| World > Africa > Senegal | ||||||||||||||||
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| Artist | ||||||||||||||||
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						 YOUSSOU N'DOUR  | 
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| Title | ||||||||||||||||
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						 BA TAY  | 
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						 Review  | 
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|  このコーナーは、1アーティスト1アルバムが原則だが、あまりにすばらしい出来なので例外的にとりあげることをお許しあれ。 けっして熱心なユッスー・ファンとはいえないわたしのなかでは、ユッスーは90年の"SET"をもって終わっていた‥‥はずだった。ところが、2001年にユッスーのレーベルJOLOLIからリリースされたこの新録は、ユッスーのなかでも指折りの傑作と断言してよい。全8曲トータルで36分にも満たないがが、セネガル国内でのリリースのためか、余分な仕掛けや擦り寄りがなく、ぜい肉を極力そぎ落としンバラのリズムを前面に押しだしたタイトでダイナミックな演奏。神わざ的なテクニックから繰り出されるキレ味抜群のサバールやタマはスピーディで爽快そのものだし、メロウでシャープなギターも控えめだが申し分ない。また、あらゆる意味で感心したのがシンセ。あるのかないのか感じさせないほどに慎ましやかに、だがそのじつ効果的に使われているため、テクノロジー臭さはまったく感じられない。10年後に聴いてもまったく古さを感じさせないにちがいない。 だが、ここでの主役はあくまでもユッスーの声である。ツヤといい、張りといい、伸びといい、このひとはまったく衰えというものを知らないらしい。英語で歌うバラードとアコギのみ伴奏の曲を除けば、すべてストレートなンバラで、聴き終えたあと、これほど爽快な気分になれるアルバムはめずらしい。繰り返すが、「ユッスーの音楽的なピークは"SET"だ」としたわたしの前言はきっぱり撤回させていただきます。  | 
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						 (3.25.02)  | 
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