| World > Latin America > Caribe > Dominica Rep. | ||||||||||||||||
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| Artist | ||||||||||||||||
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						 ANGEL VILORIA  | 
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| Title | ||||||||||||||||
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						 MERENGUES VOL.1  | 
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						 Review  | 
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|  ドミニカ生まれの陽気なダンス・ミュージック、メレンゲを本格的にニューヨークにもたらした最初の人気グループが、アンヘル・ビローリアとかれのコンフント・ティピコ・シバエーニョであった。 アコーディオン、アルト・サックス、テナー・サックス、ベース、グィラ(金属製のグィロ)、タンボーラという編成で、せわしない陽気なリズムの底に、柔らかく優雅な表情をたたえ、キューバやプエルト・リコのラテン音楽とはまたちがったウキウキしたムードでいっぱいだ。ビローリアのアコーディオンに加えて、クルクル旋回しながら小躍りするラモーン・ガルーシアのアルト・サックスと、ディオリス・バジャダーレスのソフトでマイペースのヴォーカルが光る。 ビローリアは、本盤を吹き込んだ(1953年)直後、プエルト・リコで亡くなり、ガルーシアとバジャダーレスは、それぞれ自己のバンドを結成、ビローリアの音楽を引き継ぐことになる。 アルバム後半にはガルーシアのコンフントが1曲、バジャダーレスが8曲収められている。ビローリアの遺産をそのまま引き継いだ感じのガルーシアにたいして、バジャダーレスの演奏は、ピアノ、バリトン・サックス、トランペットなども加わり、音の厚みは増しているが、そのぶんアクロバティックなフットワークが落ちている印象はぬぐえない。でも、後半部にマンボしちゃってる'COMPAY JUANICO'のように、さまざまな国のラテンのリズムがニューヨークで混ざり合い、新しい音楽が生まれてくるさまがかいまみえるようで興味ぶかい。 アンソニアからは、3集までリリースされていて、わたしは第2集も持っているがどれも同じような金太郎飴状態(ジャケットも同じ)だから、よほどのメレンゲ・マニアでないかぎり、この1枚持っていれば十分だと思う。  | 
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						 (9.8.01)  | 
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