
4年前、イタリア・モンツァで初めてF1を生で観戦したのですが、こんなにかっこいい職業は他にはないと思いましたよ。
魅力は音とマシンの美しさですね。実際に自分でフェラーリを運転していても音楽はいらない。
それだけ美しいエンジン音なんです。
F1中継のオープニングテーマ「GO
FURTHER」は、あえて今までのイメージをガラッと変えようと思って作りました。
でも正直なところ、僕自身も今年の開幕戦のオープニングを見たときは違和感を感じたので、
視聴者の方も違和感があったのではないでしょうか。
でも、そろそろ皆さんにもこのオープニングテーマに慣れていただけたのではないかと思います。
今シーズン一番印象に残っているのは、モナコの1-2フィニッシュ。
これはフェラーリファンにとっては非常にうれしかった。レーサーにとってはモナコって特別じゃないですか。
セナは何年も連続で優勝していたけど、マンセルはマシンがすごく良かったときでもモナコだけは勝てなかった。
面白いものですね。
もうひとつは、イギリスグランプリでのシューマッハのクラッシュです。
このときは家でテレビを見ていたんですけど、セナの事故を思い出しましたね。
復帰すると聞いて、ファンとして本当に嬉しいです。いつも通りの素晴らしい走りを見せてほしいですね。
高木虎之介さんには同じ日本人として、やはりがんばってほしいです。
90年の日本グランプリの鈴木亜久里さん以来、日本人が表彰台に立つ姿を見てないので、早く見てみたいですね。
国歌を演奏できることは非常に光栄なことです
今回のF1グランプリでは、国歌「君が代」を演奏することになったわけですが、これは非常に光栄なことと思っています。
学生のころ、事あるごとに歌ったりしていましたけど、
初めてメロディーとかよく理解して演奏するというチャンスに恵まれました。とっても難しい曲ですよね。
それにしてもこの曲にはすごいものがありますよね。あんな短い曲で国を表現しているわけですから。
こういうパブリックな場で日本人として、日本の国歌を演奏できるというのは、
ミュージシャンとしても、国民としても非常に光栄なことですし、
こういう素晴らしい機会を与えていただいて感謝しています。
今回の演奏に使うギターは、ギブソンというギターメーカーが実際にフェラーリの工場から色見本を取り寄せて、
同じ色を出してくれました。
フェラーリの黄色はすごくきれいな色なので、ギターにのせるのはどうかと思ったのですが、きれいに仕上がりました。
日本グランプリはF1ファンとしては、最後までわからない面白いレースを期待したいですよね。
『1999 FUJI TELEVISION JAPANESE GRAND PRIX OFFICIAL PROGRAMME』(1999年10月)より