。すんません。名前だけ書いておきます。
立野(8巻『鳥影』主人公)と西尾(9巻『聖域』主人公)です。ヨロシク!
なお、まじめな紹介の方のイラストは様々なサイトさんを巡って
私なりに描いたものですので、あんまり信用しないでくださいね・・。

これで「ブラディドールを愛でるの巻」を終わります。疲れた・・・。笑。
どうでしょうー、ちょっとは読みたくなってきませんか?無理?
興味のある方はネットで検索をして見るのも吉。
ムチャクチャ絵が上手なサイトさんもあったので、ぜひさがしてみてくだせぇ。
それでは、河上でした。シーユー!
チャチャラチャ〜♪(退場の音楽)