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Artist | ||||||||||||||||
ORCHESTRA HARLOW |
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Title | ||||||||||||||||
TRIBUTE TO ARSENIO RODRIGUEZ |
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Review |
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何度も書いてきたように、アルセニオがサルサのミュージシャンたちに与えた影響は絶大だった。なかでも、アルセニオ崇拝者として有名なのがユダヤ人ピアニストのラリー・ハーロウ。72年にアルセニオの追悼盤としてファニアからリリースされた本盤は、アルセニオの作品をとりあげたものとしてすばらしいだけでなく、数あるサルサのレコードなかでも傑作中の傑作として誉れ高い。名曲'NO ME LLORES'をはじめとするアルセニオ楽団のレパートリーのほかに、その名もズバリ'ARSENIO'という自作曲も入っている。 正直なところ、わたしはサルサとよばれる音楽には、むかしからなぜかあまりピンとこない。どうもあのお決まりのピアノのリズム・パターン、ハイトーンのコーラス、それに仰々しくワザとらしいアレンジが肌に合わないらしい。このアルバムもその例に漏れないのだが、アルセニオ直系を思わせる粘り腰のビート感なんかは、やはりそんじょそこらのサルサとはひと味もふた味もちがう。イスマエル・ミランダのいかにもサルサという感じのノー天気なヴォーカルが鼻につくがそれなりに聞かせるものはある。 |
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(9.23.01) |
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