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Artist | ||||||||||||||||
SEPTETO Y CONJUNTO MATAMOROS |
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Title | ||||||||||||||||
CAMARON Y MAMONCILLO |
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Review |
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驚くべきことに、デビュー曲が大ヒットした1928年の時点で、ミゲールはすでにトレス、ベース、ティンバーレス(のちにボンゴ)、トランペット、クラリネットを加えたグループ編成による演奏を試みていた。しかし、トリオとしてのイメージが定着してしまったためか、スタジオ録音はあまり残されていないらしい。本盤には、28年と35年に録音されたこの特異な編成による貴重な演奏がそれぞれ1曲収録されている。 時代は下って1942年、新たにピアノが加わり、ここにコンフント・マタモロスが誕生する。45年には、若き日のベニー・モレーを伴ってメキシコへ渡り、現地のラジオ局や劇場で伝説的なセッションをおこなう。このときの模様はTUMBAO TCD-020に収録。同年、モレーを残して、メンバーはキューバへ戻るが、51年までにコンフント・マタモロスとして100曲近いレコーディングをおこなったらしい。本盤に収められているのは、ほとんどがこの時期の録音であると推定される。つまり、40年代のマタモロスとはコンフント・マタモロスのことだったのである。 コンフント・マタモロスは、トリオのときとちがって、かなりアフロ色の濃い演奏をおこなっている。声質を考慮して、ミゲールがリード・ヴォーカルをとらず、ときにカルロス・エンバーレのような若くて活きのいいヴォーカリストに任せているのもこの時期の特徴。 変わったところでは、セプテート・ナシオナールのイグナシオ・ピニェイロの手になる 'COMO TODO UN MACHO' 。軍隊調の元気な掛け声がメチャクチャ楽しい。ファンキーさでは、TUMBAO TCD-070に一歩譲るとしても、ミゲールのディレクターとしてのセンスのよさをよく出た好盤である。 |
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(8.1.01) |
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