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「点訳ボランティア春点」の方々が点訳完了された本の紹介です








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3

      点訳本案内
      ― 32 ―   
    編集・製作  春点
       2016年10月


点訳本の内容紹介



    申込先  春日井市図書館 読書推進担当 電話0568−85−6800

    貸出期間  1ヶ月間

    また春点では依頼点訳もしております。リクエストがありましたらご連絡ください。








  2655  石原莞爾  楠木誠一郎  全6巻  PHP研究所 
 石原完爾は5族協和、王道楽土をめざして満州国建国を目指したが東条英機と対立。満州国は石原の理想からはかけ離れたものになってしまった。毒舌家で型破りな天才軍人の波乱の生涯を描いた力作です。

  2654  ソロモンの偽証 第3部 法廷(下)  宮部みゆき  全8巻  新潮社 
 ひとつの嘘があった。最後の証人、その偽証が明らかになるとき裁判の風景は根底から覆され、そしてついに真実が。20年後の偽証事件に臨む藤野涼子を描いた書き下ろし中編「負の方程式」を収録。

  2653  ソロモンの偽証 第3部 法廷(上)  宮部みゆき  全7巻  新潮社 
 いよいよ学校内裁判の始まりです。弁護人は言う、被告人が問題児ということで空想を作り出し彼をスケープゴートにしたのだと。対して検事は目撃者を証人に。果たして彼女は真実を語っているのか。裁判は事件の核心に触れる。

  2652  ソロモンの偽証 第2部 決意(下)  宮部みゆき  全7巻  新潮社 
 いよいよ動き出した「学校内裁判」、検事となった涼子は゛殺人゛立証のために奔走する。一方、弁護を担当する他校生・神原は鮮やかな手腕で無罪への布石を着々と打っていく。次第に明らかになる柏木拓也の素顔、繰り広げられる検事と弁護人の熱い戦い。学校内裁判開廷の日は近づく。

  2651  ソロモンの偽証 第2部 決意(上)  宮部みゆき  全7巻  新潮社 
 2人の同級生の死。マスコミによる偏向報道。当事者の生徒たちをさしおいて、ただ収束だけを図る大人たち。クラスメイトはなぜ死んだのか、何も分からないままでは前に進めない、だったら自分たちで真実をつかもう。そんな涼子の思いが仲間を生み出し、中学生有志による前例のない「学校内裁判」の開廷が決まる。追求するのはただひとつ、柏木拓也の死の真相。

  2650  ソロモンの偽証 第1部 事件(下)  宮部みゆき  全7巻  新潮社 
 何者かによって、テレビ局に送られた告発状をもとに報道番組がつくられ、それが災厄の箱を開いた。同級生がまた1人命を落とし、犯人と名指しされた生徒たちにも災いが降りかかる。なすすべのない大人たちに対し、藤野涼子は真実を知るためにある決断をする。

  2649  ソロモンの偽証 第1部 事件(上)  宮部みゆき  全7巻  新潮社 
 クリスマス未明、中学生が転落死した。柏木拓也、14歳。彼はなぜ死んだのか、殺人か、自殺か。謎の死への疑念が広がる中、同級生の犯行を告発する手紙が関係者に届く。犯人と名指しされた生徒は別の事件で警察に事情を聞かれる。

  2648  海峡のレクイエム(鎮魂歌)  熊谷達也  全8巻  新潮社 
 昭和9年春、函館の潜水夫・泊敬介はしける海と吹き荒れる風に妙な胸騒ぎを感じていた。予感は的中し、猛火が街を襲う。妻子と母を捜し歩く敬介だったが。さらに昭和20年の空襲、29年の洞爺丸沈没、立ち直ろうとする敬介に運命は非情な仕打ちをくり返す。

  2647  天空の蜂  東野圭吾  全10巻  講談社 
 何者かに奪われた無人の巨大ヘリコプターが静止したのは、稼働中の原子力発電所の上空だった。犯人の要求は、日本中の原子炉を破壊すること。燃料切れのタイムリミットが迫る中、墜落阻止に奔走するヘリコプターの開発技術者たち。20年も前の作品でありながら゛今゛を強く感じるミステリー長編。

  2646  ラプラスの魔女  東野圭吾  全8巻  KADOKAWA 
 遠く離れた2つの温泉地で起きた、硫化水素による死亡事故。調査を依頼された地球科学の教授・青江は、双方の現場で謎の娘・まどかを目撃する。彼女は何者なのか・・・。東野圭吾、作家デビュー30周年記念作品。

  2645  我らが隣人の犯罪  宮部みゆき  全4巻  文藝春秋 
 僕は中学1年。父と母、そして妹の4人家族。僕たちは念願のタウンハウスに引っ越したのだが、隣家の女性が室内で飼っている犬の鳴き声に終日悩まされることになった。僕と妹は家によく遊びに来る叔父さんと組み、犬を誘拐したのだが・・・。表題作以下5遍収録。

  2644  緋の天空  葉室麟  全6巻  集英社 
 父・藤原不比等の願いが込められたその名を胸に1人の少女が歩み出す。朝廷の権力争い、相次ぐ災害や疾病・・・。混迷を乗り越え、夫・聖武天皇を支え、国と民を照らす大仏の建立を目指す。光明皇后−その生涯が鮮やかに甦る渾身の歴史長編。

  2643  原発事故を問う  七沢潔  全5巻  岩波書店 
 事故の影響も原因の究明もチェルノブイリは終わっていない。原発作業員からゴルバチョフまで多数の証言と膨大な内部資料を基に新事実を発掘。さらにソ連一国を超える「真相を隠す側」の巨大な構図を追求。ソ連の原発政策と情報操作の結末とスウェーデンやドイツの試行錯誤を前に、「もんじゅ」の国が選び取るべき道を問う。

  2642  ジムボタンの機関車大旅行  ミヒャエル エンデ  全5巻  岩波書店 
 とても小さな国フクラム国に間違えて届けられた小包。中には赤ちゃんが! 成長してジム・ボタンと名付けられ、機関士ルーカスと機関車エマに乗ってマンダラ国のさらわれたお姫様を救い出す冒険物語です。

  2641  砂漠の女ディリー  ワリス ディリー  全6巻  草思社 
 ソマリアの砂漠に遊牧民として生まれ育った少女、ディリーが逆境を乗り越え、現在は国連特別大使として、アフリカに住む女性の多くが苦しめられている宗教上の儀式に対して救いの手をさしのべている。彼女の真実の半生を語る。

  2640  つまをめとらば  青山文平  全4巻  文藝春秋 
 第154回直木賞受賞作。男の心に巣くう弱さを包み込む、滋味あふれる傑作武家小説短編集。

  2639  鉄道員は見た!  難波とん平、梅田三吉  全3巻  新潮社 
 運転士と駅員、現役鉄道員2名が本音で書いた、汗と涙と笑いのエッセイ集。

  2638  阿蘭陀西鶴  朝井まかて  全4巻  講談社 
 日本初のベストセラー作家にして娯楽小説の祖、井原西鶴。盲目の娘・おあいとの日々の暮らしから、謎に包まれたその人生に迫る、著者の直木賞受賞後の第1作。

  2637  決戦!本能寺  伊藤潤 他6名  全6巻  講談社 
 天正10年6月2日、本能寺。天下人となる目前の織田信長を討った男、守った男。その生き様には、人間の変わることのない野心と業が滲み出る。名手7人による決戦!シリーズ第3弾。

  2636  颱風の王  河崎秋子  全4巻  KADOKAWA 
 明治の世。捨造は東北から新天地北海道へ向かっていた。道中捨造は童女のように生きる母からもらった紙切れを開く。雪崩で馬と遭難しながらも、その馬を食べて生き延び、腹の中の捨造の命を守りきった母の壮絶な人生の記録だった。

  2635  海底2万マイル  ベルヌ  全3巻  ポプラ社 
 海に投げ出されたわたしたちは潜水艦ノーチラス号に助けられ、未知の海底旅行をすることに。しかし偉大だが謎の多いネモ艦長に疑問と不審を押さえられなくなったわたしたち、そしてノーチラス号の運命は?

  2634  素顔の作曲家たち  千蔵八郎  全4巻  音楽之友社 
 学校の音楽室に掲げられた数々の作曲家たちの肖像画。その絵からは想像もつかないようなエピソードや人間味あふれる逸話など、おもしろい話が満載。主に19世紀に活躍した30人の作曲家について端的に描かれている。

  2633  流  東山彰良  全7巻  講談社 
 第153回直木賞受賞。1975年、台北。偉大なる総統の死の直後、愛すべき祖父は何者かに殺された。戦争中、内戦で敗れ、追われるように台湾に渡った不死身の祖父の死のなぜ? 誰が? 無軌道に生きる17歳の私には、まだその意味は分からなかった。台湾から日本、そしてすべての答が待つ大陸へ。歴史に刻まれた一家の流浪と決断の軌跡。

  2632  ジムボタンと13人の海賊  ミヒャエル エンデ  全5巻  岩波書店 
 フクラム国に戻ったジムボタンは、ふたたび機関士ルーカスと旅に出ます。1年の眠りから覚めた龍の助言に従い、いよいよ宿敵、海賊〈あらくれB〉と荒れ狂う嵐の海で対決。ジムの意外な出生の秘密が明らかになります。



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 福 祉 セ ン タ ー 蔵 書 分

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    菜々美・光(「天に墜ちる」より抜粋)  唯川恵  全1巻  集英社 
 アイドルの追っかけ「菜々美」、ネットで女になりすます「光」。ありきたりの生活の中にある小さな小さなくぼみ。分かっていて足を踏み入れるのか、気づかないうちに滑り落ちてしまうのか。歪な愛を描いた作品集。

  和美・汐里(「天に墜ちる」より抜粋)  唯川恵  全1巻  集英社 
 ありきたりの生活の中にある小さなくぼみに、分かっていても足を踏み入れてしまう物語。一途に愛することの幸せ、そしてその代償を十人十色の愛のかたちで描く短編集。

  幸福な生活  百田尚樹  全5巻  祥伝社 
 サスペンス、ファンタジー、ホラーなどのさまざまな18話の物語で構成されています。それぞれ愛する人の゛秘密゛が描かれていますが、その結末、最後の1行にインパクトを受け、余韻に浸ることと思います。

  宇宙人のしゅくだい  小松左京  全2巻  講談社 
 小松左京の描く不思議な世界に引きずり込まれ、読み切ってしまいました。最後に物語のすべてから、地球上から争いをなくしてほしいという思いが伝わってきましたが、とても楽しく読める本です。

  おひとりさまの老後  上野千鶴子  全4巻  法研 
 結婚していようがいまいが、誰でも最後は1人。おひとりさまと称する独身女性が安心して死ぬためには、どこでどう暮らし、誰とどうつきあい、どんな介護を受け、どんな風に「終わる」かを説いた本。

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      点訳本案内
      ― 30,31 ―   
    編集・製作  春点
       2016年7月


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    申込先  春日井市図書館 読書推進担当 電話0568−85−6800

    貸出期間  1ヶ月間

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  2631  死んでいない者  滝口悠生  全2巻  文藝春秋 
 第154回芥川賞受賞。秋のある日、大往生を遂げた男の通夜に親類たちが集まった。子ども、孫、ひ孫たち30人あまり。ひとりひとりが死に思いを馳せ、互いを思い、家族の記憶が広がっていく。 

  2630  偉人の残念な子どもたち 森下賢一 全4巻 朝日新聞社 
 歴史に名を馳せた父の栄光の陰で、さんざんな人生を歩んだ息子たちの悲喜劇を綴った歴史雑学エッセイ。この父にして、この息子あり!?

  2629  異類婚姻譚  本谷有希子  全2巻  講談社 
 子どももなく、職にも就かず、安楽な結婚生活を送る専業主婦の私は、ある日、自分が夫の顔とそっくりになっていることに気づく。「オレは家では何も考えたくない男だ」と宣言する夫は大量の揚げ物作りに熱中し、いつのまにか夫婦の輪郭が混じり合って・・・。他人同士が身内になる「夫婦」の不可思議を軽妙洒脱に描いた芥川賞受賞作他、自由奔放な想像力で日常を異化する、注目作家の最新傑作短編集。

  2628  希望ヶ丘の人々(下)  重松清  全5巻  講談社 
 妻の中学時代の同級生、それぞれが大人になって家族を持ち、亡き妻のことを私に語る。私の塾には、この街の『ふつう』からはずれた生徒が集う。希望とはなんなのだろうか?

  2627  希望ヶ丘の人々(上)  重松清  全5巻  講談社 
 私は中学生の娘美嘉と、小学生の息子亮太とともに、2年前になくなった妻のふるさと「希望ヶ丘」に戻ってきた。ここから再出発だ。昔の妻を知る人々が住むこのニュータウンに希望はあるのだろうか。

  2626  起返りの記  嶋津義忠  全7巻  PHP研究所 
 宝永4年の富士山大噴火。降り積もる灰、氾濫する大河、無慈悲な役人。富士の噴火はどのような悲劇をもたらしたか。自らの力と知恵を駆使して、復興への長き道のりに尽力する人々を描いた歴史長編小説。

  2625  美女いくさ  諸田玲子  全7巻  中央公論新社 
 伯父・織田信長の気性を受け継いだお市の三女おごうは「おなごは嫁して子をなし、家を守るのがつとめ」との母の言葉を胸に女の戦にのぞみ、将軍家御台所の江として戦国の世をたくましく生き抜く。

  2624  山桜記  葉室麟  全4巻  文藝春秋 
 徳川頼信に嫁いだ加藤清正の娘、八十姫の秘話。鍋島直茂の妻に伝えられた、姑の言葉の意味は?武士の妻もまた、戦っていた。著者初の珠玉の短編集。

  2623  満願  米沢穂信  全6巻  新潮社 
 人を殺め、静かに刑期を終えた妻の本当の動機とは・・・。表題作をはじめ、「日常の謎」の名手が、人生の岐路に起きる事件の切ない謎を描く。珠玉のミステリー短編集。

  2622  イノセントデイズ  早見和真  全6巻  新潮社 
 殺されたのは3人だった。幸乃の元恋人だった男の妻とまだ1歳の双子の姉妹。なぜあの夜、火は放たれたのか?幸乃を知る人たちが語る彼女の姿とは。すべてを知ったとき、あなたは真実を受け入れることができるだろうか。

  2621  だれもが知ってる小さな国  有川浩  全4巻  講談社 
 ヒコは「はち屋」の子ども。蜂蜜を求めてミツバチといっしょに全国を旅している。小学校3年生の夏、北海道で出会ったのは・・・。佐藤さとるの「コロボックル物語」最終巻刊行から約30年。有川浩が引き継ぎ、新しい物語がはじまる。

  2620  決戦!大阪城  葉室麟 他  全6巻  講談社 
 慶長20年、最終決戦の舞台は秀吉が築きし天下の名城。戦国時代の幕が引かれようとする中、男たちはなんのために戦ったのか。7人がひとつの戦を描く競作「決戦」シリーズ第2弾。

  2619  ヒトリシズカ  誉田哲也  全5巻  双葉社 
 本書はあなたに新しい興奮をもたらす。それは第1章で幕を開ける。銃で撃たれた男の心臓に達した弾は、一度止まってからまた動いたというのだ。第2章で驚愕、第4章で唖然、最終章で・・・何をみる?

  2618  南極風  笹本稜平  全5巻  祥伝社 
 ニュージーランドの名峰アスパイアリングで起きた遭難事故が森尾を奈落の底に突き落とした。登山ガイドの彼は、悪天候の中瀕死のツアー客を救出し、一躍英雄となるが、突如保険金殺人の容疑で逮捕されたのだ。検察での取り調べと山岳場面の二重構成がおもしろい。

  2617 るり姉 椰月美智子 全4巻 双葉社 
 十代の3姉妹が「るり姉」と呼んで慕うるり子は、叔母さん。天真爛漫で愉快なことを考える天才だ。ラストの静かな感動が胸いっぱいに広がる傑作家族小説。



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    わが輩は盲導犬である  Dr.ターザン  全1巻 ウェブ小説 
 ウェブ小説を点訳したもの。盲導犬の日常生活を生き生きと描き出し、視覚障がい者にとって盲導犬がどんなに役に立つかを伝えたいという著者の熱意が伝わってくる。



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      点訳本案内
      ― 29 ―   
    編集・製作  春点
       2016年3月


点訳本の内容紹介



    申込先  春日井市図書館 読書推進担当 電話0568−85−6800

    貸出期間  1ヶ月間

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  2588 戦士の休息 落合博満 全5巻 岩波書店 
 落合博満、映画を語る。三船敏郎からジブリ作品、『チキチキバンバン』から『アベンチャーズ』まで。超一流の野球人が古今東西の映画を語り尽くした痛快エッセイ。

  2589 春日井のむかし話(上) 春日井郷土史研究会  全1巻
  2590 春日井のむかし話(下) 春日井郷土史研究会 全1巻
 春日井の地名にまつわる昔話を多数収録。

  2591 愛のまわりに 瀬戸内寂聴 全4巻 集英社 
 『女性セブン』に連載されて、好評を博した原稿をまとめた本。恋愛に、結婚に、家庭に、仕事に、いつも希望を失わず、自信を持って生き生きと生きていくための45話。瀬戸内寂聴さんが70歳頃の作品。爽やかな人生論です。

  2592 流星ワゴン 重松清 全7巻 講談社 
 死んじゃってもいいかなぁ、もう・・・。会社も家庭もうまくいかず、人生に疲れ果てた38歳の男。そう思った夜に、彼は不思議なワゴンに拾われる。そのワゴンに乗っていたのは、交通事故死した父子。彼らに導かれ、自分と同い年の父親に出会った彼は、時空を超えてやり直しの人生へと向かうのだが・・・。テレビドラマ化もされ、過去には『本の雑誌』年間ベスト1にも輝いた作品。

  2593 サラバ!(上) 西加奈子 全6巻 小学館 
 イラン生まれの主人公歩の幼少時代から高校生になるまでを日本、カイロ、そして日本と生活の場が変わる中、大勢の友達に関わりながら成長していく様子をおもしろおかしく描いている。第152回直木賞受賞。2015年本屋大賞ノミネート!

  2594 サラバ!(下) 西加奈子 全6巻 小学館 
    イラン生まれの主人公歩。上巻に引き続き、高校卒業後東京の大学へ進み、37歳で作家になるまでの紆余曲折を家族とのかかわりも交えて描かれている。第152回直木賞受賞。2015年本屋大賞ノミネート!

  2595 さようならと言ってなかった 猪瀬直樹 全3巻 マガジンハウス 
 都知事就任、五輪招致活動、そして突然の辞任。激動のさなか、妻は突然の病に倒れ、帰らぬ人となった。辞任以来の沈黙を破る招致成功の秘話、5000万円の真実、妻と過ごした40余年の日々。

  2596 リアスの子 熊谷達也 全5巻 光文社 
 大学卒業後、教師となった和也は故郷の宮城県の港町、仙河海中学校に赴任し、3年生の担任となった。何かしら問題を抱えた転校生、反抗的な早坂希、教師と生徒の信頼関係を丹念に描いた作品。

  2597 水軍遙かなり 加藤廣 全10巻 文藝春秋 
 信長・秀吉・家康に仕え、九鬼水軍を維持した九鬼喜隆・守隆親子の活躍を描く海上歴史小説。志摩半島で育った守隆は水平線の向こうを夢見る。隠居した家康の夢にかけた守隆の運命は・・・。

  2598 親鸞 完結篇(上) 五木寛之 全5巻 講談社 
 全国37紙掲載の超大型新聞連載小説を単行本化。人間親鸞、ついに完結! 信心と家族愛の間で揺れ動く親鸞の真の姿。30数年ぶりに戻った都では、陰謀が渦巻いていた!

  2599 親鸞 完結篇(下) 五木寛之 全5巻 講談社 
 信心と家族愛の間で揺れ動く親鸞の真の姿とは。広く世に知られた人物ではあるが、実際には、その生涯は明確ではない。親鸞という名に親しんでもらうべく、事実をもとにして楽しく自由に創作されたフィクションの最終章。

  2603 レインツリーの国 有川浩 全3巻 新潮社 
 きっかけは「忘れられない本」。そこから始まったメールの交換。僕はどうしても彼女に会いたいと思うようになっていた。だが彼女はある理由であえないという。同著者の『図書館内乱』にキーアイテムとして登場します。

  2604 ひそやかな花園 角田光代 全6巻 講談社 
 幼い頃、毎年行われていた家族ぐるみの夏のキャンプ。参加した7人はみんな一人っ子。ある年から突然なくなった。大人になって再会した彼らが知った出生にまつわる衝撃の真実。7人の父親は誰なのか。

  2605 翼、ふたたび 江上剛 全6巻 PHP研究所 
 破綻した大手航空会社。社員の意識を変えることで再生し、先の震災を乗り越えるまでのドラマを描く感動のノンフィクションノベル。

  2606 破門 黒川博行 全6巻 KADOKAWA 
 第151回直木賞受賞作。映画製作への出資金を持ち逃げされたヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮。失踪した詐欺師を追い、邪魔なごろつき2人を病院送りにした桑原だったが何と相手は本家筋の構成員だった。組同士の込み合いに発展した修羅場で、ついに桑原も進退窮まり、生き残りをかけた大勝負に出るが・・・。

  2607 火花 又吉直樹 全3巻 文藝春秋 
 第153回芥川賞受賞。お笑い芸人2人。奇想の天才である一方で人間味あふれる神谷、彼を師と慕う後輩の徳永。笑いの神髄について議論しながら、それぞれの道を歩んでいる。神谷は徳永に『俺の伝記を書け』と命令した。彼らの人生はどう変転していくのか。人間の根本を見つめた真摯な筆致が感動を呼ぶ。

  2608 神様のカルテ0 夏川草介 全4巻 小学館 
 栗原一止の医学生時代のエピソード、本庄病院を選んだ理由、研修医として出会った患者との出来事。榛名の強さの秘密などがわかる「神様カルテ」の原点となる一冊。

  2609 鹿の王(上)生き残った者 上橋菜穂子 全8巻 KADOKAWA 
 強大な帝国ソオルにのまれていく故郷を守るため、絶望的な戦いを繰り広げた戦士団ドッカク。その頭であったヴァンは奴隷に落とされ岩塩鉱にとらわれていた。ある夜、一群れの不思議な犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生する。その隙に逃げ出したヴァンは幼子を拾いユナと名付けて育てるが・・・。父と子の物語が今始まる。

  2610 鹿の王(下)還っていく者 上橋菜穂子 全8巻 KADOKAWA 
 不思議な犬たちと出会ってから、その身に異変が起きていたヴァン。何者かにさらわれたユナを追うヴァンは謎の病の背後にいた思いがけない存在と向き合うことになる。ヴァンと医術師ホッサレ、2人の男たちが愛する人々を守るため、この地に生きる人々を救うために選んだ道は・・・。

  2611 試写室25時 赤川次郎 全4巻 集英社 
 若さだけが取り柄、さして特技もないのに〈何でもやる商会〉を始めた4人の男女。「悪魔払い」「殺し屋から身を守って」「両親の前で1日女房役」など奇妙な依頼ばかりで大騒ぎ。「日曜日のエクソシスト」「プリティ イン クラシック」「東京物語」など全7篇。名画のエッセンスが香る傑作連作ミステリー。

  2612 スクラップアンドビルド 羽田圭介 全2巻 文藝春秋 
 第153回芥川賞受賞。要介護老人と無職の孫との息詰まる攻防戦。「早う死にたか」毎日のようにぼやく祖父の願いを叶えてあげようと、ともに暮らす孫の建斗は、ある計画を思いつく。

  2613 決戦!関ヶ原 伊東潤 他 全5巻 講談社 
 慶長5年9月15日、天下分け目の大戦、関ヶ原の戦いが勃発。東軍はなぜ勝てたのか。西軍は負ける戦だったのか。そして両軍の運命を握る男。当代の人気作家7名が日本史上最大の決戦を描く「競作長編」である。

  2614 白蓮れんれん 林真理子 全6巻 集英社 
 「筑紫の女王」と呼ばれた美しき歌人柳原白蓮が年下の恋人宮崎龍介と駆け落ちした、世に名高い「白蓮事件」。七百余通の恋文を史料に真実に生きようとする大正の女たちを描き出す伝記小説の傑作。

  2615 名古屋グランパス勝利の食堂 間宮裕子 全3巻 カンゼン 
 Jリーグ初の専属栄養士として名古屋グランパスを「食」で支えてきた間宮裕子氏が、サッカーファンや食事にこだわる人達に答える。ダイエット、貧血予防、けが予防、強い体作りの秘訣が満載。

  2616 萩を揺らす雨 吉永南央 全4巻 文藝春秋 
 観音様が見下ろす街でコーヒー豆と和食器の店を営む気丈なおばあさん、杉浦草。無料の試飲コーヒーを目当てに訪れる客たちとの会話がきっかけで、街で起きた小さな事件に気付きます。街の人々を温かく見守るお草さんの活躍を描く心温まるミステリー。

  2617 るり姉 椰月美智子 全4巻 双葉社 
 十代の3姉妹が「るり姉」と呼んで慕うるり子は、叔母さん。天真爛漫で愉快なことを考える天才だ。ラストの静かな感動が胸いっぱいに広がる傑作家族小説。

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 福 祉 セ ン タ ー 蔵 書 分

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   きみと語る永遠 大崎梢 全1巻 東京創元社 
 駅ビルの6階にある書店・成風堂を舞台にしっかり者の書店員杏子と、勘の鋭いアルバイト店員多絵のコンビが社会科見学で書店を訪れた小学生の謎の行動を解き明かしていく。

   天国はまだ遠く 瀬尾まいこ 全2巻 新潮社 
 仕事も人間関係もうまくいかず、死ぬつもりだった千鶴が、山奥の民宿で田村さんのおおざっぱな優しさにいやされていく。大自然に囲まれた充足した日々の中、いつしか自分の居場所はここではないことに気付いていく。心にしみる清爽な旅立ちの物語。

   ランチのアッコちゃん 柚木麻子 全3巻 双葉社 
 『読むほどに不思議と元気がわく、新感覚ビタミン小説』がキャッチフレーズの短編集。目的が持てず、挫折をくり返していた負け組女子が、あるきっかけから自分の歩く道を見いだし輝き始めます。日本のどこにでもいそうな若い女性を描き、読んだ後はスカッとした気分になること間違いなしです。

     
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      点訳本案内
      ― 28 ―   
    編集・製作  春点
       2015年10月


点訳本の内容紹介



    申込先  春日井市図書館 読書推進担当 電話0568−85−6800

    貸出期間  1ヶ月間

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   2568  星月夜  伊集院静  全6巻  文藝春秋 
 仙台で東日本大震災を経験した作者が初めて書き上げた推理小説である。単なるミステリー色に染まらず、震災の話も出ては来ないが、生きることの苦しみ、悲しみ、そして温かさを与えてくれる人間ドラマに重きを置いた作品。

  2569  さよならバースディ  荻原浩  全6巻  集英社 
 霊長類研究センターでは、ボノボのバースディに言語習得実験を行っている。プロジェクトの創始者・安達は1年前に自殺した。跡を継いだ田中真と由紀。真が由紀にプロポーズした夜、彼女は窓から身を投げる。目撃したバーディから真相を聞き出そうとが・・・。

  2570  祈りの幕が下りるとき  東野圭吾  全7巻  講談社 
 極限まで追い詰められたとき、人は何を思うのか。夢見た舞台を実現させた女性演出家。彼女を訪ねた幼なじみが、数日後、遺体となって発見された。数々の人生が絡み合う謎に捜査は混迷を極める。

  2571  炎を超えて−新宿西口バス放火事件後34年の奇跡  杉原美津子  全4巻  文藝春秋 
 1980年夏の新宿西口。私の乗ったバスが爆発炎上した。借金、不倫、父と母との確執。死ねばすべて終わる。全身熱傷からの奇跡の生還から34年、再び死の宣告を受けた作者の心の叫び!

  2572 22歳、季節がひとつ過ぎていく 唯川恵 全3巻 新潮社 
 征子、早穂、絵里子は親友同士。征子はインテリアデザイナー、早穂は公務員、絵里子は婚約を決めた。恋と友情の間で揺れながら、新たな季節を迎える3人の物語。

  2573  光  三浦しをん  全6巻  集英社 
 島で暮す中学生の信之は、同級生の美花とつきあっている。ある日、島を大災害が襲い、信之と美花、幼なじみの輔、そして数人の大人だけが生き残る。島での最後の夜、信之は美花を守るため、ある罪を犯し、それは2人だけの秘密になった。それから20年。妻子とともに暮している信之の前に輔が現われ、過去の事件の真相をほのめかす。信之は再び美花を守ろうとするが・・・。

     2574  冬の水練  南木圭士  全3巻  文藝春秋 
 物置にあったラケットに呼び覚まされる記憶。患者のおばあさんとインゲンを前に弾む会話。心身の平穏に勝る人生の目標はもうない。うつ病に絡めとられながらも自栽せず生き続けた自分を肯定したい。静かな希望のわくエッセイ。

  2575  3時のおやつ  平松洋子、大島真寿美他  全2巻  ポプラ社 
 あなたが子どものころ、好きだったおやつは何ですか? チョコレート? アメ玉? ホットケーキですか? 30人の現代作家がおやつにまつわる想い出を熱く語ります。おいしい記憶がたっぷり詰まった、おやつに関するエッセイアンソロジー。

    2576  「下街道」歴史探訪ウォーク  村中治彦(監修)  全4巻  春日井文化財友の会 
 名古屋市中区にあった「伝馬会所札の辻」から、恵那市の「槇ヶ根」に至る延長58qの「下街道」。歴史を探訪しつつ、往時と現在を対比させた下街道のガイドブック。2002年に発行されたものを現在に合う形に手直しされたものである。

    2577  ヒコベエ  藤原正彦  全5巻  新潮社 
 満州で戦渦に巻き込まれ、命からがら日本へ引き揚げてきたヒコベエ一家は、信州諏訪に身を寄せる。母の小説がベストセラーになり、父も小説家に。貧しくとも家族が支え合い、励まし合って暮してきた。昭和20年代を描く自伝的長編小説。

  2578  自動車の社会的運用  宇沢弘文  全3巻  岩波書店 
 自動車は現代機械文明の輝ける象徴である。しかし公害の発生から、また市民の安全な歩行を守るシビル・ミニマムの立場から、自動車の無制限な増大に対する批判が生じてきた。本書は市民の基本的権利獲得を目指す立場から、自動車の社会的費用を具体的に算出し、その内部化の方途を探り、あるべき都市交通の姿を示唆する。

  2579  第二次世界大戦下のヨーロッパ  笹本駿二  全4巻  岩波書店 
 ナチスの崩壊によって1945年5月に平和がよみがえるまで、5年半にわたりヨーロッパ全土は凄惨な戦火に覆われた。著者は、この間、終始ヨーロッパで過ごし、ベルリンから東部戦線、ナチ占領下のパリ、イスタンブール、ローマ等々、戦雲の下をジャーナリストとして縦横に駆けめぐった。『第二次世界大戦前夜』に続く貴重なヨーロッパ報告。

  2580  夢にも思わない  宮部みゆき  全6巻  角川書店 
 毎年9月末になると「白河庭園」で行われる虫聞きの会。もう20年近くも続いているという、そんな風流な催しに僕が行く気になったのは、一にも二にもクドウさんのためだった。毎年家族で訪れているというクドウさんと偶然を装って会うはずだった。それなのに・・・。殺されたのはクドウさんの従姉だった。事件は思いがけない方向に進んでいき、無責任な噂が後を絶たない。僕は親友の島崎と調査を始めた。

  2581  なかよし小鳩組  荻原浩  全6巻  集英社 
 綱渡り広告社にヤクザ小鳩組からの大仕事が舞い込んだ。バツイチのコピーライター杉山は社の未来と父親としての意地をかけて走り出すが・・・。気持ちよく笑えて泣ける痛快ユーモア小説。

  2582  冬姫  葉室麟  全6巻  集英社 
 武家の女は槍や刀ではなく心の刃を研いで、戦をせねばならないのです。清澄な意志と愛情を胸に、激動の時代を生き抜いた、織田信長の娘、冬姫の生涯をたどる。

  2583  ステップファザーステップ  宮部みゆき  全5巻  講談社 
 中学生の双子の兄弟が住む家に落っこちてきたのはプロの泥棒、訳ありの双子と一緒に暮すことに。まるで父子のような3人が周りで次々と起こる怪事件を解決していきます。あり得ない人間関係と、3人の間で交わされるユーモアとリズムにあふれる会話。宮部みゆきが書きたかったというクライムコメディをお楽しみください。

  2584  原発のコスト−エネルギー転換への視点  大島堅一  全4巻  岩波書店 
 他と比べて安いといわれてきた原発の発電コスト。将来世代に、放射性廃棄物と事故のリスクという巨大な負の遺産を残すのか。脱原発を進めることの合理性をコスト論の視点から誰にもわかりやすく訴える。

  2585  一路(上)  浅田次郎  全6巻  中央公論社 
 参勤行列は行軍なり。不慮の死の父に代わり、御供頭を継いだ若き小野寺一路は、家伝の行軍録を唯一の手がかりに、古式に則り、中山道を江戸へ。幕末の参勤行列を舞台に一所懸命に生きる侍たちを描いた物語。

  2586  一路(下)  浅田次郎  全6巻  中央公論社 
 江戸参勤は実に行軍である。真冬の中山道、お殿様の急病、お家乗っ取りの企てが進む中、無事に江戸着到となるのか。幕末の参勤道中の物語完結へ。

  2587   重力ピエロ  伊坂幸太郎  全7巻  新潮社 
 兄は泉水、ふたつ下の弟は春、優しい父に美しい母。家族には過去に辛い出来事があった。その記憶をかかえて兄弟が大人になったころ、事件は始まる。連続放火と火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。そしてそのグラフィティアートと遺伝子の妙なリンク。

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3

      点訳本案内
      ― 27 ―   
    編集・製作  春点
       2015年7月


点訳本の内容紹介



    申込先  春日井市図書館 読書推進担当 電話0568−85−6800

    貸出期間  1ヶ月間

    また春点では依頼点訳もしております。リクエストがありましたらご連絡ください。








  2552  Nのために 湊 かなえ  全5巻  双葉社 
 超高層マンションの一室で、野口夫妻の変死体が。現場に居合わせた四人の男女、その証言は驚くべき真実を明らかにしていく。それぞれが想いを寄せるNとは誰なのか? 切なさに満ちた、著者初の純愛ミステリー。

  2553  かばん屋の相続  池井戸 潤  全4巻  文藝春秋 
 信金に勤める小倉太郎。取引先「松田かばん」社長の急逝。残された2人の兄弟。会社を手伝っていた次男に生前「相続放棄しろ」と。遺言には会社の株全体を大手銀行に勤めていた長男にと。乗り込んできた長男と対峙する太郎。父の思いはどこに。

  2554  わたしが正義について語るなら  やなせ たかし  全2巻  ポプラ社 
 何のために生まれて、何をして生きるのか。正義とは何か。絶対的な正義なんてないし、正義はある日突然逆転する。傷つくことなしには正義は行えない。「アンパンマン」の作者が作中に込めた正義への熱い思い!

  2555  シャーロットの贈り物  E.B.ホワイト  全3巻  あすなろ書房 
 小さく産まれた豚が、いったんは殺されそうになるが、クモのシャーロットと少女のファーンによって命を救われる物語。

  2556  紙の月  角田 光代  全6巻  角川春樹事務所 
 わかば銀行から契約社員梅澤梨花(41歳)が約一億円を横領した。梨花は発覚する前に海外逃亡する。年下の光太と出会ったことから金銭感覚と日常が少しずつゆがんでいき、「わたしには欲しいものはみな手に入る」と思い始める。

  2557  昨夜のカレー、明日のパン  木皿 泉  全3巻  河出書房新社 
 25歳という若さであっけなく亡くなってしまった一樹。残された嫁テツコと一緒に暮す一樹の父はゆるゆると彼の死を受け入れていく。何気ない日々の中にちりばめられた「コトバ」の力がじんわりと心にしみてくる。

  2558  私の男  桜庭 一樹  全6巻  文藝春秋 
 落ちぶれた貴族のように、惨めでどこか優雅な男淳悟は、腐野花の養父。孤児となった10歳の花を、若い淳悟が引き取り親子となった。そしても語りはアルバムを逆から捲るように花の結婚式から2人の過去へと遡る。内なる空虚を抱え、愛に飢えた親子が超えた禁忌を圧倒的な筆力で描く第138回直木賞受賞作。

  2559  命のビザを繋いだ男 −小辻節三とユダヤ難民−  山田 純大  全4巻  NHK出版 
 命を賭して彼らをナチスの手から救った杉原千畝と、もう1人の日本人−小辻節三。戦後68年、初めて明かされる真実。著者は芸能人・杉良太郎の息子です。とても良かったです。

  2560  今夜は眠れない  宮部 みゆき  全4巻  角川書店 
 母さんと父さんは今年で結婚15年目、僕は中学1年でサッカー部員。そんなごく普通の平和な我が家に、突然暗雲が立ちこめた。”放浪”の相場師と呼ばれた人物が母さんに五億円の財産を遺贈したのだ。周囲の人達は態度が変わり、見知らぬ人達からは脅迫電話、おまけに父さんは家出をし・・・。相場師はなぜ母さんに大金を残したのか? 家族の絆を取り戻すため、僕は親友の島崎と真相究明に乗りだした。

  2561  一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ  遠野 なぎこ  全3巻  ブックマン社 
 母が18歳で産んだ女の子は母から愛されず、おまえは醜いと言われ続け、鏡を見るのも怖かったのに子役を経て女優となり、NHKの朝の連ドラのヒロインに。母の不倫、摂食障害で現在も悩む遠野なぎこの心の傷を吐露した自伝書。

  2562  蒲生邸事件  宮部 みゆき  全11巻  文藝春秋 
 予備校を受験するために上京した青年は宿泊したホテルで火災に見舞われる。不思議な男に間一髪で救助されたが、気付いた場所は昭和11年の帝都・東京。雪の降りしきる中で、まさに2・26事件が起ころうとしていた・・・。大胆な着想で描かれた、日本SF大賞の受賞作。

  2563  とっぴんぱらりの風太郎  万城目 学  全14巻  文藝春秋 
 天下は豊臣から徳川へ。重なり合った不運の末に、伊賀を追い出され、京でぼんくらな日々を送る”ニート忍者”風太郎。その人生は一個のひょうたんとの出会いを経て、奇妙な方向へと転がっていく。2014年本屋大賞5位作品。

  2564  蛍の航跡 軍医たちの黙示録  帚木 蓬生  全11巻  新潮社 
フィリピン、ビルマ、ニューギニア、ラバウル、シベリア、15人の若き軍医が、故郷から遠く離れた戦地で触れた「あの戦争」の無情なる深層。

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 福 祉 セ ン タ ー 蔵 書 分

  申込先  「掲示板にてお願いします。」


    禁断の魔術 ガリレオ8  東野 圭吾  全6巻  文藝春秋 
 湯川が殺人を? 「私はそんなことをさせたくて科学を教えたんじゃない。自業自得だ。教え子に正しく教えてやれなかったことに対する罰だ」−猛射つ(うつ)他3編。ガリレオシリーズ初の完全書き下ろし。

    悲しみにさようなら  清水 久枝  全4巻  北水 
 突発性難聴や家庭内の問題を抱えながらも看護師として定年を迎えた女性が自ら筆をとって描いた奮闘記!! 家事や育児に追われつつ仕事を持って働く、自立した女性への応援歌!! 明日からも頑張ろうという気持ちになれる一冊です。

  その夜の雪  北原 亜似子  全4巻  講談社 
 祝言を間近に控えながら、暴漢に襲われ、命を絶った愛娘。「仏」の名を捨てて復讐に奔走する父親。子どもを授からなかった女の交情を細やかに描いた「うさぎ」等、ままならぬ人生と向き合う人々の姿を鮮やかに描いた時代小説。

  にこにこ貧乏  山本 一力  全4巻  文藝春秋 
 明るく涙もろいカミさん、成長するやんちゃ息子たち、そして日本中の旨いもの。人気時代小説家の日常エッセイ。

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3

      点訳本案内
      ― 26 ―   
    編集・製作  春点
       2015年1月


点訳本の内容紹介



    申込先  春日井市図書館 読書推進担当 電話0568−85−6800

    貸出期間  1ヶ月間

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   ―― 図 書 館 蔵 書 分 ――

  2534  天魔ゆく空(上)  新保裕一  全5巻  講談社 
 応仁の乱で荒廃した室町の世に登場した風雲児・細川政元。敵方の大将・山名宗全の娘を母に持ち、不義の子と噂されながらも、若くして勝元から管領家を引き継ぐと修験道で培った剛胆さと神出鬼没の行動力で領国争いに明け暮れる一族をたちまちにしてまとめ上げる。

  2535  天魔ゆく空(下)  新保裕一  全5巻  講談社 
 幕府の実権を握る将軍・足利義政の正室・日野富子と渡り合って新将軍の首をすげ替え、比叡山延暦寺を焼き討ちにして畿内を手中に収めた細川政元。信長に先立つこと70年、半将軍と呼ばれた男の胸に秘められた思いとは?

   2536  警官の貌  今野敏 他3名  全5巻  双葉社  
 警視庁捜査三課。ベテラン刑事の萩尾秀一はなぜ真犯人は別にいると思ったのか? 浅草署留置係の小西逸男が最後に見た光景とは? 警視庁通訳捜査官城正臣と保安課の上月が切り込む犯罪の全貌とは? そして残酷な犯人への怒りを自制する所轄刑事課の吉川圭一。

  2537  まほろ駅前狂奏曲  三浦しをん  全7巻  文藝春秋 
 バツ1の多田と居候の行天、2人が巻き込まれる事件を描くまほろ駅前シリーズの第3作! おなじみの人物が総登場の力作長編!! 無農薬野菜を販売する謎の団体、4歳の女の子を預かることになってあたふたとする2人、おまけにバスジャックまで・・・。まほろ駅前は本日も大騒ぎ。

  2538  ママの目をあげたい  長谷枝美子  全3巻  小学館 
 「僕なんか、生まれなきゃよかった」 全盲の我が子の悲痛な叫びに母の愛は立派に打ち勝った。現代の様々な問題と障害を乗り越えて激しく生きるこの母の感動の手記。読後に誰もが人生の尊い指針を授与される一冊。

  2539  還るべき場所  笹本稜平  全10巻  文藝春秋 
 世界第2位の高峰ヒマラヤのK2。未踏ルートに挑んでいた翔平は登頂寸前の思わぬ事故でパートナーの聖美を失ってしまう。事故から4年、アマチュアの公募登山隊のガイドをして再起をかけての翔平の前途には・・・?

  2540  オレたち花のバブル組  池井戸潤  全6巻  文藝春秋 
 東京中央銀行、半沢直樹に押しつけられた頭取命令 − それは巨額損失を出した老舗ホテルの再建。金融庁の最強検査官との対立。やられたら倍返しだ! バブル入行組の男たちのプライドが胸を熱くさせる。半沢直樹シリーズ第2作。

  2541  恋歌  朝井まかて  全6巻  講談社 
 江戸で熱烈な恋を成就させ、天狗党の志士に嫁いで水戸へ下った中島歌子。だが、内乱の激化に伴い、彼女は夫から引き離され、とらわれの身となった。明治の世に歌塾「萩の舎」を主宰し一世を風靡した歌子は、何を想い胸に秘めていたのか。

  2542  春の庭  柴崎友香  全2巻  文藝春秋 
 「となりの女」に誘われた小さな冒険。何気なく通り過ぎていた、いつもの街 − そこには、深く静かな喜びが埋っていた。第151回芥川賞受賞作。

  2543  だいじょうぷ3組  乙武洋匡  全5巻  講談社 
 松浦西小学校に5年3組の担任としてやってきたのは、手と足がない先生。「フツーってなんだろう」 個性豊かな28人の子どもたちと先生はいくつもの「事件」を通して、大切なことに気づいていく。著者初の小説。

  2544  プリズム  百田尚樹  全5巻  幻冬舎 
 ある資産家の家に家庭教師として通う聡子。彼女の前に屋敷の離れに住む青年が現れる。時に荒々しく怒鳴りつけ、時になれなれしくキスを迫り、時に紳士的に振る舞う態度に困惑しながらも、聡子は彼に惹かれていく。しかしある時、彼は衝撃の告白をする。「僕は実際には存在しない男なんです」。感涙必至のかつてない長編恋愛小説。

  2545  いのちの蛍  澤田ふじ子  全4巻  幻冬舎 
 京、高瀬川のほとりの居酒屋「尾張屋」の主、宗因と高瀬川沿いに集う人々の交錯する思いとさまざまな事件をきめ細やかに描く、人情時代シリーズ第2作。

  2546  女のいない男たち  村上春樹  全5巻  文藝春秋 
〈女のいない男たち〉の話。といって男だけが登場するわけではない。苦楽をともにする女を失った男たちの物語だ。絡み合い、響きあう6遍。村上春樹、9年ぶりの短編小説世界。

  2547  火車  宮部みゆき  全9巻  新潮社 
 休職の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて行方不明の婚約者関根翔子をさがすことになった。自らの意志で、徹底的に足取りまで消して失踪した彼女に何があったのか? 彼女はいったい何者なのか。カード社会における自己破産の現状を背景に、現代を鋭く描いた山本周五郎賞に輝く傑作。

  2548  花のさくら通り  荻原浩  全8巻  集英社 
 シャッター通りまであと一歩。さびれたさくら通り商店街の再生プログラムを請け負ったのは和菓子屋の2階に引っ越してきたばかりの不況にあえぐユニバーサル広告社だった。一癖もふた癖もある人々が織りなす街づくり小説。

  2549  オロロ畑でつかまえて  荻原浩  全4巻  集英社 
 人口わずか300人。主な産物はオロロ豆など。超過疎化にあえぐ日本の秘境、牛穴村が村の起死回生をかけて立ち上がった。ところが、手を組んだ相手は倒産寸前のプロダクション。この最弱タッグによる破れかぶれの村おこし大作戦。

  2550  郷土に生きる  伊藤浩  全2巻  自費出版 
 春日井の地名の由来について、その土地の昔の地形や歴史的背景から調べた郷土史です。名前の変遷や他所と同名の地名がなぜあるかなどと興味をそそられる書となっています。

  2551  5年目の魔女  乃南アサ  全4巻  新潮社 
 3回コールのあとに切れる不気味な電話。これは魔性を秘めた女、喜代美から、退職を余儀なくされた友達の景子はインテリアデザイナーとして新しい一歩を踏み出した矢先だった。女という性の持つ深い闇を暴く。

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3

      点訳本案内
      ― 25 ―   
    編集・製作  春点
       2015年1月


点訳本の内容紹介



    申込先  春日井市図書館 読書推進担当 電話0568−85−6800

    貸出期間  1ヶ月間

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   ―― 図 書 館 蔵 書 分 ――

  2515  ヒカルの卵  森沢明夫  全7巻  徳間書店 
 一杯の卵かけご飯が人生を変える? 山奥の限界集落に「卵かけご飯専門店」を作ってしまった無欲で能天気な男と、その彼を取り巻く愉快な仲間達が繰り広げる笑って泣ける物語。

  2516  灰色の虹  貫井徳郎  全11巻  新潮社 
 身に覚えのない上司殺しの罪で刑に服した江木雅史。事件は彼から家族や恋人、日常生活のすべてを奪った。出所後自分を冤罪に陥れた刑事、検事、弁護士達への復讐を決意する。江木が殺人という罪を犯してまで求めたものは何か。

  2517  彰義隊  吉村昭  全8巻  新潮社 
皇族でありながら、戊辰戦争で朝敵となった人物がいた。−上野寛永寺山主・輪之寺の宮能久親王は徳川慶喜の恭順の意を朝廷に伝えるため奔走する。しかし彰義隊に守護された宮は朝敵となり、さらには会津、米沢、仙台と諸国を落ちのびる。その数奇な人生を通して描かれる江戸時代の終焉。

  2518  等伯(上)  安部龍太郎  全6巻 日本経済新聞出版社 
 都に出て天下一の絵師に−。養父母の非業の死により故郷を追われ焦熱の道へ。激動の戦国の世と法華の教えが、画境を高みに誘う。絵師「等伯」の誕生を骨太に描く傑作長編。第148回直木賞受賞作。

  2519  等伯(下)  安部龍太郎  全6巻 日本経済新聞出版社 
誰も見たことのない絵を。狩野派との暗躍、心の師・千利休の切腹、長男久蔵の不慮の死と等伯を襲う悲劇。窮地に立たされた等伯は命をかけた一枚に挑む。名利を離れたどり着いた境地、愛と鎮魂の「松林図」。

  2520  賞の柩  箒木蓬生  全5巻  新潮社 
199×年のノーベル賞にはかすかな腐臭がした。この年の医学・生理学賞受賞の周辺には不自然な死が多すぎた。恩師の死因を探っていた青年医師・津田は〈論文の盗用〉と〈見えざる凶器〉をつきとめる。ノーベル賞をめぐる科学者の野望を暴く傑作サスペンスです。

  2521  月下上海  山口恵以子  全5巻  文藝春秋 
 スキャンダルを逆手にとり人気画家にのし上がった財閥令嬢・八島多江子とそれを取り巻く男達の物語。戦時下の上海で憲兵大尉や中国人資本家、抗日運動に身を投じる医学生の間で奏でられるのは華やかで哀しいエレジー(悲恋歌)か。

  2522  色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年  村上春樹  全6巻  文藝春秋 
 熱狂的なファンを持つ村上春樹の長編新作。名古屋で学生時代を過ごした5人の若者のその後が描かれる。主人公の多崎つくるが、地元に残った4人から絶縁を告げられたのは何故か? 自ら旧友を訪ね歩くことで、それを解明しようとする姿が丁寧な筆致で描かれています。

  2523  総理の夫(First Gentleman) 原田マハ  全7巻  実業之日本社 
 20××年、女性初の総理大臣となった相馬凛子。夫の日和は鳥類研究者として仕事をしながら、ファースト・ジェントルマンとして妻を支えることを決意する。暗黒政治家やあやしげな政治ジャーナリストの登場に凛子の理想の政治は実現できるのか。山本周五郎賞作家が贈る政界エンターテインメント&夫婦愛の物語。

  2524  巨鯨の海  伊東潤  全6巻  光文社 
世界でも希な網取・曳航漁法による組織捕鯨を確立し、繁栄する紀伊半島の漁村、太地。江戸から明治へ、治外法権の中で生きる男達の劇的な人生と、繰り広げられる鯨との死闘を厳しくも愛しく描き出す伊東潤の渾身作。

  2525  左近の桜  長野まゆみ  全3巻  角川書店 
武蔵野にたたずむ一軒家。実は、男同士が忍び会う宿屋である。この宿「左近」の長男で十六歳の桜蔵にはその気もないが、あやかしのもの達が表われては、交わりを求めてくる。そのたびに逃れようとする桜蔵だが・・・。

  2526  昭和の犬  姫野カオルコ  全4巻  幻冬舎 
 第150回直木賞受賞作。主人公、柏木イク。昭和33年滋賀県生まれ。5歳の時、預けられていた宣教師館から、トイレのない家へ引っ越す。6歳、両親と煉瓦の煙突付きの洋館に移る。彼女の傍らにはいつも犬がいた。

  2527  プリンセス・トヨトミ  万城目学  全9巻 文藝春秋 
このことは誰も知らない − 400年の長きにわたる歴史の封印を解いたのは、東京から来た会計検査院調査官の3人と大阪の少年少女だった。秘密の扉が開くとき、大阪が全停止する!? 万城目ワールドの真骨頂、ついに始動。

  2528  ラブレス  桜木紫乃  全6巻  新潮社 
 謎の位牌を握りしめて、百合江は死の床についていた。彼女の生涯はまさに波瀾万丈だった。道東の開拓村で極貧の家に育ち、中学卒業と同時に奉公に出されるが、やがては旅芸人一座に飛び込んだ。一方、妹の里美は地元に残り、理容師の道を歩み始める。流転する百合江と堅実な妹の60年におよぶ絆を軸にして姉妹の母や娘達を含む女三代の壮絶な人生を描いた圧倒的な長編小説。

  2529  逆流−越境捜査  笹本稜平  全8巻  双葉社 
10年前、死体遺棄事件を追っていた鷺沼が暴漢に刺された。宮野が警視庁管内で起きた事件化されていない殺人事件があることを告げる。現場は現財務副大臣を務める木暮参議院議員の旧宅で、死体遺棄事件に関連があるように見えたが・・・。

  2530  原発事故はなぜくり返すのか  高木仁三郎  全3巻  岩波書店 
  福島の原発事故はわたしたちの記憶に強く残っている。だが、それだけではない日本の原子力施設の事故からあきらかになった国の政策や原子力産業の問題、技術者の姿勢を問う一冊。生涯をかけて原発問題に取組んだ市民科学者が闘病中に残した最後のメッセージ!!


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3

      点訳本案内
      ― 24 ―   
    編集・製作  春点
       2014年9月


点訳本の内容紹介



    申込先  春日井市図書館 読書推進担当 電話0568−85−6800

    貸出期間  1ヶ月間

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  2492 あい 永遠に在り  高田 郁  全6巻  角川春樹事務所 
 幕末から明治へと波乱の時代を生きた医師・関寛斎。千葉銚子で開業し、徳島藩の侍医へと出身。百姓上がりと揶揄されながら、藩主の信頼を得ていく。明治になり晩年を北海道開拓にかける。そんな彼をかたわらで支え続けた妻 あいの視点から実在した医師の姿が描かれる。

  2493 そして父になる  是枝裕和・佐野晶  全5巻  宝島社 
 学歴、仕事、家庭。すべてを手に入れ、人生の勝ち組と信じていた良多。ある日、病院からの連絡で6年間育てた息子が取り違えられた他人の子だと判明する。血か、共に過ごした時間か。良多はどちらを選ぶのか。

  2494 三十光年の星たち(上)  宮本 輝  全5巻  新潮社 
 彼女にも逃げられ、親からも勘当された無職の青年が、京都の小路の奥に住む隣家の金貸し老人、佐伯との出会いをきっかけに、生きることの本当の意味を、喜びを見いだしてゆく、若者への感動あふれる応援傑作長編小説。

  2495 三十光年の星たち(下)  宮本 輝 全5巻  新潮社 
 十年で階段の前、二十年で階段の3分の1、そして三十年で階段を上りきる。それからが本当の人生の始まりであると、懸命に生きる若者たちに勇気と希望を与えるべく、厳しく優しく導く大人たちの姿を描く感動の物語。

  2496 平台がお待ちかね  大崎 梢  全5巻  創元社 
 出版社の新人営業マンの井辻君は、今日も書店のフロアに向かっている。自社本をたくさん売ってくれた店長には冷たくされ、授賞式に受賞者は現れない・・・。他社の先輩営業マンにいじられつつ波瀾万丈の日々を奮闘する主人公の優しさに、心はほっと温まります。

  2497 ランドセル俳人の五・七・五 − いじめられ ゆきたしゆけぬ 春の雨 11歳、不登校の少年。生きる希望は俳句を詠むこと。 小林 凜  全1巻  ブックマン社 
 凜君は3ヶ月早く944gで生まれた。小児科等へ入院・退院をくり返し、小学校入学時も小さく力も弱かった。それが壮絶ないじめにつながり、不登校となった。祖母との散歩から俳句が生まれた。これは家族のことと凜君の読んだ句集です。

  2498 蠅の帝国−軍医たちの黙示録−  箒木 蓬生 全8巻  新潮社 
 徴兵検査をし、解剖を行い、地下壕を掘り、空爆され、戦犯となり、ソ連軍におびえ傷病兵に青酸カリを渡す。広島、樺太、満州、沖縄、東京、大刀洗、15人の若き軍が極限下で見た「あの戦争」の本当の姿を記した作品。

  2499 オレたちバブル入行組  池井戸 潤  全6巻  文藝春秋 
 大手銀行にバブル期に入行して、今は大阪西支店融資課長の半沢。支店長命令で無理に融資の承認を取り付けた会社が倒産した。すべての責任を押しつけようと暗躍する支店長。四面楚歌の半沢には債権回収しかない。夢多かりし新人時代は去り、気がつけば中間管理職。そんな世代へのエールを送る痛快企業小説。

  2500 水のかたち(上) 宮本 輝  全7巻  集英社 
 東京の下町で暮らす平凡な主婦、能勢志乃子。50歳の誕生日に、近所の喫茶店で年代物の文机と茶碗と手文庫を買い受ける。予期せぬ出会いと友情が引き寄せる、新たな人生の喜び。生の希望に満ちた傑作長編小説。

  2501 水のかたち(下) 宮本 輝  全6巻  集英社 
 善き人たちのつながりが、平凡な下町の主婦を通して、勇気と知恵と決断力と行動力が、織り込まれており、日本の敗戦後に北朝鮮からの150人近くの人々が助け合って命がけで帰国する、横尾文之助の手記の原本も・・・

  2502 論説室の叛乱  立石 勝規  全6巻  講談社 
 新聞社の報道姿勢を覆す真のスクープ奪取を企てる、論説室に集う癖だらけのエリート新聞記者たち。静かで熱い叛乱を描き、政界の裏側に迫るドキュメントノベル。

  2503 風の扉  夏樹 静子  全5巻  文藝春秋 
 死んだはずの男が生きていた。その謎の陰であるふたつの遺体の不審点が明らかになる。医学の発展がもたらした恐怖と、人間の生命とは何かを問うた医学ミステリーの名作。

  2504 アスベスト−広がる被害  大島 秀利  全4巻  岩波書店 
 高い断熱性や耐久性から、”奇跡の鉱物”といわれたアスベスト。しかし今、その微細な繊維を吸い込んだことによる健康被害が広がっている。建築物など身近に潜む危険から、被害者の声、取るべき対策まで明らかにする。

  2505 龍は眠る  宮部 みゆき  全9巻  新潮社 
 嵐の晩、雑誌記者の高坂昭吾は、車で東京へ向かう道すがら、道ばたで自転車をパンクさせ、立ち往生していた少年を拾った。何となく不思議なところがあるその少年、稲村慎司は言った。「僕は超能力者なんだ」その言葉を証明するかのように、二人が走行中に遭遇した死亡事故の真相を語り始めた。

  2506 さよなら、オレンジ  岩城 けい  全2巻  筑摩書房 
 「言葉とは何か」を真摯に問う情熱作。自分が生きる道をつかみたい・・・。故国を遠く離れ、子どもを抱えて暮らす女性たちは、互いにささえあいながら、おのおのの人生を切り開いていく。第29回太宰治賞受賞作。

  2507 百  色川 武大  全4巻  新潮社 
 表題作百の他に3編が収められているが、共通して自分または家族のことを書いている。特に父親は軍人上がりの一徹者で、著者と、母親と、弟との関わりを赤裸々に書いていておもしろいと思います。

  2508 64  横山 秀夫  全13巻  文藝春秋 
 昭和64年に起きたD県警史上最悪の翔子ちゃん誘拐殺人事件を巡り、刑事部と警務部が全面戦争に突入。狭間に落ちた広報官三上義信は己の真を問われる。『警察発表』に真実はあるのか。究極の警察小説。

  2509 森崎書店の日々  八木沢 里志  全3巻  小学館 
 貴子は交際して1年の英明から突然他の女性と結婚すると告げられ失意のどん底へ。会社も辞めることに。恋人と仕事をいっぺんに失った貴子のところに本の街神保町で古書店を経営する叔父のサトルから電話が入る・・・。

  2510 祖父たちの告白−太平洋戦争70年目の真実  中日新聞社会部  全4巻  中日新聞社 
 自分はこの戦争を語り継ぐために生かされた−。90歳を超えた元兵士たちが、最後の命を削りながら記者に語った戦場の真実。映画や小説よりも圧倒的なリアリティを持って迫る。本書は中日新聞の連載をまとめて単行本化したものです。

  2511 第二次世界大戦前夜  笹本 駿二  全4巻  岩波書店 
 1939年のヨーロッパ。ヒトラーをめぐって英仏ソ各国の首脳の駆け引きや決断、独ソ不可侵協定、そして第二次世界大戦へと。当時ヨーロッパにいた1ジャーナリストがこの大きなドラマを解明する。

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 福 祉 セ ン タ ー 蔵 書 分

  申込先  「掲示板にてお願いします。」


  最後の花束  乃南 アサ  全1巻  新潮社
 家出をして夜の街で暮らす16歳の少年と1つ年下の少女。少年のためひどいやけどを負った少女。10年の年月を経て美しい女に生まれ変わった少年は、あこがれていた結婚式当日に復讐される。

かばた医院の秘密  中島 和子  全1巻  金の星社
 主人公のミユが、偶然、訪ねたかばた医院に治療にきていた、ぬいぐるみのトントンがきっかけで、ミユに意地悪ばかりしていた、カイ君と仲直りできるお話しです。

探偵の使い方  東野 圭吾  全1巻  角川書店
 阿部芙美子は夫の浮気を疑い、探偵倶楽部に調査を依頼したが、調査途中で見せられた写真を見るとあわてて調査を打ち切った。一週間後、夫は伊豆のホテルで不審死を遂げる。気楽に読めるが、探偵の仕事に脱帽する。

出戻り家族  ねじめ 正一  全3巻  光文社
 昔ながらの商店街で民芸店を営むネジメハジメは憂鬱の種を山ほど抱えていた。妻の実家の借金問題、子どもたちの将来の不安、愛人問題等。ネジメが交通事故まで起こしたが、被害者の風俗嬢との出会いが人生を動かす。

バラとナイフ  東野 圭吾  全1巻  角川書店
 『探偵倶楽部』に調査を依頼する父。その結果は?明らかになっていく、意外な真相とは?探偵倶楽部が冷静かつ迅速に姉妹の殺人事件を解決する。

脱出・花盗人  乃南 アサ  全1巻  新潮社

 脱出−男が部下と女房に閉じこめられ、そこからの脱出を試みる。 花盗人−年下のわがままな夫に尽くす主人公。情熱的なプロポーズとは裏腹な現実。次第に生活は疲れていく。

 
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3

      点訳本案内
      ― 23 ―   
    編集・製作  春点
       2014年7月


点訳本の内容紹介



    申込先  春日井市図書館 読書推進担当 電話0568−85−6800

    貸出期間  1ヶ月間

    また春点では依頼点訳もしております。リクエストがありましたらご連絡ください。








   ―― 図 書 館 蔵 書 分 ――

  2480  冬の旅  辻原 登  全6巻  集英社 
 2008年6月8日午前9時。5年の刑期を終えて、緒方は滋賀刑務所を出所する。愛も希望も潰えた。残されたのは、すべてからの自由。たったひとり、この世の果てへと歩き出す。

  2481  無月ノ橋  佐伯泰英  全5巻  双葉社 
 萩の花が江戸に秋の気配を告げる頃、磐根が金平の研ぎを頼んだ鵜飼百助邸を訪れた折、旗本浪人の狼藉をいさめたことで、思わぬ騒動に・・・。春風駘蕩のごとき磐音が許せぬ悪を討つ、痛快時代小説第11弾。

  2482  探梅ノ家  佐伯泰英  全4巻  双葉社 
 雪が舞う深川六間堀、金兵衛長屋の浪人坂崎磐音は御府内を騒がす押し込み一味の探索に関わることに・・・。痛快時代小説第12弾。

  2483  忘れられない女 李 恩恵先生との20ヶ月 金 賢姫 全4巻  文藝春秋 
北朝鮮に拉致された日本人、李恩恵こと田口八重子から日本人教育を受けた著者が李恩恵とのことを詳細に描き、その救出を訴える。

  2484  三匹のおっさん ふたたび  有川 浩  全7巻  文藝春秋 
 ご近所限定の正義の味方、ふたたび参上。剣道の達人キヨ、柔道の達人シゲ、機械いじりの達人ノリがご近所の悪を斬る。書店万引き、不法投棄、お祭りの資金繰りなど、身近でやっかいな問題に立ち上がる三匹。 有川浩の人気シリーズ、還暦ヒーロー活劇、第二弾。

  2485  夏の庭 The Friends  湯本 香樹実  全3巻 新潮社 
 町外れに暮らすひとりの老人を『観察』し始めた少年たち。生ける屍のような老人の死の瞬間を見るために・・・。いつしか深い交流へと姿を変える老人と少年たち。思春期初期の感性を温かい目で描いた物語。日本版スタンドバイミーとの評判も高い、大人も楽しめる作品。

  2486  拉致と決断  蓮池 薫  全4巻  新潮社 
 帰国して10年が過ぎた今、拉致被害者である蓮池薫氏が自らの筆で語ります。拉致の夜のこと、北朝鮮での監視下の生活、洗脳教育、脱出への誘惑、そして電撃帰国の真相。『北』での24年間を赤裸々に綴った迫真の手記!

  2487  泣きの銀次  宇江佐 真理  全5巻  講談社 
 誰がお菊を殺したんでェ。最愛の妹の命を奪った下手人を追って大店の若旦那の地位を捨てた、人呼んで「泣きの銀次」。物言わぬ死体の声を聞いて涙する。お芳の思いを背に、目指す敵を討てるか。女流小説作家の人情捕物帖。

  2488  桜ほうさら  宮部 みゆき  全11巻 PHP研究所 
 上総の国搗根藩の古橋宗右衛門の次男笙之介は剣は弱いが学問は得意。父は穏やかで実直な武士で小納戸役を務めていたが、賄賂を受け取った疑いをかけられ自刃。父の汚名をそそぎたい。そんな思いを桜に込めた笙之介。江戸深川の長屋で写本の生計を立てながら、密かに事件の真相を探る。

  2489  汽車に乗って 舟に乗って 阿川弘之自選紀行集  阿川 弘之  全4巻  KKベストセラーズ 
 記者、船が大好きな作者といっしょに旅しているような気分になる本。友人、知人、家族とのユーモアあふれる会話が楽しい。一般の旅とはひと味もふた味も違う、それぞれの旅をいっしょに楽しむことが出来る本です。

  2490  いつか陽のあたる場所で  乃南 アサ  全5巻  新潮社 
 小森谷芭子29歳、江口綾香41歳。二人にはそれぞれ暗い過去があった。絶対に人に知られてはならない過去を必死で隠しながら、東京の下町で新しい人生を歩み始める。行き詰まる緊張の日々の中、新しい仕事を覚え、人情にも触れ・・・。過去ある二人の女の人生再生の物語。

  2491  暗闇の中のきらめき 点字をつくったルイ ブライユ   マイヤリーサ ディークマン  全2巻  汐文社 
     世界中の本をすべて読みたい。そこに書いてあることを知りたい。熱い思いを抱いた小さな盲目の少年ルイが点字を発明するまでを、フィンランドの男の子レオの目を通して描いた本。2011年度IBBY障害児図書資料センター推薦図書。2011年度アーヴィド リーデッケン賞受賞作。

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 福 祉 セ ン タ ー 蔵 書 分

  申込先  「掲示板にてお願いします。」


  依頼人の娘 東野 圭吾  全1巻 角川書店
 探偵倶楽部より抜粋した一冊。   母親の死に遭遇した娘美幸は、事件捜査の中で次第に親族への不信を感じ、探偵倶楽部という政界VIPのみを会員とする調査機関に事件の真相解明を依頼する。探偵倶楽部が鮮やかに事件を解決へと導く。

小さいことにくよくよするな! リチャード カールソン  全1巻  サンマーク出版
 この本の特徴は、100の教訓の内どこから読んでもいいことである。日めくり的な読み方や目についた見出しの項目読みなど自由。ストレスの多い現代社会で穏やかに人生を送るためのバイブル。日米同時のベストセラー。

魔女の宅急便 そのA キキと新しい魔法  角野 栄子  全4巻  福音館書店
 『魔女の宅急便』のアニメ化された部分のその後になるのですが、キキと町の人たちとの交流を通じて成長していく様を、そして魔女としてただ飛ぶだけではなく、薬を扱うというステップアップを遂げるまでを描いています。

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3

      点訳本案内
      ― 22 ―   
    編集・製作  春点
       2014年4月


点訳本の内容紹介



    申込先  春日井市図書館 読書推進担当 電話0568−85−6800

    貸出期間  1ヶ月間

    また春点では依頼点訳もしております。リクエストがありましたらご連絡ください。








   ―― 図 書 館 蔵 書 分 ――

  2459  何者  朝井リョウ  全4巻  新潮社 
 第148回直木賞受賞作。就活の情報交換をきっかけに集まった拓人、光太郎、瑞月、理香、隆良。学生の名刺、海外ボランティア、サークルの部長 − 自分を生き抜くために本当に必要なことは何なのか。この世界を組み替える力はどこから生まれるのか。

  2460  旅猫リポート  有川 浩  全4巻  文藝春秋 
 ボク(三毛猫のナナ)を乗せたサトルの銀色のワゴンは、今日も旅をする。訳あって飼えなくなったボクの新しい飼い主を捜すために。でも、ボクは決めているんだ − ボクは永遠にサトルの猫だ!! 一人と一匹が見る美しい景色と、出会うなつかしい人々。涙なしでは読めない、心にしみるロードノベル。

  2461 宝石の科学 P.J.FISHER 全3巻 共立出版KK 
 宝石を科学的に研究する宝石学の書。

  2462  新装版 古地図が教える地震危険地帯  守屋喜久夫 全3巻  日刊工業新聞社 
 火山列島である日本は地震災害から逃れられない。古記録、江戸の古地図、明治の実測図から地震危険地帯を読み解く本書は、正しい知識を得、防災対策の一助となる著作である。

  2463  心  姜 尚中  全4巻  集英社 
 きみに私の息子の最後の言葉を贈りたいのです。親友を失った青年と、ある秘密を抱えた先生の間で交わされたメールを軸に織りなす、喪失と再生の物語。あの「悩む力」の著者が、苦難の時代を生きる若者たちに真剣に向き合った注目の長編小説。

  2464  のぼうの城  和田 竜  全6巻  小学館 
 時は乱世。石田三成2万の軍勢にたった二千で立ち向かったでくのぼうがいた。いったいどんな戦を試みたのか・・・。そしてその行方は?!

  2465  奇跡のりんご 「絶対不可能」を覆した木村秋則の記録  石川 拓治  全4巻  幻冬舎 
 りんご栽培には農薬が不可欠。誰もが信じて疑わないその「真実」に挑んだ男の物語。NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」で取り上げられ、2012年には映画化もされたノンフィクションです。

  2466  雪と珊瑚と  梨木 果歩  全4巻  角川書店 
 珊瑚、21歳。生まれたばかりの赤ちゃん雪を抱え、途方に暮れていたところ、さまざまな人との出会いや助けに支えられ、心にも体にも優しい、惣菜カフェをオープンさせることになる。

  2467  真夏の方程式  東野 圭吾  全8巻  文藝春秋 
 思わぬかたちで事件に巻き込まれていく恭平。環境保護活動にのめり込む成実。無関心を装う川畑夫妻。死んだ塚原はなぜこの街にやってきたのか。罪を犯した人物は誰なのか。湯川が気づいてしまった哀しき事件の真実とは・・・。

  2468  ローカル線で行こう!  真保 祐一  全8巻  講談社 
 お金がないなら、知恵を出すのよ! もりはら鉄道新社長、篠宮亜佐美(31歳独身)の果敢な挑戦がはじまった。立ちはだかるのは、やる気を失った社員たち、一筋縄ではいかない経営幹部、そして亜佐美らを次々と襲う不穏な事件。もり鉄に明日はあるのか!?

  2469  そうか、もう君はいないのか  城山 三郎  全2巻  新潮社 
 彼女はもういないのかと、時折不思議な気分に襲われる−。気骨ある男たちを主人公に、数多くの経済小説、歴史小説を生み出してきた作家が、最後に書き綴っていたのは、亡き妻との深い絆の記録だった。

  2470  浅見光彦殺人事件  内田 康夫  全4巻  島中書店 
 詩織の母の最後の言葉「トランプの本」をキーワードに物語は展開され、温厚で人望の厚かった父親が殺され、捜査は難航。  浅見光彦のシリーズ中で今までにないもっとも特徴的で風変わりな作品である。

    2471  ホテルローヤル  桜木 紫乃  全3巻  集英社 
 道東の外れ、遠く阿寒の山々が霞み緑の茂る湿原地帯と黒々と蛇行する川を見下ろす最高のロケーションの高台に立つラブホテルに関わった人々のさまざまな人間模様を描き出す筆者の直木賞受賞作。

  2472  刑事のまなざし  薬丸 岳  全5巻  講談社 
 法務技官として、少年鑑別所で明るく優しく少年たちを真治導く仕事をしていた夏目信人は、何故、人を疑い犯罪者を追い詰める刑事になったのか。持ち前の鋭い洞察力を持って真実を見抜き、頑張って生きようとする人々に寄り添う短編集。

  2473  聖女の救済  東野 圭吾  全6巻  文藝春秋 
 男が自宅で毒殺されたとき、離婚を切り出されていたその妻には鉄壁のアリバイがあった。草薙刑事は美貌の妻に惹かれ、毒物混入方法は不明のまま。湯川が推理した真相は虚数解。理論的には考えられても、現実的にはあり得ない。

  2474  くじけないで  柴田 トヨ  全2巻  飛島新社 
 90歳を過ぎてから息子の勧めで詩を書き始め、2010年に98歳で処女詩集「くじけないで」を発表。詩集は口コミで広がり、168万部を超えるベストセラーに。そのみずみずしく前向きな作風は、海を越えて海外でも高く評価されている。

  2475  去年の冬、きみと別れ  中村 文則  全3巻  幻冬舎 
 愛を貫くには、こうするしかなかった。これは冷酷な狂気か、美しき純愛か? 前代未聞のこの結末を、あなたは善悪で裁けるか? 日本と世界を震撼させた著者が紡ぐ戦慄のミステリー!

  2476  abさんご  黒田 夏子  全2巻  文藝春秋 
 ふたつの書庫と巻き貝状の小部屋のある「昭和」の家庭で育ったひとり児の運命・・・。全文横書き、かつ「固有名詞」を一切使わないという日本語の限界に挑んだ超実験小説。史上最高歳75歳での芥川賞受賞作他3編。

  2477  わりなき恋  岸 恵子  全5巻  幻冬舎 
 孤独と自由を謳歌する国際的なドキュメンタリー作家、伊奈笙子、69歳。秒刻みのスケジュールに追われる大企業のトップマネジメント、九鬼兼太、58歳。激動する世界情勢と日本経済、混沌とするメディア解の最前線に身を置く二人が、偶然隣り合わせたパリ行きのファーストクラスで、ふとかわした「プラハの春」の思い出話・・・。それがすべての始まりだった。

  2478  冥土めぐり  鹿島田 真希  全3巻  河出書房新社 
 夫とめぐる失われた過去への旅。裕福だった過去に執着し、借金を重ねる母と弟。家族から逃れたはずの奈津子だが、突然夫が不治の病にかかる。だが、それは、奇跡のような幸運だった。第147回芥川賞受賞作。

  2479  農場と少年  ローラ インガルス ワイルダー  全5巻  福音館書店 
 今から100年以上前、北アメリカの開拓地で9歳の少年が、両親と兄、二人の姉と生活。父さんの農場の手伝いをしながら、大きなカボチャの収穫、牛や馬とのふれあいを通して、父と同じ一人前の農夫になろうと決意する。

 
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3

      点訳本案内
      ― 21 ―   
    編集・製作  春点
       2014年2月


点訳本の内容紹介



    申込先  春日井市図書館 読書推進担当 電話0568−85−6800

    貸出期間  1ヶ月間

    また春点では依頼点訳もしております。リクエストがありましたらご連絡ください。








   ―― 図 書 館 蔵 書 分 ――

  2431  55歳からのハローワーク  村上 龍  全6巻   幻冬舎 
多くの人々が将来への不安を抱えている。だが、不安から目を背けず新たな道を探る人々がいる。婚活、再就職、家族の信頼の回復、友情と出会い、ペットへの愛、老いらくの恋・・・。さまざまな彩りに満ちた「再出発」の物語。

  2432  植物図鑑  有川 浩  全6巻  幻冬舎 
 お嬢さん、よかったら僕を拾ってくれませんか。かみません。躾の出来たよい子です。思わず拾ってしまったイケメンは、重度の植物おたくだった。樹という名前しか知らされぬまま、週末ごとにご近所で「狩り」をする同居生活が始まった。とびきりおいしい道草料理レシピ付き。

  2433  聞く力−心をひらく35のヒント  阿川 佐和子  全4巻  文藝春秋 
 プライベートにビジネスに、相づちの打ち方から会話のツボまで。インタビューが苦手だったアガワが、100人近い出会い、30回以上のお見合いで掴んだコミュニケーション術を初めて披露する。

  2434  和菓子のアン  坂木 司  全5巻  光文社 
 デパ地下の和菓子店「みつ屋」で働き始めた梅本杏子、通称アンちゃん。個性的すぎる店長や同僚に囲まれる日々の中、歴史と遊び心に満ちた和菓子の奥深い魅力に目覚めていく。なぞめいたお客さんたちの言動に秘められた意外な真相とは。

  2435  光圀伝  冲方 丁  全17巻  角川書店 
 「なぜ俺なんだ」兄をさしおいて、なぜ自分が水戸家の跡継ぎとされたのか、どうすればその不義を義とすることが出来るのか。だれも知らない光圀の生涯が描かれる。大長編だが、長さを感じさせない展開に引き込まれます。

  2436  十二単衣を着た悪魔  内舘 牧子  全7巻  幻冬舎 
 59もの会社から内定が出ぬまま二流大学を卒業した伊藤雷。困ったことに弟は頭脳も容姿もスポーツも超一流。そんな中、日雇い派遣の仕事で「源氏物語」の設営を終えた雷は、突然『源氏物語』の世界へトリップしてしまった。そこには・・・。

  2437  よろずのことに気をつけよ  川瀬 七緒  全6巻  講談社 
 変死体のそばで見つかった『呪術符』の意味は? 呪いと殺人の謎に文化人類学者が挑む。被害者は呪い殺されたのか! 謎が謎を呼ぶ呪術ミステリーの快作。2011年度、江戸川乱歩賞受賞作品。

  2438  コンクリートが危ない  小林 一輔  全3巻  岩波書店 
 鉄筋腐食が進む高架橋、基礎が崩れていくマンション。本来200年の耐久性を持つはずのコンクリート構造物に、今、あちこちで異変が起きている。何が原因かを探り、真に安全な構造物をつくるために何が必要かを問いかける。

  2439  いねむり先生  伊集院 静  全6巻  集英社 
 著者と作家・色川武大さんとの交流を綴ったもので、二人とも過去に薬物依存やアルコール依存症で幻覚や発作に悩まされつつ色川を先生と慕い、競輪場をめぐる旅をする。先生はどこでても眠ってしまう病気持ちでもある。

  2440  漂砂のうたう  木内 昇  全5巻  集英社 
 明治10年。御家人の次男坊だった定九郎は、ご一新ですべてを失い根津遊郭に流れ着く。立ち番として働くも住み処も持たず、根無し草のように漂う日々。維新から取り残された男と女が求めたものは。第144回直木賞受賞作。

  2441  伊勢志摩殺人光景  梓 林太郎  全5巻  光文社 
 豊科の運送会社社長福沢正純が刺殺死体となって発見された。正純は山から帰宅したところを襲われたと見られるが、同居する父親寛文も姿を消していた。福沢家がこの地に移ってきた38年前に何が起きたのか。

  2442  ガリレオの苦悩  東野圭吾  全6巻  文藝春秋 
 『悪魔の手』を名乗る人物から警視庁に送りつけられた怪文書には連続殺人の犯行予告と帝都大準教授・湯川学を挑発する文面が記されていた。邪悪な犯罪者と天才物理学者の対決を描く「攪乱す」他、4編収録のガリレオシリーズ第4弾。

  2443  私は薬に殺される  福田 実  全4巻  幻冬舎 
 健康になろうとして積極的に予防治療を受けたが、それが原因して完全に体を壊してしまった作者。専門分野に潜む医療過誤という犯人に戦いを挑んだ4年10ヶ月にわたる命がけの闘病記である。

  2444  新装版 水の城 −いまだ落城せず− 風野 真知雄  全五巻  祥伝社 
    「なぜ、こんな城が!」5万余の軍勢を率いる石田三成は、蓮沼に浮かぶ小城を前に歯がみした。足軽・百姓合わせてたった3千人弱の兵力にもかかわらず、なぜか武蔵・忍城が落ちないのだ。戦国史上、類を見ない大攻防戦!

  2445  夜光観覧車  湊 かなえ  全5巻  双葉社 
 父親が被害者で、母親が加害者。高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。遺された子どもたちは、どのように生きていくのか。その家族と、向かいに住む家族の視点から事件の動機と真相が明らかになる。

  2446  シルバーレイクの岸辺で  ローラ インガルス ワイルダー  全5巻  福音館書店 
 父さんが鉄道敷設の仕事を得て、ローラの一家はサウスダコタ州へ移り、工夫たちの去った誰もいないシルバーレイクで一冬を過ごす。ローラが失明した姉の目となってメアリイを助ける日々が物語られている。

  2447  半島へ、ふたたび  蓮池 薫  全5巻  新潮社 
 拉致され、異国での24年間を経て帰国した著者の初めての手記。新潮ドキュメント賞を受賞した一冊。自分で選択した仕事に情熱を燃やし、人間にとって自由がどんなに大切でありがたいものかを切実に感じる日々の中で記された思いを濃密に語った作品となっている。

  2448  虹の岬の喫茶店  森沢 明夫  全4巻  幻冬舎 
 岬の外れにたたずむ小さな喫茶店で待ってくれているのは、白い犬のコータローと初老の女性店主の悦子さん − 一杯の薫り高いコーヒーは、すべての悲しみを包み込み、明日への生きる力を生み出してくれる。あなたも行ってみませんか。

  2449  ジェノサイド  高野 和明  全13巻  角川書店 
 父の意志を継ぐ大学院生と、一人息子のために戦い続ける傭兵の交わるはずのない二人の人生が交錯するとき、驚愕の事実が明らかになる。それは、アメリカの情報機関が察知した、人類絶滅の危機。

  2450  闇を照らす六つの星 日本点字の父 石川倉次  小倉 明  全2巻  汐文社 
 フランスのルイ・ブライユがつくった点字を日本語で使えるよう翻案した石川倉次の物語。

  2451  明日のマーチ  石田 衣良  全6巻  新潮社 
 突然の派遣切りで失職した4人の若者は、日本海側から東京まで600キロを歩いて帰ることにします。メンバーの一人が立ち上げたブログで公開されるこの明日のマーチは数百人のフォロワーを得て、国をも動かす大きなマーチになっていくのです。

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 福 祉 セ ン タ ー 蔵 書 分

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  罠の中  東野圭吾  全1巻  角川書店

 お金持ちや上流階級だけを相手にする某探偵クラブに今回依頼された事件は、一家の主人が風呂場で心臓発作を起こして死亡した一件。警察は自殺と断定したが、納得できない妻は・・・。東野圭吾の短編集の中の一編です。

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3

      点訳本案内
      ― 20 ―   
    編集・製作  春点
       2013年12月


点訳本の内容紹介



    申込先  春日井市図書館 読書推進担当 電話0568−85−6800

    貸出期間  1ヶ月間
      また春点では依頼点訳もしております。リクエストがありましたらご連絡ください。








   ―― 図 書 館 蔵 書 分 ――

  2415  日輪の遺産  浅田次郎  全8巻  講談社  
  帝国陸軍がマッカーサーから奪い、終戦直後に隠したという時価200兆円の財宝。真柴老人が遺した手帳に驚くべき真実が。それを終戦5日前から50年後を往復して解き明かされる浅田次郎流の感動が待っています。

  2416  千日紅の恋人  箒木蓬生  全6巻  新潮社  
 宗像時子は父が遺した古アパート扇荘の管理人をしている。扇荘にはさまざまな事情を抱えた人たちが住んでいる。そのうちの一人有馬生馬という古風な好青年に惹かれていく。二度目のつらい別離を経験し恋をあきらめていた時子ではあるが。

  2417  虹の翼  吉村昭  全9巻  文藝春秋  
 人が空を飛ぶなど夢でしかなかった明治時代、ライト兄弟が世界最初の飛行機を飛ばす十数年も前に、独自の構想で航空機を考案した男が日本にいた。奇才・二宮忠八は夢を実現させるのか。

  2418  かあちゃん  重松清  全7巻  講談社  
    同僚を巻き添えに、自らも交通事故で死んだ父の罪を背負い、生涯自分に、笑うことも、幸せになることも禁じたおふくろ。いじめの傍観者だった日々のあせりと苦しみを、うまく伝えられない僕。精一杯「母ちゃん」を生きる女性と、言葉に出来ない母への想いを抱える子どもたち。

  2419  石の肺−アスベスト禍を追う  佐伯一麦  全4巻 新潮社  
 アスベスト禍の体験をノンフィクションに。電気工として工事現場で、静かな時限爆弾と呼ばれるアスベストに体をむしばまれた著者が、自らの体験や被害者の証言によって、静かな筆致で問題の本質を描き出した一冊。

  2420  神様のカルテ3  夏川草介  全7巻  小学館  
 栗原一止の勤める病院に新しい内科医が赴任してきた。経験も腕も確かで、研究熱心な医者だが、治そうとしない患者は受診しない方針だった。それを抗議する一止に「どこにでもいる偽善者タイプの医者じゃない」といわれ、自分の医師としてのスキルに疑問を持ち始める。

  2421  桑潟幸一準教授のスタイリッシュな生活  奥泉光  全7巻  文藝春秋  
 薄給と田舎暮らしに意気上がらない、たらちね国際大学準教授のクワコーこと桑潟幸一。彼が顧問をつとめる文芸部の部員たちは変わり者揃いだが、抜群のチームワークでクワコーの周囲で起こる怪事件を次々解決していく。

  2422  きみはポラリス  三浦しをん  全4巻  新潮社  
 三角関係、同性愛、片想い、禁断の恋・・・、言葉でいくら定義しても、この地球上にどれひとつとして同じ関係性はない。かたちに囚われず特別な光を見いだし、感情の宇宙を限りなく広げる、最強の恋愛小説集。

  2423  僕の死に方 エンディングダイアリー500日  金子哲雄  全3巻  小学館  
 突然の余命宣告。絶望の中でやがて彼は「命の始末」と向き合い始める。その臨終までの道程はとことん前向きで限りなく切なく愛しい。これは41歳で急逝した売れっ子流通ジャーナリスト見事な死の記録である。

  2424  エンジェルフライト  佐々涼子  全4巻  集英社  
 運ぶのは遺体だけじゃない。国境を越え魂を家族のもとへ届けるプロフェッショナルたち。他国でなくなった人はどうやって故郷に帰るのだろうか。ほとんどの人が知らない世界を描くノンフィクション。

  2425 大草原の小さな家  ローラ インガルス ワイルダー   全5巻  福音館  
 「大きな森」の家をあとにして、インガルス一家は旅立ち、大草原に。父さんと母さんは力を合わせて新しい家を造ります。ローラが6歳から7歳までの1年間を過ごした開拓者の生活が生き生きと描かれています。

  2426  道化師の蝶  円城 塔  全3巻  講談社  
 第146回芥川賞受賞作。帽子をすり抜ける蝶が飛行機の中を舞うとき、「言葉」の網が振りかざされる。稀代の多言語作家「友幸友幸」と資産家A・A・エイブラムスの、言語をめぐって連環してゆく物語。

  2427  再会  横関大  全6巻  講談社  
 小学校卒業の直前、悲しい記憶と拳銃をタイムカプセルに封じ込めた4人組。23年後、ある殺人事件きっかけに再会する。分かっているのは4人の中に拳銃を掘り出した人間がいる。繋がった過去と現在の事件の真相とは。

  2428  予知夢  東野圭吾  全4巻  文藝春秋  
 「探偵ガリレオ」に続く、物理学者湯川学シリーズの第2作。深夜、16歳の少女の部屋に男が侵入、気がついた母親に猟銃を発砲される。その後捕らわれた男は17年前にその少女と結ばれる夢を見たと主張、証拠は男が小4の時に書いた作文。果たしてこれは偶然か・・・。「ゆめみる」他3編収録。

  2429  原子力発言  武谷三男  全3巻  岩波書店  
 3.11から日本の原子力発電は考え直され始めている。そんな時代にもう一度読んでみたい。原子力は本当に安全な石油の代替エネルギーとなりうるのか? 仕組みから問題点までを平易な文章で解き明かした1冊です。

  2430  往復書簡  湊かなえ  全5巻  幻冬舎  
 教師の淳史は、恩師の依頼で20年前の不幸な事故で繋がっている6人の教え子に会いに行き、それぞれの空白を手紙で報告する。過去の「事件」の真相が、手紙のやりとりで明かされる。感動と驚きに満ちた書簡形式の連作ミステリー。



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 福 祉 セ ン タ ー 蔵 書 分

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    「かまいたち」  宮部みゆき  全4巻  新潮社

 夜な夜な出没して、江戸市中を騒がす正体不明の辻斬り「かまいたち」をはじめ「師走の客」「迷い鳩」「騒ぐ刀」と、サスペンス・超能力をテーマにした宮部ワールドを収録。時代小説の原点を示す短編集。

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3

      点訳本案内
      ― 19 ―   
    編集・製作  春点
       2013年5月


点訳本の内容紹介



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  2399  未踏峰  笹本 稜平  全6巻  祥伝社
 遺骨の入ったケースを胸に、それぞれに事情を抱える3人の若者は、ヒマラヤの未踏峰に挑んでいた。登山家として世界に名を馳せ、その後北八ヶ岳の山小屋の主人になった〈パウロさん〉。ビンティチュリと名付けた無垢の頂に、はたして彼らは何をみるのか? 

  2400  腐った翼 −JAL消滅への60年−   森 功  全7巻  幻冬舎
 国に守られ、政治家と癒着し、甘い汁を吸って世界に大きく羽ばたいた国策企業。その内実は、親方日の丸体質が染みついた、危機感欠如のでたらめ経営そのもの。25年前の御巣鷹山事故が内部の腐敗を一掃するきっかけとなる。

  2401  太陽の村  朱川 湊人  全6巻  小学館
 父親の定年を祝うハワイ旅行で飛行機事故にあったフリーターの坂木龍馬。そこはド田舎の村だった。電気、ガス、水道すらない。年号も分からない村の生活、やがて隠された秘密にたどり着く。

  2402  三匹のおっさん  有川 浩  全7巻  文藝春秋
 還暦ぐらいでジジイの箱に送り込まれてたまるかと、かつての悪ガキ三人組が自警団を結成。剣道、柔道、機械いじりの達人が近所に潜む悪を斬る! その活躍はやがて若い愛娘や孫にも影響を与え・・・。痛快活劇シリーズ始動!

  2403  スピンアウト(大脱走) 高杉 良  全4巻  新潮社
 一流企業を集団で飛び出し、ベンチャーの先駆けとなった会社員たち。80年代に経済界を震撼させた「集団脱藩」事件の実名実録小説。

  2404  歪笑小説  東野 圭吾  全5巻  集英社
 新人編集者が目の当たりにした常識破りのあの手この手を連発する伝説の編集長。自作のドラマ化話に舞い上がり、美人担当者に恋心を抱く、全く売れない若手作家。出版社のゴルフコンペに初参加して大物作家に翻弄されるヒット作症候群の新鋭など・・・。作家の身辺は事件がいっぱい。

  2405  プラチナデータ  東野 圭吾  全7巻  幻冬舎
 国民の遺伝子情報から犯人を特定するDNA捜査システム。その開発者が殺害され、残された毛髪からシステムが示した犯人は、解析をした本人、神楽龍平だった。警察の包囲網をかわし真相にたどり着くことが出来るのか。

  2406  親鸞 激動篇(上) 五木 寛之  全4巻  講談社
 前作「親鸞」に連なる五木寛之の超大作。海がある。山がある。川がある。すべての人々に念仏の真実を伝えたい。流罪となって越後へ向かった親鸞は、異様な集団の動きに巻き込まれる。

  2407  親鸞 激動篇(下) 五木 寛之  全5巻  講談社
 親鸞の生涯は、おおまかに3つの時期に分けることが出来るが、本書では流刑者となって越後へ送られ、やがて関東で家族ととに暮らしながら、自身の念仏への境地を切り開かんとする中期を、作者の想像力あふれる筆致で描く。

  2408  トラや  南木 佳士  全2巻  文藝春秋
 うつ病に苦しみ、老父の介護に疲れたわたしの元へ現れた子猫。軒下で泣いていた。トラや、共に生き、生き延びた15年をここに記そう。ある家族のささやかだけれどかけがえのない苦闘と再生の年月を描いた名作。

  2409  鍵のない夢を見る  辻村 深月  全4巻  文藝春秋
 第147回直木賞受賞作。恋愛、結婚、出産。普通の幸せ、ささやかな夢をかなえる鍵を求めて魔が差す瞬間。岐路に立つ5人の女たち。望むことは、罪ですか?

  2410  蜩ノ記  葉室 麟  全5巻  祥伝社
 命を区切られたとき、人は何を思い、いかに生きるのか? 命を区切られた男の気高く凄絶な覚悟を穏やかな山あいの風景の中に謳い上げる感涙の時代小説。第146回直木賞受賞作。

  2411  流星の絆  東野 圭吾  全8巻  講談社
 3兄弟が流星を観に出かけているときに両親が殺害された。14年後ターゲットの男の父親が、あの夜現場で見た男だと気づく。彼の店の料理の味から犯人と確信し、兄弟は男を陥れるための罠を仕掛ける。

  2412  失われた町  三崎 亜記  全7巻  集英社
 ある日、突然ひとつの町から住民が消えた。30年ごとに起きる町の消滅。理不尽な悲劇の中でも残された者たちの決して失われることのない希望を描く長編小説。

  2413  ホスピタルクラウンKちゃんが行く  あんず ゆき  全1巻  佼成出版社
 クラウン・Kこと道化師の大棟耕介さんは病院を訪ねて患者に笑いを届けるホスピタルクラウンとして活躍しています。子どもたちからの愛称は、Kちゃん。入院中の子どもたちとの交流を追った、心温まる話しです。

  2414  完四郎広目手控  高橋 克彦  全4巻  集英社
 主人公香治完四郎は、きままな旗本の次男坊。広目屋藤由と組んで、江戸の噂や怪事件を説いていく。一話ずつは短編集でありながら、幕末の不安な社会情勢の流れの中で、安政の大地震へとつながっていく連作(長編)となっている。一見軽快な文章でありながら、中身の詰まった作品です。


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 福 祉 セ ン タ ー 蔵 書 分

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    赤い指  東野 圭吾  全5巻  講談社
 会社にいた前原昭夫の元に、妻から「早く帰ってきて」と電話が入る。もはや安らぎの場とは言い難い家に戻ってみると、庭にあった黒いビニール袋から白い靴下をはいた小さな足が出ていた。昭夫は息子のために事件の隠蔽に取りかかる。

  死にゆく妻との旅路  清水 久典  全3巻  新潮社
 高度成長期、縫製一筋に生きてきた夫が、経営難に苦しみ、万策尽き果てたときに、妻のガンを知る。なけなしの50万円と古ぼけたワゴンで二人きりの最後の旅が始まる。能登に住む一般人による亡き妻への哀惜の手記。

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3

      点訳本案内
      ― 18 ―   
    編集・製作  春点
       2013年5月


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  2382 「カラフル」 森 絵都  全3巻  文藝春秋
 生前の罪により輪廻のサイクルから外されたぼくの魂は、自殺を図った少年、真の体にホームステイし、自分の罪を思い出せば復帰できるチャンスを得た。真として過ごすうち、人の欠点や美点が見えてくるようになる・・・。

  2383 「陰陽師 − 醍醐の巻」 夢枕 獏  全3巻  文藝春秋
若き陰陽師・安倍晴明と、横笛の名手・源博雅が平安の都に起こる怪事件を解決する大好評シリーズ。「くれぐれも他言してはなりませぬぞ」、妖怪との約定を違えた男の運命やいかに。「不言の中納言」「犬聖」他全9編。

  2384 「徳川の夫人たち (上)」 吉屋信子  全5巻  朝日新聞社
 3代将軍の愛妾・お万の方を中心に、春日局や徳川家光、大奥を取り仕切る才女たちを描いた傑作。比丘尼から還俗させられたお万の方は苦しみ悩みながらも、ただ側女としてかしずくのではなく女として、将軍の支えとして成長していく物語。

  2385 「徳川の夫人たち (下)」 吉屋信子  全4巻  朝日新聞社
 側室にして大奥総取締役のお万の方は御台所の弟・信平との切ない恋を経て、家光と精神的な愛で結ばれる。紫衣の尼君から還俗した美しきお万の方の一生と絢爛豪華な大奥の生活を描く物語の後編。

  2386 「レイクサイド」 東野圭吾  全4巻  文藝春秋
 妻は言った。「あたしが殺したのよ」 湖畔の別荘には夫の愛人の死体が横たわっていた。4組の親子が参加する中学受験の勉強合宿で起きた事件。親たちは子どもを守るため自らの手で隠蔽しようとする。が、事件の周囲には不自然な影が。真相はどこに?

  2387 「みんな家族」  清水義範  全8巻  文藝春秋
 激動の昭和を「普通の人々」は、こんなにもたくましく生きてきた。2.26事件の迫る冬、少女は花占いに夢をはせ、優しかったあの子は南方の戦いで死に、焼け野原に立って一儲け企むやつもいた。懐かしい路地裏の匂い漂う清水版昭和史。

  2388 「続徳川の夫人たち (上)」 吉屋信子  全5巻  朝日新聞社
 徳川4代将軍家綱の御台所顕子より大奥勤務の局名、右衛門佐を受け、彼女から見た大奥の女性たちの波瀾万丈の物語。

  2389 「続徳川の夫人たち (下)」 吉屋信子  全5巻  朝日新聞社
 6代将軍家宣から江戸城明け渡しまでの徳川後宮の有り様を描き、特に代々の大奥を取り締まった才女たちを取り上げている。栄えるものはいつか滅びる。敗者は勝者には、逆らえない。天下の徳川もついに滅びたのである。

  2390 「下流の宴」 林真理子  全8巻  毎日新聞社
 普通に暮らし、普通に生きてきたつもりだったのに、自分は「下」に落ちていた。家族、生き方、変わるもの、変わらないもの。身近に起きる格差社会の現実を真正面から描く。『毎日新聞』連載を単行本化。

  2391 「霧笛荘夜話」 浅田次郎  全4巻  角川書店
 運河のほとりに立つ中国風の連子窓のある奇妙な意匠の古アパート『霧笛荘』。その6つの部屋の6人の住人たちのさまざまな人生を描くロマンあふれる連作短編集。

  2392 「朝虹ノ島 (居眠り磐音 江戸双紙)」  佐伯康英  全5巻  双葉社
 炎暑が続き、夏の盛りを迎える深川六間堀に住む、坂崎磐音は、揚弓場「金的銀的」の朝次から行方しれずの娘芸人を捜してくれと頼まれる。痛快時代小説シリーズ第10弾。

    2393 「陰陽師 − 天鼓ノ巻」 夢枕獏  全3巻  文藝春秋
 盲目の琵琶の名手、蝉丸法師は髪を逆立て恐ろしい目をした女にとりつかれていた。女を哀れむ蝉丸の口から哀しい過去が語られる。「逆髪のひと(女)」「瓶博士」など全8編を収録。

  2394 「清須会議」 三谷幸喜  全4巻  幻冬舎
 猛将・柴田勝家VS俊英・羽柴秀吉。信長亡き後、織田家の後継者は誰なのか。清須会議五日間の攻防を「現代語訳」で綴る、笑いとドラマに満ちた三谷幸喜の傑作時代エンタテイメント! 2013年映画化決定作品。

  2395 「麒麟の翼」 東野圭吾  全6巻  講談社
 橋の欄干にもたれかかる男の胸にはナイフが刺さっていた。捜査が始まり、若い不審な男が逃走し、車にはねられ昏睡状態となる。被害者との関係が浮上、犯人とされる。果たして若い男は犯人なのか。

  2396 「尾根の彼方に −父と息子の日航機墜落事故」  門田隆将  全4巻  小学館
 1985年8月12日。あの日航機事故から4半世紀がたつ。男たちが語るにはそれだけの「時間」が必要だった−−。愛するものを突然なくした体験を家族たちはどう乗り越えたのか。

  2397 「赤猫異聞」 浅田次郎  全5巻  新潮社
 放火犯、総じて火事を赤猫と称した。牢屋敷から解き放ちとなった曰く付きの重罪人。鎮火まで命がけの意趣返しに向かう3人の前に信じられない快事が。幕末から明治へ激変の時をいかに生きるかを問う時代小説。

  2398 「探偵ガリレオ」 東野圭吾  全5巻  文藝春秋
 警視庁捜査一課の草薙俊平は、説明のつかない難事件にぶつかると必ず訪ねる友人がいる。帝都大工学部物理学科助教授の湯川学。常識を越えた謎に天才科学者が挑む連作ミステリーシリーズ第1作。

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3

      点訳本案内
      ― 17 ―   
    編集・製作  春点
       2013年1月


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  2362  「わが母の記」  井上 靖  全3巻  講談社
 枯れ葉ほどの軽さの肉体、壊れた頭。歩んできた長い人生を端から少しずつ消しゴムで消していく母の姿を昭和の文豪の家庭人の一面も映し出し、哀惜を込めて表す珠玉の3部作。

     2363  「見えない橋」 吉村 昭  全3巻  文藝春秋
 心静かに生きるものに、過去あるものに、時は平等に流れゆく −− 20年もたてば、この場の誰もがいなくなる。人々の情景を静謐な筆致で描く珠玉の小説集。

  2364  「三面記事小説」  角田光代  全5巻  文藝春秋
 「三面記事小説」には、6つの短編が収められている。新聞が扱うニュースの中でも、一番身近な事件や出来事の書かれるところ。直木賞作家が、事件に記事に触発されて生み出した小説。

     2365  「花の鎖」  湊かなえ  全五巻  文藝春秋
 花の鎖をたぐり寄せて見えた三人の女性の繋がり。元英語講師の梨花、結婚後子どもが出来ずに悩む美雪、絵画講師の紗月。三人の女性の人生に影を落とす謎の男「K」。感動のミステリー。

  2366  「先生。」  重松 清  全三巻  新潮社
 大人になって今でも先生はずっとぼくの先生だ。いろいろな先生たちに反発した生徒。けれど大人になればきっと分かる。あのとき先生が教えてくれたこと。ほろ苦さとともに深く胸に染みいる教師と生徒をめぐる六つの物語。

  2367 「奇祭の果て −鍋かむり祭りの殺人− 」  西村京太郎  全四巻  文藝春秋
 六本木のホテルで殺された人気女優の顔には鉄製の鍋、目黒のマンションで死体で発見された有名クラブのママの顔には紙製の釜がかぶせられていた。芸能界、政財界を巻き込んだスキャンダル。十津川警部「祭り」シリーズ第七弾。

  2368  「ICO −霧の城」  宮部みゆき  全10巻 講談社
     霧の城が呼んでいる。生け贄の少年と鋼鉄の檻で眠るとらわれの少女。二人が運命を変えることを霧の城は許さない。同名コンピュータゲームに触発されて、宮部みゆきがすべての情熱をつぎ込んだ、渾身のエンタテインメント!

     2369  「舟を編む」  三浦しをん  全5巻  光文社
 玄武書房営業部で変人としてもてあまされていた馬締は、辞書編集部が新しく作る辞書「大渡海」の編纂メンバーに迎えられた。個性的な面々囲まれ、馬締の辞書づくりはスタートする。2012年、本屋大賞受賞、2013年映画化作品。

  2370  「東京大洪水」  高嶋哲夫  全8巻  集英社
 合体した超巨大台風が首都圏を直撃することを日本防災研究センターの玉城は予知。超高層マンションに設計担当者としてこもる妻・恵子。残された子どもたち。ひとつの家族模様を軸に空前の規模で東京水没の危機を描く災害小説。

  2371  「シャーロック ホウムズ まだらのひも」 コナン・ドイル  全5巻  岩波書店
 ホウムズとワトスンの名コンビが、次々に事件を解決する。探偵小説の古典として、長い間愛読されてきたシャーロックホウムズの短編の中から、「赤毛連盟」「口の曲がった男」など6篇を収録。1955年刊の新版。

  2372  「共食い」  田中慎弥  全2巻  集英社
 第146回芥川賞受賞作。川辺の町で起こる逃げ場のない血と性の濃密な物語を描いた表題作。死にゆくものと育っていくものが織りなす太古からの日々の営みをていねいに描いた「第3紀層の魚」を収録。

  2373  「約束の地(上)」  樋口明雄  全7巻  光文社
 山梨県八ヶ岳市を舞台に、近年、山奥に住むはずの野生動物が、山麓の人里近くに降りてきて、人を襲い、作物を荒らすのはなぜか。環境省野生鳥獣保全管理センターの人々の織りなす生活模様を中心にした社会派ミステリー。

  2374「約束の地(下)」  樋口明雄  全6巻  光文社
 山に投棄された大量の廃棄物によって汚染された水、そこから生まれた新種の寄生虫が、野生獣の体内を食い荒らす。人と自然の真の共生を問う著者渾身の傑作。

  2375  「少女」  湊 かなえ  全4巻  双葉社
 親友の自殺を目撃したことがあるという転校生の告白を、ある種の自慢のように感じた由紀は、自分なら死体でなく、人が死ぬ瞬間を見てみたいと思った。少女たちの無垢な好奇心は日常を変え、物語は思いもよらぬ結末を迎える。

  2376  「心を整える。 −勝利をたぐり寄せるための56の習慣」 長谷部 誠 全4巻  幻冬舎
 心は鍛えるものではなく、整えるもの。いかなる時も安定した心を備えることが、常に力と結果を出せる秘訣だ。プロサッカー選手初の自己啓発書。心のプロフェッショナルがおくる、誰もが実践できるメンタル術。

    2377  「かもめ食堂」  群 ようこ  全2巻  幻冬舎
 ヘルシンキの街角にある「かもめ食堂」日本人女性のサチエが店主、看板メニューは彼女が心こめて握るおにぎり。けれども客は、日本おたくのトンミ一人。そこへ訳あり日本人ミドリとマサコがやってきて店を手伝うことに・・・。

  2378  「カッコウの卵は誰のもの」  東野圭吾  全6巻  光文社
 父と娘は、親子2代続けてのトップスキーヤーになろうとしていた。娘の所属チームの研究者は、二人の遺伝子パターンを調べさせてほしいと考える。しかし、了承するわけにはいかない。父には、どうしても知られたくない秘密があった。

  2379  「夜と霧(新版)」 ヴィクトールEフランクル  全3巻  みすず書房
 わたしとは、わたしたちの住む社会とは、歴史とはそして人間とは何か。第2次大戦のナチス強制収容所を体験した心理学者が、人間の偉大と悲惨を余すところなく描いた作品。

  2380  「バロック音楽」  皆川達夫  全4巻  講談社
 バロック音楽と、どこかで、ふと偶然に出会った人に、さらにこの世界に踏みいるためのてびきとして、本書は書かれている。

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3

      点訳本案内
      ― 16 ―   
    編集・製作  春点
       2012年9月


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    申込先  春日井市図書館 読書推進担当 電話0568−85−6800

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  請求番号 2346  終わらざる夏(上)  浅田次郎  全8巻
 愛する妻と息子とのアメリカ移住を夢見ていた片岡直哉を届くはずのない赤紙が千島列島の孤島・占守島に連れ去った。そして8月15日知られざる戦いが始まる。この戦いはいったい何だったのか。著者渾身の戦争文学。

  請求番号 2347  終わらざる夏(下)  浅田次郎  全8巻
 美しい島であの夏何が起きたのか。8月15日、日本は無条件降伏を宣言し、戦争は終わった。だが占守島の対岸ではソ連軍が動き出していた。なぜ降伏した日本を攻撃するのか。壮大な人間ドラマ完結!

  請求番号 2348  快適シンプルライフ 60歳からのシンプルライフ  阿部詢子  全2巻
 60歳からの暮らしを豊かなものにするために、体力・気力の衰えをカバーする家事の整理・整頓術、自立して生きるための心構えやテクニック、最終章に備える大始末などを提案しています。是非参考にしてください。

  請求番号 2349  簑作り弥平商伝記  熊谷達也  全5巻
 山深き秋田で、足は悪いが誰よりも美しい簑を作る若者、弥平。何とか商いのこつをつかんだ後、新天地の関東へ足を伸ばすが途方もない壁にぶち当たる。簑作りへの理不尽な差別。誇り高き職人がなぜこんな目に・・・。そして弥平に一人の少女が恋をした。

    請求番号 2350  冒険者たち−ガンバと15匹の仲間−  斉藤惇夫  全5巻
 イタチと戦う島ネズミを助けに、ドブネズミのガンバと仲間たちは夢見が島へ渡りました。どう猛な白いたちのノロイの攻撃を受け、ガンバたちは知恵と力の限りを尽くして戦います。胸おどる冒険ファンタジーの大作。

  請求番号 2351  神様のカルテ2  夏川草介  全5巻
 信州にある「24時間、365日対応」の病院での医師、看護師、患者たちの物語。人の死とは、死を迎える人のために医者ではなく人間として何が出来るか・・・。人の優しさが胸にしみる一冊。

  請求番号 2352  阪急電車  有川 浩  全3巻
 片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇蹟の数々。乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、やがて希望の物語が紡がれる。恋の始まり、別れの兆し、途中下車、人数分のドラマをのせた電車。ほっこり胸キュン物語。

  請求番号 2353  とんび  重松 清  全6巻
 愛妻の美佐子さんとの間にアキラが誕生。突然の悲劇によってアキラと二人暮らしになってしまう。我が子の幸せだけをひたむきに願い続けた不器用なヤスさんの姿を通して、いつの世も変わることのない不滅の情を描く。父と息子の物語。

  請求番号 2354  長編トラベルミステリー L特急しまんと殺人事件  西村京太郎  全4巻
 警視庁捜査一課の三田村刑事は四国へ旅に出たまま行方不明になった叔父夫妻を捜すため従妹とともに旅に出た。途中で起きたふたつの殺人事件を巡り、事件を結びつける見えない糸をたどり、十津川警部も四国へ向かった。

  請求番号 2355  吟遊詩人ビードルの物語  J・K・ローリング  全1巻
 ハリーポッターのJ・K・ローリングが描く魔法界の童話集。「ハリーポッターと死の秘法」でおなじみの「三人兄弟の物語」・・・「死」が三人兄弟におくった宝とは? 他4編を収載。

  請求番号 2356  空也上人がいた  山田太一  全2巻
 車いすの老人と、46歳の女性ケアマネージャー、そして僕。ぬぐえない痛みを抱えた大人の間で風変わりな恋が始まる。

  請求番号 2357  だめだこりゃ  いかりや長介  全3巻
 音楽は4流、笑いは素人。それがドリフターズだった。東京の下町に生まれ、米軍キャンプやジャズ喫茶でのバンドマン生活。ドリフターズに加わったいきさつ。全員集合のネタ作りの日々。メンバーの素顔など、イカリヤの自伝。

  請求番号 2358  神の子どもたちはみな踊る  村上春樹  全3巻
 1995年1月、地震はすべてを一瞬のうちに壊滅させた。神はいないのかもしれない。でもおそらくあの震災のずっと前から、僕たちは内なる廃墟を抱えていた。深い闇の中に光を放つ6つの黙示録。

  請求番号 2359  クリスマス・キャロル  ディケンズ  全2巻
 並はずれた守銭奴のスクルージはクリスマスイブにかつての盟友で亡きマーリーの亡霊と対面。そして3人の精霊によって導かれ自分の人生のクリスマスイブを再体験し、最後に自分の未来を知る。

  請求番号 2360  芙蓉の人  新田次郎  全5巻
 明治28年、正確な天気予報をするためにはどうしても富士山頂に気象観測所を設けなければならない。そのために野中至は命をかけて冬の富士山に登り、観測小屋にこもった。一人では無理だとの判断と夫への愛情から千代子は後を追って山頂に登る。

  請求番号 2361  雪のチングルマ  新田次郎  全5巻
 童歌を歌うと必ず雪崩で死ぬという怪談に抗いながらも囚われた若者の苦悩と悲劇を描いた表題作、アラスカ現地に取材した異色の傑作「真夜中の太陽」、実感を込めて富士の恐ろしさを表現した「春富士遭難」、他全6編。

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 福 祉 セ ン タ ー 蔵 書 分

  申込先  「掲示板にてお願いします。」


    離脱る(探偵ガリレオより)  東野圭吾  全1巻
殺人事件の容疑者のアリバイを証明する手紙が警察に届いた。幽体離脱をして、空から容疑者の車を見たという、少年の父親からのものだった。幽体離脱は本当なのか、常識を越えた謎に天才科学者が挑む。

  無人島に生きる16人  須川邦彦  全4巻
 帆船龍水丸は太平洋上で座礁し、脱出した16人を乗せたボートは、珊瑚礁の小さな島に漂着した。助け合い、日々工夫する海の男たちはふたたび祖国の土を踏むことが出来るのだろうか。感動の冒険実話。

  空飛ぶ馬  北村 薫  全1巻
 主人公が近所の店先においてある木馬にまつわる謎解きを周囲の人々との関わりの中で明らかにしていく物語です。後半、落語家が登場し、難しい言葉も出てきますが、おもしろい本です。



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3

      点訳本案内
      ― 15 ―   
    編集・製作  春点
       2012年6月


点訳本の内容紹介



    申込先  春日井市図書館 読書推進担当 電話0568−85−6800

    貸出期間  1ヶ月間
      また春点では依頼点訳もしております。リクエストがありましたらご連絡ください。








―― 図 書 館 蔵 書 分 ――

   請求番号 2331  負けるのは美しく  児玉 清  全5巻
 東宝映画のニューフェイス試験で、パンツ姿で面接したり、生来のあまのじゃくが顔を出し、天下の黒沢明監督にたてついたり、数々の名優との思い出。運命の出会いと結婚、そして36歳で逝った最愛の娘。感動のエッセイ。

   請求番号 2332  だれも知らない小さな国(コロボックル物語 1)  佐藤 さとる  全3巻
 子供の頃に見つけた「ぼくの小山」。ここは、コロボックルと呼ばれる小人の伝説がある山だった。ある日小川を流れる鞄の中から小人がぼくに手を振った。小人たちのためにこの山を守らなきゃ。日本初、本格的ファンタジーの傑作。

   請求番号 2333  ストーリー・セラー  有川 浩  全3巻
 世の中には、物語を「愛する人」と、物語に「愛された人」がいる。すなわち、読む側と書く側。残念ながら、どちら側の人間かを自分で決めることは出来ない。「愛された人」から「愛する人」へ、心を込めて。ダ・ヴィンチ2010年恋愛小説部門第1位作品。

   請求番号 2334  小暮写真館  宮部 みゆき  全13巻
 世の中にはいろいろな人がいるから、いろいろな出来事も起きる。中には不思議なこともある。高校生の英一の周りに起こる出来事を、高校生の目を通して、友人とともに解決していく。

   請求番号 2335  寂聴 幸運の鍵  瀬戸内 寂聴  全5巻
 憂いは絶えない。それでも世界は美しい。生きることの愛しさに満ちた、時代を鼓舞する待望の時評エッセイ。過去10年のニュースから級友との思い出等々、時代を覆う閉塞感を打ち破る寂聴流幸せの手引きです。

   請求番号 2336  幻日  市川 森一  全8巻
 天草四郎を総大将とする一揆軍の九州キリシタン王国建国は目前だった。日本史上最大の一揆といわれる島原の乱を、文献をもとに大胆な推理で活写する、幻の世界と人間との攻防戦。著者渾身の長編歴史小説。

   請求番号 2337  KAGEROU  斉藤 智裕  全3巻
 絶望を抱えた男と黒服の男は命の十字路で、ある契約を交わす。深い苦悩を抱え、主人公は終末の場所へと向かう。そこで彼はひとつの儚き「命」と出会い、かつて抱いたことのない愛することの切なさを知る。

   請求番号 2338  アウト & アウト  木内 一裕  全4巻
 自称探偵の矢能が突然呼び出された先で目撃したのは依頼人の死体と覆面姿の男。男の意外な行動に矢能は窮地に追い込まれる。周到に用意され、完璧にやり遂げた殺人。無事に処理したつもりだったが成功の喜びの直後若き殺人者に絶望が訪れる。あの男はいったい何者なのだ。

   請求番号 2339  下町ロケット  池井戸 潤  全7巻
 第145回直木賞受賞作。小さな町工場の社長の夢、ロケットの打ち上げ。従業員たちとの葛藤の末、社員一丸となって打ち上げへと突き進む。果たしてロケットは無事打ち上げられるのか?

   請求番号 2340  夕映え天使  浅田 次郎  全4巻
 東京の片隅で中年店主が老いた父親を抱えながら細々とやっている中華料理屋「昭和軒」。そこへ住み込みで働きたいと訳ありげな女性が現れ・・・、「夕映え天使」ほか、人生の喜怒哀楽が心に染みいる物語、全6篇。

   請求番号 2341  県庁おもてなし課  有川 浩  全8巻
 とある県庁に突如生まれた新部署「おもてなし課」。観光立県を目指すべく若手職員・掛水は、地元出身の人気作家・吉門に観光特使就任を打診するが・・・。本の雑誌「ダ・ヴィンチ」のBOOK OF THE YEAR 2011 総合ランキング第1位作品。

   請求番号 2342  生きる。  井上 怜奈 他  全1巻
 ガンと向き合う経験を通して、気づいたこと、感じたこと。7人の物語を収めました。「生きる」ことへの想いが込められたそれぞれのストーリーが、あなたの力になることを願って。

   請求番号 2343  紅梅  津村 節子  全3巻
 ガンに冒され、徐々に衰弱していった夫は自らの死を強く意識する。一年半にわたる吉村昭の闘病と死。その最後の日々を妻と作家両方の目から見つめ純文学に昇華させた衝撃作。

   請求番号 2344  マークスの山(上)  高村 薫  全7巻
 「マークスさ。先生たちの大事なマ、ア、ク、ス!」。あの日、彼の心に一粒の種がまかれた。それは運命の名を得、枝を茂らせていく。警視庁捜査一課・合田雄一郎警部補の眼前に立ちふさがる黒一色の山。

   請求番号 2345  マークスの山(下)  高村 薫  全6巻
 やがて明らかになっていく、水沢裕之の孤独な半生。獣のように捜査網をすり抜ける水沢に合田たちは焦燥感を募らせる。アイゼンの音。荒い息づかい。山岳サークルで5人の大学生によって結ばれたグロテスクな盟約。山とはなんだ・・・マークス、お前は誰だ。



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 福 祉 セ ン タ ー 蔵 書 分

  申込先  「掲示板にてお願いします。」


    旅先で垣間見た黄泉の国  杉浦 紘一  全1巻
 赤目国定公園の山奥の四十八滝で、夜の帳をみたいと向かい側の崖の一点に精神を集中していたら、あの世を垣間見る羽目になったという筆者の驚くべき体験を綴った書。「あの世」に少しでも関心のある人、必読の書。

  池袋ウェストゲートパーク  石田 衣良  全1巻
 第36回オール読物推理小説新人賞の受賞作。池袋の街や、若者の風俗を生き生きと描き出した話題作。意表を突く表現が随所に出てきて、楽しみつつ一気に読まされてしまう作品です。

  母ごころ仏ごころ  梅原 猛  全1巻
 梅原猛著作集完成の記念講演内容を起こしたもの。自身の生い立ちから、現在に至る心境を述べたものです。日本人は、仏教精神の中で生活してきた。この仏教の持つ知恵を生かし生きる糧にしたいものである。

  幻の声 3巻 赤い闇  宇江佐 真理  全1巻
 廻り髪結い・伊左次、同心の手先として使え、伊左次の目を通して、当時の同心の仕事や日常が細かく描かれている。

  幻の声 4巻 備後表  宇江佐 真理  全1巻
 江戸時代、廻り髪結いを表の仕事としながら町方同心の手伝いを務めている伊左次。幼いころより母としたっている老女の今生の願いをかなえるために、大名屋敷にこっそり老女と忍び込もうとする。

  幻の声 5巻 星の降る夜  宇江佐 真理  全1巻
 廻り髪結いをしながら、町方同心のお手先をつとめている伊左次は、弥八に全財産を盗まれたが、弥八の将来を気遣い罪を許す。


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    3

      点訳本案内
      ― 14 ―   
    編集・製作  春点


点訳本の内容紹介



    申込先  春日井市図書館 読書推進担当 電話0568−85−6800

    貸出期間  1ヶ月間
      また春点では依頼点訳もしております。リクエストがありましたらご連絡ください。








―― 図 書 館 蔵 書 分 ――

   請求番号 2309  カオスコープ  山田 正紀  全7巻
 窓際の読書机に切断された女の首がおかれてあった。連続殺人事件を追う刑事、断片化した記憶を抱えてさまよう男、二人の運命が交わるときに明かされる事実とは? 幻惑と衝撃のサスペンス。

   請求番号 2310  一葉  鳥越 碧  全8巻
 15歳で戸主となり貧しさ故に作家になる決意をした樋口一葉。小説の師・半井桃水への恋情、極度の借金におわれながらも鴎外らに絶賛され、近代文学の頂点に立つ。24年の生涯を全力で生ききった天才作家の足跡を綴る。

   請求番号 2311  還暦探偵  藤田 宣永  全4巻
 還暦を回ったマドンナの哀願を断り切れず、探偵を引き受けた腐れ縁コンビの話など、人生の表舞台から降りるにはまだまだ早すぎる熟年組の男たちの6話の短編集。

    請求番号 2312  カシオペアの丘で(上)  重松 清  全6巻
 シュン、トシ、ミッチョ、ユーちゃんは仲良し同級生、ボイジャーを見ようと登った丘を「カシオペアの丘」と名付け、将来遊園地を夢見て大人になった。シュンは、40歳を目 前にして、肺ガンの末期であることを宣告された。

   請求番号 2313 カシオペアの丘で(下) 重松 清  全6巻
 俊介はふるさとの北都に妻と哲生を伴って帰ってきた。敏彦と美智子に再会したが、病状が悪化し東京に帰れなくなる。敏彦の事故や美智子との関係が明らかに。また妻と哲生に伝えたいこととは? 俊介は許されるのか。

   請求番号 2314  愛しの座敷わらし  荻原 浩  全7巻
 大切なものはどこにあるのだろう。東京から田舎に引っ越した一家が、座敷わらしとの出会いを機に家族の絆を取り戻してゆく。ささやかな希望と再生の物語。

   請求番号 2315  風の陣 裂心篇  高橋 克彦  全7巻
 陸奥の黄金をねらう紀広純の行動はますます苛烈を極めるものになり、鮮麻呂はとうとう広純を討つ決意をする。蝦夷に未来を持たせるための戦いの幕開けとなる。「火怨」に続くシリーズ、いよいよ完結。

   請求番号 2316  大きな森の小さな家  ローラ・インガルス・ワイルダー  全3巻
 ウィスコンシン州の「大きな森」の丸太小屋に父と母、姉、妹と一緒に住んでいるローラが、5歳から6歳までの1年間の森での生活を、好奇心いっぱいの生き生きした目で描写していく自叙伝的物語。

   請求番号 2317  春を背負って  笹本 稜平  全6巻
 長峰亮は脱サラをして父親の山小屋を継いだ。父を亡くしたOL、84歳のクライマー、7歳の女の子、ホームレスのごろさん・・・ 美しい自然に囲まれた山小屋には、悩める人を再生する不思議な力があった。

   請求番号 2318  西巷説百物語  京極 夏彦  全8巻
 大阪随一の版元にして、実は上方の裏仕事の元締めである一文字屋仁蔵の元には、数々の因縁話が持ち込まれる。いずれも一筋縄ではいかぬそれらの筋道を心づくしの仕掛けで通してやるのは、靄船の林蔵。

   請求番号 2319  月の街山の街  イ・チョルファン  全2巻
 韓国には「月の街」「山の街」と呼ばれる、貧しい人々が住む街があります。丘の斜面に密集する住宅地。急な階段を上がった高い場所に位置する家。この本はそこに住む人々のとても温かい、すべて実話を元に書かれた物語です。草薙剛、初の翻訳本。

   請求番号 2320  まくら  柳家 小三治  全6巻
 「まくら」落語の本題に入る前にお客様にご挨拶代わりにする小噺。小三治師匠の「まくら」は長い。珍しい真打ち昇進披露の口上や師匠の江戸弁に客席の「笑い」も入って臨場感も満点。忙しい毎日の息抜きに是非どうぞ。

   請求番号 2321  風の中の櫻香  内田 康夫  全5巻
 5歳まで施設で育ち、尼寺に養女に迎えられた美少女・櫻香。中学生になった彼女の周りに、次々に不審な出来事がおこる。奈良、尼寺から始まった謎を追い、浅見光彦は、鳥羽へ向かうが・・・。人間の愛と業を描いた感動のミステリー。

   請求番号 2322  林檎の庭の秘密  サラ・アディソン・アレン  全6巻
 アメリカ南部の町、バスコム。ここでは古い家系について信じられていることがある。絆を取り戻してゆく姉妹とそれぞれの恋愛を中心に、田舎町の人間模様をマジックリアリズムの香り豊かに描き、口コミから全米ベストセラーになった美しくも繊細な物語。

   請求番号 2323  遠霞ノ峠  佐伯 泰英  全5巻
 江戸を春色が包むころ、きんべえ長屋に住む浪人坂崎磐音は日々の生計に追われていた。そんな折、奉公を始めたばかりの幸吉に思わぬ災難が降りかかる。一方、豊後関前藩の物産を積んだ、一番船が江戸に向かう。シリーズ第9弾。

   請求番号 2324  どつぼ超然  町田 康  全5巻
 ストーリーとしてはあってなきがごとし。すべてに「超然」として生きようと決めた主人公が、熱海のさまざまな場所たずね歩いては、そこで出会う人々、出会った物事についてとりとめのない妄想を繰り広げるというエッセイ風小説。

   請求番号 2325  月と蟹  道尾 秀介  全5巻
 第144回直木賞受賞作。海辺の町、風が吹きすさぶ秘密の場所で子供たちが見つけた「ヤドカミ様」の正体は・・・。やり場のない心を抱えた子供たちが始めた、ヤドカリを神様に見立てるささやかな儀式。やがてねじれた祈りは大人たちに、そして少年たち自身に不穏なハサミを振り上げる。

   請求番号 2326  四十九日のレシピ  伊吹 有喜  全4巻
 継母、乙美(オッカ)が亡くなって、意気消沈している父と昔の仲間の教え子といっしょに、楽しい49日を計画する様子が、楽しくも哀しく描かれていて心が打たれる。ドラマ化されました。

   請求番号 2327  キッド  木内 一裕  全4巻
 死体を埋めて、掘り出して、さらって? ちっぽけなビリヤード屋を経営する石川麒一が、ついに死体遺棄を手助けしてしまった代償は・・・。極限状態のさらに極限へ。「これ無理でしょ、死んじゃうでしょ」という事態に陥ってしまうのだが・・・。


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3

      点訳本案内
      ― 13 ―   
    編集・製作  春点


点訳本の内容紹介



    申込先  春日井市図書館 読書推進担当 電話0568−85−6800

    貸出期間  1ヶ月間
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―― 図 書 館 蔵 書 分 ――

   請求番号 2260  「まんまこと」  畠中 恵  全5巻
 江戸は神田、玄関で揉め事の裁定をする町名主の跡取りに生まれた高橋麻之助。十六から"お気楽"な若者に化けてしまった麻之助が、悪友の八木清十郎や相馬吉五郎に助けられ、町の難問奇問に立ち向かう。

   請求番号 2261  「あなたに逢えてよかった」  新藤 冬樹 全7巻
 もしかけがえのない人が自分の存在を忘れてしまったら? 記憶障害という過酷な運命の仲で、二人はひたむきに生きてゆく。心に深く刻まれた「あの思い出」に願いを込めて。

   請求番号 2262  「深追い」  横山 秀夫  全5巻
 不慮の死を遂げた夫のポケットベルへひたすらメッセージを送信し続ける女。交通課事故係の秋葉は妖しい匂いにとまどい、職務を逸脱してゆく。三ツ鐘署に勤務する七人の男たちが遭遇した、人生でたった一度の事件とは。

   請求番号 2263  「紅刷り江戸噂」  松本 清張  全5巻
 変わりゆく季節を愛し、四季折々の行事やしきたりを重んじた江戸市井の人々。平穏な世の死角で起きる惨事もまた、江戸の風習と無縁ではなかった。後戻りできない魔道に迷う人間の愚かさをついた時代推理の名品6編。

   請求番号 2264  運命の人(4)  山崎 豊子  全5巻
 曲折の末、弓成は沖縄へたどり着いた。沖縄返還取材に邁進していたころは見えていなかった沖縄の歴史と現実に直面する。ペンを手にした弓成が再生への道を歩き出したとき、密約を立証する公文書が発見されたというニュースが飛び込んできた!

   請求番号 2265  苦役列車  西村 賢太  全2巻
 友もなく、女もなく、一杯のコップ酒を心の慰めにその日暮らしの港湾労働で生計を立てている十九歳の寛多。ある日、彼の生活に変化が訪れたが・・・。こんな生活ともいえぬような生活は、いったいいつまで続くのだろうか。

   請求番号 2266  1Q84  Book1   村上 春樹  全10巻
 青豆はスポーツクラブのインストラクター。実はDVD被害者の夫を殺すことを引き受ける殺しのプロでもある。天呉は予備校の数学教師。小説も書いている。ふかえり(深田江里子)の「空気さなぎ」をかきなおした。二人がどういう展開になるのか?

   請求番号 2267  檀林皇后私譜(上)  杉本 苑子  全6巻
 闇に怨霊が跳梁し、陰謀渦巻く平安京に、美貌のゆえに一族の衆望を担って宮中に入り、権勢の暗躍の修羅に生きた皇后嘉智子の一生を描く歴史長編。

   請求番号 2268  檀林皇后私譜(下)  杉本 苑子  全6巻
 飢餓と疫病に呻吟する都、藤原氏内部の苛烈な権力争いの渦中に橘嘉智子は皇后位につく。黄金の藤原時代の開幕を彩る皇后の一生を鮮やかに描く完結編。

   請求番号 2269  きことわ  朝吹 真理子  全2巻
 葉山の高台にある別荘で、幼い日をともに過ごした貴子と永遠子。ある夏突然断ち切られた二人の親密な時間が、25年後、別荘の解体を前にして、ふたたび流れ始める。

   請求番号 2270  訣別の森  末浦 広海  全6巻
 課せられた「使命」と「魂の絆」の狭間で、男たちが咆哮する。ドクターヘリの機長、槇村は墜落した取材ヘリを救出。けが人は自衛隊時代にかつて愛した部下、一恵だった。その夜、一恵は入院先から姿を消した。

   請求番号 2271  「八日目の蝉」  角田 光代  全6巻
 不倫相手の妻との間に出来た赤ん坊を連れ去り、逃げ延びた4年間。慈しみ育ててくれたあの人は、わたしを誘拐した悪い人でした。わたしの本当の居場所はどこにあるの? 青い空、潮の香りのする懐かしい海辺に戻りたい。

   請求番号 2272  1Q84  Book3   村上 春樹  全10巻
大小二つの月が謎かけのように空に浮かんでいる。二つの月がある世界「1Q84」に入り込んでしまった「青豆」「天呉」そして「牛河」、彼らは1984年の世界への出口に無事にたどり着くことが出来るのだろうか。

   請求番号 2273  「風の陣 立志編」  高橋 克彦  全6巻
 若き蝦夷・丸子島足は兵衛府の官人として都で異例の出世を遂げる。やがて、政変橘奈良麻呂の乱の渦中に自らの身を投じる。「炎立つ」に続く、待望の大河歴史ロマン第一弾。

   請求番号 2274  「風の陣 大望編」  高橋 克彦  全8巻
橘奈良麻呂の乱が平定され、3年半が過ぎた。奈良麻呂を葬った藤原仲麻呂は恵美押勝と名を変え、強大な権勢をふるっていた。黄金をねらい、陸奥支配の野望を抱く押勝に対し、島足、天鈴らの智略を尽くした戦いが始まる。

   請求番号 2275  「風の陣 天命編」  高橋 克彦  全6巻
  恵美押勝が討伐され21年近く、孝謙天皇が帝位に返り咲き内裏に平穏が訪れたかに見えた。が、その裏には女帝をたぶらかし、影で政治を操る道鏡があった。陸奥の黄金に食指をのばし、帝位さえ脅かし始める飽くなき欲望、その阻止を図る嶋足と天鈴たち。シリーズ第3弾。

   請求番号 2276  「風の陣 風雲編」  高橋 克彦  全5巻
  宇佐八幡の託宣を持ち帰った和気清麻呂によって皇位をねらった道鏡の野望は阻止された。称徳女帝の重病に乗じて藤原一族が復権をかけて動き始める。権力をめぐる新たな野望と暗闘に嶋足や天鈴ら蝦夷たちはどうするのか。シリーズ第4弾。

   請求番号 2277  しゃべれどもしゃべれども  佐藤 多佳子  全6巻
  俺は今昔亭三つ葉。三度の飯より落語が好きで、噺家になったのはいいが、目下前座よりちょい上の二つ目。自慢じゃないが、頑固でめっぽう気が短く、女の気持ちにゃとんと疎い。そんな俺に話し方指南を頼む物好きが・・・。

   請求番号 2278  1Q84  Book2   村上 春樹  全10巻
1Q84年、二つの月が存在し、何が現実で何がそうでないのか、分からない世界。その世界で暮らす、天呉と青豆。村上春樹、話題の書き下ろし長編小説。


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      点訳本案内
      ― 12 ―   
    編集・製作  春点


点訳本の内容紹介



    申込先  春日井市図書館 読書推進担当 電話0568−85−6800

    貸出期間  1ヶ月間
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――図 書 館 蔵 書 分 ――

  請求番号 2238  「運命の人 (1)」  山崎 豊子 全4巻
 毎朝新聞政治部記者、弓成亮太。昭和46年春、大詰めを迎えた沖縄返還交渉の取材中、弓成はある密約が結ばれようとしていることに気づいた。熾烈なスクープ合戦の中、確証を求める弓成に、蠱惑的な女性の影が・・・。

  請求番号 2239  「十字架」  重 松 清  全6巻
  あいつの人生が終わり、僕たちの長い旅が始まった。中学2年でいじめを苦に自殺したあいつ。遺書には4人の同級生の名前が書かれていた。背負った重荷をどう受け止めて生きればよいのだろう?悩み、迷い、傷つきながら手探りで進んだ20年間の物語。

  請求番号 2240  「永遠の0(ゼロ)」  百田 尚樹  全9巻
 「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。記憶の断片が揃うとき、明らかになる真実とは。

  請求番号 2241  「この命、何をあくせく」  五木 寛之  全3巻
 旅と本を組み合わせれば、1プラス1は4にも5にもなり、そこに自分だけの新しい世界が生まれる。1回限りの人生、少しでもあくせくせずに、過ごそうと人生の哀歓を知り尽くした著者が綴る36のエッセイ。

  請求番号 2242  「忘れ雪」  新堂 冬樹  全8巻
 「春先に降る雪に願い事をすると必ずかなう」という祖母の言葉を信じて、傷ついた犬を抱えた少女は雪を見上げた。涙の止まらない、純愛小説。

  請求番号 2243  「トイレの神様」  植村 花奈  全2巻
 シンガーソングライターの著者が、おばあちゃんから教えられたトイレには神様がいることを信じて、毎日せっせとトイレ掃除をし美しい女性になることを夢に見、おばあちゃんとの思い出を綴った作品。

  請求番号 2244  「母 −オモニ−」 姜 尚中  全5巻
 「おまえと二人だけの話ばしたかっとたい」 ある日、わたしに届いた母の声のテープが、日本全体が貧しく、家族同士の体温が熱かった、あの時代の記憶を呼び覚ます。著者初の自伝的小説。

  請求番号 2245  「花や散るらん」  葉室 麟  全4巻
 雅(みやび)と武(もののふ)、西(朝廷)と東(幕府)の戦い。松の廊下の刃傷を今までと違った視点でとらえた、気鋭が描く全く新しい忠臣蔵。

  請求番号 2246  「運命の人 (2)」  山崎 豊子  全4巻
 強大な国家権力とジャーナリズムの全面戦争に沸騰する世論。その時、「起訴状」という名の爆弾が炸裂した。ペンを折られ、苦悩する弓成。スキャンダル記事に心を乱す妻。弁護団の真摯な励ましが家族を支える。そしてついに運命の初公判が訪れた。

  請求番号2247  「運命の人 (3)」  山崎 豊子  全4巻
 東京地裁が下した判決は二人の被告の明暗を分けた。毎朝新聞記者の弓成亮太は無罪、元外務省高官付き事務官三木昭子は有罪に。「知る権利」を掲げて高裁で戦う弁護団の前に立ちはだかる強大な国家権力。機密は誰のためのものか。

   請求番号 2248  「愛はみえる −全盲夫婦のたからもの−」  立道 聡子  八木 里美 全4巻
 フジテレビ「スーパーニュース」で放映され、ドラマにもなった全盲のシンガーソングライターの立道聡子さんの体験記。結婚、出産、育児の実生活と音楽活動との両立に苦闘し、成長する日々を本人とフジテレビの女性ディレクターとの二人の視点で描いている。

  請求番号 2249  「羊の目」  伊集院 静  全7巻
 戦後間もない日本の復興期の中で台頭する裏社会の変遷の中にあって、血のつながらない親にして組の親分でもある義父への”義”を最後まで貫き通す壮絶なまでの独りの男の生き様を、身内に古き裏社会の住人を持つ作者が、哀切豊かに描き出す。

  請求番号 2250  「老いの才覚」  曽野 綾子  全2巻
 年の取り方を知らない老人が急増してきた! 超高齢化の時代を迎える今、わがままな年寄りこそ大問題である。本書には、自立した老人になり、人生をおもしろく生きるための7つの才覚の持ち方が書かれている。

  請求番号 2251  「神様のカルテ」  夏川 草介 全3巻
 神の手を持つ医者はいなくても、この病院では奇蹟が起きる。夏目漱石を敬愛し、ハルさんを愛する青年は、信州にある「24時間365日対応」の病院で、今日も勤務中! 2011年8月に映画化の原作本。

  請求番号 2252  「悲劇もしくは喜劇」  深谷 忠記 全7巻
 一人息子を育てながら9年間の受験勉強を経て弁護士になった村地佐和子はミスばかり犯し、前途に悲観的になっていた。そんな折、殺人事件の弁護を引き受けた彼女の前には幾多の難問が・・・。裁判はどこまで真相に迫れるのか。

  請求番号 2253  「狐火の杜」  佐伯 泰英  全5巻
 両替商・今津屋のはからいで、働きづめのおこんの慰労をかねて、品川柳次郎らとの紅葉狩りに出かけたが、悪行をなす不埒な直参旗本衆につけねらわれる。春風駘蕩のごとき磐音が許せぬ悪を薙ぐ、痛快時代小説第7弾。

  請求番号 2254  「ある愛の詩」  新堂 冬樹  全6巻
 小笠原の青い海でイルカのテティスとともに育った心優しい青年・拓海。東京からやってきた美しい歌声を持つ音大生・流香。二人の愛の行方は?優しい涙とまばゆい愛が心の海に広がるピュアストーリー(純愛小説)。

  請求番号 2255  「朔風ノ岸」  佐伯 泰英  全5巻
 新年早々、南町奉行所年番方与力・笹塚孫一に請われ、屠蘇気分も抜けぬ御府内を騒がす大事件に関わることになった、坂崎磐音。痛快時代小説第8弾。


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3

      点訳本案内
      ― 11 ―   
    編集・製作  春点


点訳本の内容紹介



    申込先  春日井市図書館 読書推進担当 電話0568−85−6800

    貸出期間  1ヶ月間
      また春点では依頼点訳もしております。リクエストがありましたらご連絡ください。



 ―― 図 書 館 蔵 書 分 ―― 

    請求番号 2220 「神去なあなあ日常」  三浦しおん   全5巻
 高校卒業と同時に平野勇樹が送り込まれたのは、三重県の山奥にある神去村。林業に従事し、自然を相手に生きてきた人々に出会い変わっていく勇樹。”林業っておもしれー”

  請求番号 2221 「孤舟」  渡辺淳一  全5巻
 定年退職して始まる本当の孤独。バラ色の第2の人生のはずが、待っていたのは夫婦関係と親子関係の危機。人生最大の転機をいかに乗り切るか!?

  請求番号 2222 「震度0」  横山秀夫  全7巻
 阪神大震災の前日、N県警警務課長が姿を消した。県警の内部事情に通じ、人望も厚い彼が、なぜいなくなったのか?県警幹部それぞれの思惑が複雑に交差する。組織と個人の本質を鋭くえぐる本格警察サスペンス!

  請求番号 2223 「龍天ノ門 居眠り磐音 江戸草紙」  佐伯泰英  全5巻
 相も変わらぬ浪人暮らしの磐音だが、正月そうそう江戸を震撼させる大事件に巻き込まれる。さらに故郷の豊後関前藩でも新たな問題が出来する。痛快時代小説第5弾。

  請求番号 2224 「円朝の女」  松井今朝子  全4巻
 江戸から明治へ、幕府の崩壊によりすべての価値観が揺らいだ歴史の転換期に「真景累ヶ淵」や「牡丹燈籠」などを残し、近代落語の祖といわれる三遊亭円朝。大名人と彼を愛した5人の女の物語。

  請求番号 2225 「笑う闇 女刑事 音道貴子」  全4巻
 レイプ未遂事件発生。レイプ捜査に動いていた音道貴子に無線が飛び込んだ。貴子の恋人昂一がレイプ犯?都市生活者の心の闇を暴く表題作など貴子の活躍を描くシリーズ第3弾。傑作短編4編収録。

  請求番号 2226 「小さいおうち」  中島京子  全5巻
 昭和初期の時代、東京にたてられた玄関脇にはステンドグラスがあって、応接間には丸窓がある、その時代としてはモダンなおうちで美しい奥様と過ごした女中奉公の日々を振り返るタキの日記が、60年以上経た今、甦る。

  請求番号 2227 「乙女の密告」  赤染晶子  全1巻
 京都の大学で、『アンネの日記』を教材にドイツ語を学ぶ乙女たち。スピーチコンテストに向け、暗記に励んでいる。ところがある日、教授と女学生の間に黒い噂が流れ・・・。  (わたしは密告される。必ず密告される)

  請求番号 2228 「対談集 我以外皆師」  伊藤太  全2巻
 伊藤太春日井市長が、春日井ゆかりの8人、奥田瑛二、大山安夫、三輪勝征、島幸子、清水勲、片男波良二、河野弓子、鵜飼敏之の各氏との対談をまとめたものです。

  請求番号 2229 「空に唄う」  白岩玄  全4巻
 「わたしって、死んじゃったんですか?」。通夜の最中、新米の坊主の前に現れた、死んだはずの、女子大生の二人は、同居することになるが・・・。とても切なさを覚えました。お薦めの一冊です!

  請求番号 2230 「食堂かたつむり」  小川糸  全4巻
 同棲していた恋人にすべてを持ち去られ、恋と同時に多くのものを失ったショックで声をも失った倫子。山あいのふるさとに戻った倫子は、一日一組のお客様だけをもてなす、決まったメニューのない小さな食堂を始める。

  請求番号 2231 「江 姫たちの戦国(上)」  田淵久美子  全6巻
 叔父が織田信長、養父で義理の兄の豊臣秀吉、義父・徳川家康。戦国時代を天下取りに走る男たちに翻弄されながら、たくましく生きた江の一生を描く。2011年大河ドラマの原作である。

  請求番号 2232 「江 姫たちの戦国(下)」  田淵久美子  全6巻
 徳川秀忠に嫁いだ江は、徳川対豊臣の争い、後継者問題、嫡男竹千代の乳母お福との関係と、次々に起こる問題に常にまっすぐ立ち向かう。波瀾万丈の江の人生が幕を閉じる。

  請求番号 2233 「自由をつくる 自在に生きる」  森博嗣 
 自由とはなんだろうか。自分の思い通りになること−これが自由なのだ。真の意味での自由を知り、自在に生きる。その秘訣について、人気作家がわかりやすく論じた本です。当たり前に思えることの深い意味を知る。

  請求番号 2234 「鳥人計画」 東野圭吾  全6巻
 ジャンプ界を担うエース楡井が毒殺され、コーチの峰岸が犯人として逮捕されて、留置場の中で推理が進むうち恐るべき計画の存在が浮かび上がる。精緻きわまる伏線、二転三転する物語。東野ミステリーの傑作長編。

  請求番号 2235 「無鹿」 遠藤周作  全2巻
 著者”遠藤周作”晩年の境地を示す、珠玉の遺稿短編4本。”無鹿”、”取材日記”、”あの世で”、”御飯を食べる会”、それぞれ生死を超えて、人と人とをつなぐものとは何か。西郷隆盛、信長らの夢に思いをはせ、廃墟にたたずむ。

  請求番号 2236 「雨降りノ山 居眠り磐音 江戸草紙 」 佐伯泰英 全5巻
 夏を彩る大川の川開きの当日、両替商の今津屋から花火見物の納涼船の護衛を頼まれた磐音は、思わぬ女難にも見舞われる。痛快時代小説第6弾。

  請求番号 2237 「関東大震災」  吉村昭  全6巻
 大正12年9月1日、午前11時58分、大激震が関東地方を襲った。建物の倒壊、直後に発生した大火災は東京・横浜を包囲し、夥しい死者を出した。未曾有の天災は人心の混乱を呼び、さまざまな流言が飛び交って深刻な社会事件を誘発していく。

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 福 祉 セ ン タ ー 蔵 書 分

  申込先  「掲示板にてお願いします。」


    「幻の声」  宇江佐真理  全1巻
 廻り髪結いをしながら、町方同心のお手先をつとめる伊三次。深川芸者の文吉に心ひかれつつ、岡っ引きの真似ごとをする。かどわかしの下手人と名乗り出た、芸者の本心を探ろうと東奔西走する。

  「絵のない絵本」 アンデルセン  全2巻
短い物語の中に温かく優しい感情と明るいユーモアが流れる。こどもに優しく、大人にも味わい深く読める、童話の名作。

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3

      点訳本案内
      ― 9・10 ―   
    編集・製作  春点


点訳本の内容紹介



    申込先  春日井市図書館 読書推進担当 電話0568−85−6800

    貸出期間  1ヶ月間
      また春点では依頼点訳もしております。リクエストがありましたらご連絡ください。



 ―― 図 書 館 蔵 書 分 ―― 

 請求番号 2180 「宿命」  東野圭吾  全6巻
 心ならずも初恋の人と別れた男は警察官となった。男の前に10年ぶりに現れた学生時代のライバルは、初恋の人の夫となっていた。刑事と容疑者、幼なじみの二人の宿命の対決にはあまりにも皮肉で感動的な結末が用意されていた。

 請求番号 2181 「天に遊ぶ」   吉村 昭    全3巻
 見合いの席、美しくつましい女性は男に魅せられた。二人の交際を温かく見守る周囲をよそに、男は彼女との結婚に踏み切れない胸中を語り始める。男は独り暮らしの彼女の居宅に招かれたのだった。しかし、そこで彼が目撃したものは・・・(「同居」)。短編21編。

 請求番号 2182 「視界良好−先天性全盲の私が生活している世界−」  河野泰弘 全2巻
 手で触れ、耳で聞き、香りをかぐ。それは、私にとって「ものを見ている」こと。そして、世界を見るとは・・・ 全身で感じ、味わうことなのだ。(筆者・河野泰弘さんが、本の帯に墨字で書いた文章であり、この本の内容そのものです。)

 請求番号 2183 「夜想」  貫井徳郎   全9巻
 事故で妻と娘を亡くし、絶望の中を惰性でただ生きる雪籐。だが、美少女・天美遙と出会ったことで、雪籐の止まっていた時計がまた動き始める。やがて遙の持つ特殊な力は、傷ついた人々に安らぎを与え始める。

 請求番号 2184 「天智帝をめぐる七人」 杉本苑子  全4巻
 蘇我入鹿暗殺−主謀者の中大兄皇子は叔父を天皇にたて、皇太子として実権を握る。実妹との禁断の愛を貫き、弟・大海人皇子の妻・額田女王を奪った男・・・華奢な外容に冷酷な本性を秘めた策士が生きた修羅を、七人の視線を通して描く。

 請求番号 2185 「花芒ノ海」(居眠り磐音江戸草紙)   佐伯泰英  全5巻
 深川六間堀で浪人暮らしの磐音にもたらされた国許、豊後関前藩に立ちこめる、よからぬ風聞。やがて亡き友の想いを胸に巨悪との対決の時が迫る。シリーズ第3弾。

 請求番号 2186 「戦争童話集」  野坂昭如  全3巻
 焼け跡に始まる青春の喪失と解放の記憶。戦後を放浪し続ける著者が、戦争の悲惨な極限に生まれた非現実の愛とその終わりを8月15日に集約して描く万人のための、鎮魂の童話集。

 請求番号 2187 「日本人のしきたり」  飯倉晴武  全2巻
 四季を重んじ、人生の節目を大切にする。今に残しておきたい伝統の原点を探る。正月行事、豆まき、大安吉日、厄年・・・に込められた知恵と心。

 請求番号 2188 「陰陽師 −夜光杯ノ巻−」  夢枕 獏 全4巻
 またしても都に起きる妖しげな事件の数々。晴明と博雅がその因果を探り、鮮やかに解決。「月琴姫」「花占の女」「龍神祭」「無呪」「魔鬼物小僧」「浄蔵恋のあれこれ」など9編収録。

 請求番号 2189 「院長の恋」 佐藤愛子  全3巻
 「よく見ておきなさい、あれが恋という病気よ。」精神科医の柏木浩一郎、52歳が若い娘に恋をした。佐藤愛子85歳、これが最後の作品集。他に離れの人・地蔵の眉毛・ケヤグの秋・沢村校長の晩年など

 請求番号 2190 「横道世之介」  吉田修一  全7巻
 きっとどこかで会っている。なんにもなかった。だけどなんだか楽しかった。懐かしい時間。愛しい人々。吉田修一が描く、風薫る80年代青春群像!世之介と出会った人生、なぜか自分がとても得をしたような気持ちになってくる。

 請求番号 2191 「桜ハウス」 藤堂志津子  全4巻
 いっしょに住むなら、夫よりも女友達!?年齢も仕事も性格も、そして男性の好みも全く違う女4人がひとつ屋根の下で本音を言い合いながら暮らし、居心地の良い不思議な絆で結ばれていく。

 請求番号 2192 「雪華ノ里」(居眠り磐音江戸草紙)  佐伯泰英  全5巻
 許嫁、奈緒を追って西街道を急ぐ直心影流の達人、坂崎磐音。その前に立ちふさがる異形の僧達。果たして磐音は奈緒に会えるのか。痛快時代小説第4弾

 請求番号2193 「誘拐児」  翔田 寛  全6巻
 終戦翌年の誘拐事件。身代金受け渡し場所、闇市。犯人確保に失敗。そして15年後、事件がふたたび動き出す−。人間の非情と情愛を見つめる魂の物語。

 請求番号 2194 「つるつるの不思議の手のひら −西田しのぶさんの夢と暮らし−」 岡本尚子  全1巻
 目も耳も体も不自由な西田しのぶさん!親元から離れ、自立した生活を送るしのぶさんの日々に、生きるエネルギーがもらえます。

 請求番号 2195 「光に向かって咲け」 粟津キヨ  全4巻
 幼時失明の不運を努力と天性の明るさで乗り越え、4人の子を育てながら東京女子大学の第1期生となり、盲人の文化向上を訴え続けた斉藤百合の生涯。著者は小説「ふみ子の海」のモデルとなった女性。

 請求番号 2196 「ひまわり事件」 荻原 浩  全9巻
 実行犯は、ジジババと幼稚園児?隣接する有料老人ホーム「ひまわり苑」と「ひまわり幼稚園」。老人とガキどもの不思議な交流、やがて起こる過激な「事件」とは?

 請求番号 2197 「喋喋喃喃」 小川 糸  全6巻
 東京谷中でアンティーク着物店を営む栞の恋と家族の物語です。喋喋喃喃とは、男女がうちとけて小声で楽しげに語り合う様子のこと。

 請求番号 2198 「なぜ日本人は落合博満が嫌いか?」 テリー伊藤 全3巻
 選手としても監督としても実績は抜群なのに、落合博満への評価は低すぎるのではないか。オレ流超合理主義こそ、今日本人が参考にすべきリーダー像ではないか。ジャイアンツ大好きテリー伊藤が落合博満を語る。

 請求番号 2199 「親鸞」(上)  五木寛之  全5巻
 愚者か?悪人か?聖者か?地獄は一定と覚悟し、真実を求めて時代の闇を疾走する人々に取り巻かれ、共に歩む親鸞の幼き日々を追う青春群像。人は苦しみながらなぜ生きるのか。自らの問いに答は?

 請求番号 2200 「親鸞」(下) 五木寛之  全5巻
 極悪人も本当に救われるのか、貧富の差、男女の区別なく、すべて念仏することで救われると、みずから苦しみながらも時代の激流に挑む若き青年時代の親鸞の姿を、痛快に描いていく新聞連載小説の長編が、ついに刊行された。

 請求番号 2201  「さとしわかるか」  福島令子  全4巻
 「どん底にあった時を思うと、今の姿が信じられない。私がふと思いついた『指点字』が再起の助けになったことは、母としてこのうえないよろこびである」・・・9才で失明、18才で失聴した東大教授・福島智氏の母が綴る、感動の子育て記です。

 請求番号 2202  「新参者」  東野圭吾  全6巻
 日本橋の一角でひとり暮らしの女性が絞殺された。日本橋署の新参者・加賀恭一郎の前に立ちはだかるのは人情という名の謎、その謎を解きながら次第に事件そのものの真相をつかむ。東野ミステリーの傑作。

 請求番号 2203  「漱石の妻」  鳥越碧  全7巻
 悪妻と呼ばれた漱石の妻の真実とは。夫だけを視つめてきた。なのにどうして悪妻と呼ばれるのだろう。明治の文豪夏目漱石を支えた妻鏡子。夫婦とは最も近くて遠い存在なのか。「夫婦の真実の姿」を描く書き下ろし長編小説。

 請求番号 2204  「陰陽師―滝夜叉姫―(上)」  夢枕獏  全5巻
 妊婦殺し、会話する瘡・・・平安の都に起きる怪事。それらは都を滅ぼす陰謀へとつながって行く―。晴明と博雅はどう立ち向かう?

 請求番号 2205 「陰陽師―滝夜叉姫―(下)」  夢枕獏  全5巻
 奇妙な事件が続く都で進行する陰謀。やがて、帝にとってかわろうとしたあの男が、永い眠りから復活を遂げる。晴明と博雅は、都を守ることが出来るのか。

 請求番号 2206  「時が滲む朝」  楊逸  全2巻
 中国民主化運動に加わった、理想に燃える二人の大学生、梁浩遠と謝志強の天安門事件前夜から北京五輪前夜までの青春と挫折を描いた本。2008年、第139回芥川賞受賞作。

 請求番号 2207  「返事はいらない」  宮部みゆき  全4巻
 失恋からコンピュータ犯罪の片棒を担ぐにいたる微妙な女性心理の動きを描く表題作他五編収録。宮部みゆきワールドを確立し、その魅力のすべてが凝縮された山本周五郎賞前夜の作品集。

 請求番号 2208  「山背郷」  熊谷達也  全5巻
 山背とは初夏の東北地方に吹く冷たい風のことをいう。その大地で愛する家族の為に厳しい営みを続け、誇り高く生きる男たちの「生」に対する力強さを謳う、作家の原点が凝縮された9編の傑作短編集。

 請求番号 2209  「おれのおばさん」  佐川光晴  全3巻
 銀行員であった父が、愛人に貢ぐ為に顧客の金を横領逮捕され、名門中学を退学し、児童養護施設に入る事を余儀なくされた<おれ> そこで出会ったおばさんや、仲間達との交流で、人生とは、生きる事であると明るい希望を持つ。

 請求番号 2210  「造花の蜜」  連城三紀彦  全9巻
 息子が蜂に刺されて救急車で運ばれたとの連絡に香奈子は病院へ向かうが、不審に思い引き返す。息子はすでに誘拐された後だった。しかも幼稚園の先生は、息子を連れ去ったのは香奈子だという。前代未聞の誘拐事件はこうして始まった。

 請求番号 2211  「信長の棺(上)」  加藤廣  全4巻
 「惟任(光秀)ご謀反」―。安土城で知らせを聞いた太田牛一は、生前の信長の密命に従うべく、五つの木箱とともに西へ向かう。が佐久間軍に幽閉され10ヶ月後、天下統一を目前に控えた秀吉から伝記執筆を条件に解放され、信長の暗殺の謎を追うのだった。

 請求番号 2212  「信長の棺(下)」  加藤廣  全5巻
 なぜ信長の遺骸はいつまでたっても見つからないのか。光秀はなぜ戦勝祈願の連歌を詠んだのか。秀吉の「中国大返し」はなぜ可能だったのか。丹波を訪れた太田牛一は、多志に導かれ阿弥陀寺、本能寺、丹波を<闇物語>のとば口へと足を踏み入れる。

 請求番号 2213  「プリズン・トリック」  遠藤武文  全5巻
 刑務所内で起きた殺人。被害者は識別番号から氏名はわかったものの、顔は焼かれ、指紋も消されている。加害者とされる脱走した人物を追うが、その人物は本当に服役すべき人間ではなかった。果たしてそんなことは可能か?

 請求番号 2214  「片想い」  東野圭吾  全10巻
 10年ぶりに再会した美月は、男の姿をしていた。殺人を告白された哲朗は、美月の親友である妻とともに、彼女をかくまうが・・・。過ぎ去った青春の日々を裏切るまいとする仲間たちを描いた長篇ミステリー。

 請求番号 2215  「八つ花ごよみ」  山本一力  全4巻
 満開の桜の下、病で言葉を失った妻は、ただ温かな涙を流す・・・。愛する人との小さな奇跡が江戸の片隅に訪れる。老境の深々とした歓びを描く連作短篇。

 請求番号 2216  「理由」  宮部みゆき  全11巻
 事件はなぜ起こったか。殺されたのは「誰」で、いったい「誰」が殺人者であったのか。東京荒川区の超高層マンションの室内には中年男女と老女の惨殺死体。そしてベランダから転落した若い男。ところが、4人の死者はそこの住人ではなかった。

 請求番号 2217  「まほろ駅前番外地」  三浦しをん  全4巻
 まほろ市で便利屋を営む寡黙な男多田、そこにころがり込んで2年の行天、二人は元同級生でともにバツイチ、性格も異なる二人に町の人から舞い込んだ仕事は、清掃、老人の見舞、 遺品整理、子守等、不器用な二人。さて顛末は。

 請求番号 2218  「東京島」  桐野夏生  全5巻
 32人が流れ着いた太平洋の涯の島に、女は清子一人だけ。いつまで待っても、助けの船は来ず、いつしか皆は島をトウキョウ島と呼ぶようになる。果たして、ここは地獄か、楽園か?いつか脱出できるのか―。

 請求番号 2219  「It(それ)と呼ばれた子 少年期 ロストボーイ」  デイヴ・ペルザー  全5巻
 すさまじい母親の虐待から逃れ、のびのびと暮らせると思えた里子としての暮らし。母親から離れてもなお恐怖にさいなまれ、それでも母親に愛されたという少年が希望を捨てず自分の生き方を探し続けた少年期の記録。

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 福 祉 セ ン タ ー 蔵 書 分

  申込先  「掲示板にてお願いします。」


     「エロマンガ島の三人」(長嶋有異色作品集)  長嶋有  全3巻
 エロマンガ島でエロ漫画を読んでくる。およそありえない取材に出向いた編集者たちの実話をもとにした南国小説。温かくておかしくて、なのに切ない二泊三日。SF小説、ゴルフ小説、官能小説、新作青色LEDの5編の作品集。

     「マザーテレサ―あふれる愛―」  沖守弘  全3巻
 貧しい人のために、つかえると誓願した修道女。ノーベル平和賞に輝く20世紀の聖女の素顔と活動を密着取材し、あますところなく伝える。

     「土曜日に逢いましょう」  永六輔  全3巻
 合言葉は土曜日に。TBSラジオの「土曜ワイド ラジオ東京」で 永六輔と雨宮塔子アナのコミカルな対話。おもいきったツッコミのレポーター。毎週<楽しい話>。<へえそうなんだ>と考えさせられる話が、いっぱいの3巻です。

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3

     点訳本案内
     ― 8 ―   
  編集・製作  春点


点訳本の内容紹介



    申込先  春日井市図書館 読書推進担当 電話0568−85−6800

    貸出期間  1ヶ月間
      また春点では依頼点訳もしております。リクエストがありましたらご連絡ください。



―― 図 書 館 蔵 書 分 ――

   請求番号 2164 「強運の持ち主」  瀬尾まいこ  全4巻
 元OLが営業の仕事で鍛えた話術を生かし、ルイーズ吉田という名前の占い師に転身。ショッピングセンターの片隅で、悩みを抱える人の背中を押す。じんわり優しく温かい、著者の世界が詰まった一冊。

 請求番号 2165 「五年のウメ」  乙川優三郎  全4巻
 友を助けるため、主君に諫言をした村上助の丞。蟄居を命ぜられ、ただ時の過ぎる日を生きてきたが、友の妹で妻にとも思っていた弥生が不幸な境遇にあると耳に。−表題作他、人生に追われる市井の人々の転機を描く全5編。

 請求番号 2166 「デパートへ行こう!」  真保裕一  全7巻
 所持金143円、すべてを失った男は、深夜のデパートにうずくまっていた。そこは男にとって、家族との幸せな記憶がいっぱい詰まった、大切な場所だった。が、その夜、誰もいないはずの店内の暗がりから、次々と人の気配が立ち上がってきて−。

 請求番号 2167 「いのちの代償」  川嶋康男  全5巻
 昭和38年大学山岳部冬山合宿遭難で独り生き残ったリーダー野呂幸司が自ら傷害をおいながら自分に与えられた命を、失った10人の友の尊い命と社会に迷惑をかけた贖罪として〈生き抜く〉ことの実践を今、ここに語る。

  請求番号 2168 「鈍行列車に乗って −医者人生そろそろ帰り道−」 井口昭久  全2巻
 下り坂を楽しむのが老後である−絶妙な距離感で自らの医者人生と〈老い〉を描いて、さりげない苦笑いへと読者を誘う。

 請求番号 2169 「シックスティーン(6TEEN)」  石田衣良  全4巻
 ぎごちない恋。初めての裏切り。そして、少しだけリアルさを増してきた未来・・・。超高層マンションを見上げる月島の路地で、僕たちはこの世界の仕組みを考える。ダイ、ジュン、ナオト、テツロー、永遠の青春小説。

 請求番号 2170 「天使のナイフ」 薬丸岳  全6巻
 最後に浮かび上がってくる驚くべき事実に出会ったとき、読者はこれが問題提起の社会派ミステリーの顔だけでなく、周到に伏線の張られた正統的推理小説の顔も持ち合わせているのを知ることになる。

 請求番号 2171 「点子ちゃん」 野田道子  全1巻
 泉川カレンは3歳の時、重い病気で全盲になり、いつも点字の本ばかり読んでいたので、ついたあだ名が〈点子ちゃん〉。2009年はブライユ生誕200年。点字の大切さを考える〈未来の大人達〉へのメッセージ。

 請求番号 2172 「川のある街 −伊勢湾台風物語−」  清水義範 全3巻
 名古屋市中心部を流れる堀川を主な舞台に、庶民の暮らし、未曾有の大災害となった伊勢湾台風との闘いを、名古屋出身の清水義範が自身の体験を元に描いた。中日新聞連載小説。

 請求番号 2173 「大黒屋光太夫」(上)  吉村昭  全5巻
 江戸後期白子(鈴鹿市白子町)を出船した船頭光太夫と16人の水主達が嵐に遭いアミシャッカ島に漂着しイルクーツクに至るまでの苦難と極寒のロシアで暮らす過酷さ。帰国の希望を捨てず戦い続ける男の物語。

 請求番号 2174 「ゲゲゲの女房」 武良布枝  全3巻
 水木しげると連れ添って半世紀。赤貧の時代、人気漫画家の時代、妖怪研究者の時代そして幸福とは何かを語る現在・・・。常に誰よりも身近に寄り添っていた妻が初めてあかす生きる伝説「水木さん」の真実!

 請求番号 2175 「指揮官達の特攻 −降伏は花びらのごとく−」 城山三郎  全3巻
 神風特別攻撃隊第1号に選ばれ、レイテ沖に散った関行男大尉。敗戦を知らされないまま玉音放送後に最後の特攻隊員として沖縄へ飛び立った中津留 達雄大尉。海軍兵学校の同期生の二人の人生を対比させながら戦争と人間を描いた哀切のドキュメントノベル。

 請求番号 2176 「見知らぬ妻へ」 浅田次郎  全4巻
 新宿歌舞伎町で客引きをして生きる花田章は日本に滞在させるため偽装結婚した中国人女性をふとしたことから愛し始めていた。そのほか、才能ありながらクラシック音楽の世界を捨てた男の話など、優しく切ない8つの涙の物語。

 請求番号 2177 「落日燃ゆ」 城山三郎  全7巻
 東京裁判で絞首刑を宣告された7人のA級戦犯のうちただ一人の文官であった元総理、外相広田弘毅。戦争防止に努めながら、その努力に水を差し続けた軍人達とともに処刑されるという運命に直面させられた広田の生涯。

 請求番号 2178 「大黒屋光太夫」(下)  吉村昭  全4巻
 漂流民光太夫はペテルブルグへの苦難の旅を経て女帝エカテリナ引見、帰国を許され懐かしい故国へ。鎖国の日本から広大なロシアの地を漂白した光太夫らの足跡を資料を基に描いた長編小説完結編。

 請求番号 2179 「のぶカンタービレ」 辻井いつ子  全3巻
 全盲で生まれた息子がピアニストになる道を選び、弱冠17歳でショパンコンクールに挑戦する。母親と一心同体でがんばってきたが、これを境に母親より「卒業」。大学に進学し、プロのピアニストとして活躍するようになる。

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 請求番号 2146 「回転木馬のデッドヒート」 村上春樹  全3巻
世界的ベストセラーを生み出した村上春樹のスケッチブック。人生に疲れた人、何かに立ち向かっている人・・・、人は人生というメリーゴーランドに乗って、日々デッドヒートを繰り広げている。あなたに似た人は?

 請求番号 2147 「夜の電話のあなたの声は」 藤堂 志津子  全3巻
 女、30代。つきあっている男はいても、独りの気ままさが好きだった。けれども突然、男から別れを告げられ、自らの心の弱さに直面する。驚き、怒り、喪失感。恋と孤独を愛する女達の「別れの後」に揺れる心を、繊細なタッチで描く3編。

 請求番号 2148 「昭和侠盗伝」(天切り松闇がたり第4巻) 浅田次郎  全5巻
 関東大震災の復興を遂げた昭和初期の華やかなモダン東京に戦争の影が忍び寄り、いつしか激動の時代に呑み込まれていく有名無名の人々に安吉一家が手をさしのべる。おなじみ天切り松が闇がたりで誘う珠玉の5編。

 請求番号 2149 「人形を捨てる」 藤堂 志津子  全5巻
 恋愛小説の名手が半生を振り返り、人生の転機となった13のシーンを、作家のまなざしでみずみずしく描き上げる。一途な魂の遍歴に胸打たれる、待望の作品。

 請求番号 2150 「財布のつぶやき」 群 ようこ 全3巻
 誰もが直面する「お金」の問題を、率直にユーモラスに綴ったエッセイ集。 無駄遣いを反省、でも家計簿は挫折。500円玉貯金にテレビショッピング、そして老後の資金・・・。

 請求番号 2151 「イルカと墜落」 沢木 耕太郎  全3巻
 アマゾンの奥地で遭遇したピンクのイルカとひとつの事故。「死者はもとより重傷者すらでなかったことは奇跡」といわれたほどの惨事で、そこにあるだけの「死」と向かい合ったブラジルへの旅。

 請求番号 2152 「臨場」 横山 秀夫 全5巻
 捜査一課調査官・倉石義男は死者からのメッセージを的確に掴み取る。誰もが自殺や病死と疑わない案件を殺人と見破り、また、殺人の見立てを「事件性なし」と覆す。組織に与せず己の道を貫く男の生き様を描いた警察小説集。

 請求番号 2153 「快笑小説」 東野 圭吾 全4巻
 年金暮らしの老女が「追っかけ」にはまり乏しい財産を使い果たしていく「追っかけバアさん」、周りの人間が人間以外の動物に見えてしまう少年の「動物家族」など、ちょっとこわくて、何ともおかしい人間達! 多彩な味付けの傑作短編集。

 請求番号 2154 「寒雷ノ坂」(居眠り磐音江戸草紙) 佐伯 泰英  全5巻
 深川六間堀で浪々の日々を送り、相も変わらず貧乏暮らしで仕事の口を求めて奔走する磐音。暇乞いした豊後の関前藩との予期せぬ関わりが生じて・・・。 些事にこだわらず春風駘蕩のごとき磐音がふるう直心陰流の太刀さばき、シリーズ第2弾。

 請求番号 2155 「ゆびさきの宇宙 −福島 智 盲聾を生きて−」 生井 久美子  全5巻
    目が見えず、耳も聞こえない。ヘレンケラーと同じような障害を持つ東大教授、福島智。羽をもがれるように、光と音を失って育つ。無音漆黒の世界から、母の考案した指点字と指点字通訳が救ってくれた。盲聾者として初めて大学に進学、数々のバリアを突破して、そして恋も結婚も・・・。感動の一冊です。

 請求番号 2156 「裁判官の爆笑お言葉集」 長嶺 超輝  全3巻
 裁判官は無味乾燥な判決文を読み上げるだけと思っていたら大間違い。ダジャレあり、ツッコミあり、説教あり。法廷での個性あふれる肉声を集めた本邦初の語録集。これを読めば裁判員になるのも待ち遠しい!

 請求番号 2157 「姫椿」 浅田 次郎  全4巻
 バブルがはじけ会社と家族を守るため、保険金目当てに今夜ホテルで自殺を図ろうと決めた中年社長が、昔住んでた頃の銭湯を見つけ、そこの人々の人情にふれ、今晩はとりあえず帰ろうと考え直す「姫椿」他7編。

 請求番号 2158 「It(それ)とよばれた子 完結編 さよならIt」  デイブ ペルザー  全6巻
 米国カリフォルニア州史上最悪といわれた虐待を生き抜いた著者が、幼児期のトラウマを乗り越えて自ら綴った、貴重な真実の記録「完結編 サヨナラ It」

 請求番号 2159 「告白」 湊 かなえ  全4巻
 「愛美は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」 中学の終業式のホームルームで、女性教師は生徒達に愛娘の死の真相を語り始める。そして事件に関わった人々によってその後の物語が語られていく。

 請求番号 2160 「リンク」 ウォルト ベッカー  全10巻
 中央アフリカのマリ。神秘的な宗教を持つドゴン族の遺跡から、奇妙な化石骨と未知の合金が発掘された。古人類学者ジャックは化石の素性を調べるためボリビアへ。そこで現生人類の進化の秘密に関わる壮大な事実を知る。

 請求番号 2161 「毒麦の時」 三浦 綾子  全4巻
 父の不倫に端を発した両親の別居で、徐々に孤独の淵に追い詰められていく少年の姿を描いた表題作の他に、『尾灯』『喪失』『貝殻』『壁の声』を収録。

 請求番号 2162 「切羽へ」 井上 荒野  全3巻
 静かな島で夫と穏やかで幸福な日々を送るセイの前に、ある日一人の男が現れる。夫を深く愛していながら、どうしようもなく惹かれてゆくセイ。「切羽」とはそれ以上先へは進めない場所。宿命の出会いに揺れる女と男を緻密な筆に描ききった哀感あふれる恋愛小説。第139回直木賞受賞作。

 請求番号 2163 「RURIKO」 林 真理子  全6巻
 時は昭和30年代。銀幕にひしめく石原裕次郎、小林旭、美空ひばり、きらめくスター達。「浅丘ルリ子」としてデビューした少女の、めくるめく恋の日々が始まった。自分を生きた女優の半生を描く一大ロマン小説。


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     「霧笛荘夜話」 浅田 次郎  全4巻
 港町にある古アパート「霧笛荘」。誰もがはじめは不幸に追い立てられ、行き場を失ってたどり着く。しかし、「霧笛荘」での暮らしの中で、住人達は、それぞれに人生の真実に気づき始める。感動を呼ぶ7つの物語。

    「阿弥陀堂便り」 南木 桂士  全4巻
 映画化された著作。東京で暮らしていた孝夫は心の病を得た妻と故郷の信州に戻る。山里生活の中で、阿弥陀堂で暮らす老婆やしゃべることのできない難病を抱えた少女と出会う。触れ合いの中で夫婦は忘れていたものを・・・。

    「ホームレス中学生」 田村 宏 全3巻
 10歳で母の死に始まり、中学生の時父と兄姉との別生活、家もなくなり公園でホームレス生活、お金もなく、食べることに困りながら友達や近隣の人たちに助けられ、今日まで生きてこられたこと、人のぬくもりと生きる勇気をくれたこと。

   「血と薔薇」 赤川 次郎  全5巻
 警視庁捜査一課の名物男が退職して、退屈な1ヶ月が過ぎたある日1通の不思議な封筒が届いたのが事件の発端2件の殺人事件の真相は意外な結末に終わる。他4編

   「家族カタログ」 赤川 次郎  全5巻
 聡明で誠実、美人で優しい姉さんの秘密を知らされた。真相を知るため友人と二人で姉さんの行動をこっそりと追跡することにした。ボクの姉さんは悪女なのだろうか?他4編。

 
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 請求番号 2103  「魔術はささやく(新装版)」  宮部みゆき  全6巻
 マンション屋上からの飛び降り、地下鉄への飛び込み、タクシーへの飛び出し。無関係にしか見えない三つの死の背後に、どんな繋がりがあるのか?事件に巻き込まれたタクシー運転手の甥・守は事の真相を追っていくことになる。

 請求番号 2104  「グッドラック」  アレックス ロビラ、フェルナンド トリアス デ ベス  全1巻
 54年ぶりの運命の再会。公園のベンチで幼なじみが隣り合わせ、仕事、財産を失い変わり果てた友人に、祖父から聞かされた「魅惑の森」の物語を語る。奇跡のラストへ、七日間の旅が始まる。

 請求番号 2105  「ハリーポッターと死の秘宝(上)」  J K ローリング  全9巻
 17歳の誕生日に、母親の護りが消える。分霊箱探しのあてどない旅に、どこまでもついていくロンとハーマイオニー。信頼していたダンブルドアに思いがけない過去が。旅の手がかりはダンブルドアの遺品だけ。

 請求番号 2106  「ハリーポッターと死の秘宝(下)」  J K ローリング  全9巻
 求めるべきは「分霊箱」か「死の秘宝」か。ダンブルドアの真意はどこに?ヴォルデモートが必死に追い求めるものは何か?果たしてハリーは「生き残った男の子」になれるのか?ついに明かされる驚くべきハリーの運命。

 請求番号 2107  「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」  米原万里  全5巻
 1960年 プラハ。マリはソビエト学校で個性的な友達に囲まれ、刺激的な毎日を過ごしていた。30年後、東欧の激動で音信の途絶えた3人の親友を捜し当てたマリは、少女時代には知り得なかった真実に出会う!

 請求番号 2108  「憂い顔の童子」  大江健三郎  全8巻
 日本と世界の認知を得た、ノーベル文学賞を受賞した作者、大江健三郎が「長江古義人」という小説家を通して自分の幼少時の記憶にあふれる四国の森の伝承、風土を描きつつ、近代文学への自らの歩みを語る。

 請求番号 2109  「知ってすっきり二つの違い 決定版」  似たもの比較研究室  全3巻
 知っているようで意外に知らない2つの言葉。えてして正しい使い分けができていないものが多い。本書は予想外の2つの言葉の違いの線引きに目からウロコが落ちること請け合いの類語満載の1冊。

 請求番号 2110  「モナリザは高脂血症だった−肖像画29枚のカルテ−」  篠田達明  全3巻
 愛知県心身障害者コロニーの前総長でもあり、医師にして作家。歴史上の人物達を残された肖像画をもとに、現代医学の見地から診断。秀吉、家康、信長、宮本武蔵・・・アッと驚きの診断、とてもおもしろい!

 請求番号 2111  「It(それ)と呼ばれた子青春編」  イヴ ペルザー  全4巻
 実母による虐待から逃れ、里子となったデイヴにも親友ができる。他人と触れ合い、愛する喜びと信じる強さを学んでゆくデイヴ。児童虐待の被害者の少年の悩み多き日々を綴った、鮮やかに胸に迫る青春期の告白。

 請求番号 2112  「アフリカの瞳」  帚木蓬生  全8巻
 10人に一人がHIVに感染している国、南アフリカ。黒人が白人にとって代わって政権を握ったにもかかわらず、それは形ばかりのこと、欧米の製薬会社による新薬開発の人体実験場と化した権力にたちむかう日本人医師、作田!

 請求番号 2113  「雨恋」  松尾由美  全5巻
 ある晩「私は幽霊です」と語り始めた千波は何者かに殺されたと訴えた。彼女の代わりに真相を探る僕。次々と判明する事実。そして雨の日しか会えない千波をいつしか、愛し始めていた。名手が描く奇跡のラブストーリー。

 請求番号 2114  「オール1の落ちこぼれ、教師になる」  宮本延春  全3巻
 愛知県生まれで小学生の時にいじめにあい、学校嫌いとなり、中学で「オール1」の成績。23歳でアインシュタインのビデオに感動し、猛勉強。定時制高校から名古屋大学、大学院まで進む。母校で落ちこぼれの気持ちがわかる先生として活躍中。

 請求番号 2115  「メフェナーボウンのつどう道」  古処誠二  全7巻
 実務に追われる日赤救護看護婦を手伝っていた現地のビルマ人看護婦が全員解雇された。英印軍の攻勢により、ラングーンの兵站病院に撤退命令が出されたのだ。約300キロの道を歩いていく看護婦、傷痍兵、在留邦人、そしてビルマ人。様々な偽りを胸に進む。撤退道の先には─── 

 請求番号 2116  「おさん」  山本周五郎  全7巻
 純真な心を持ちながらも、女の〈性〉ゆえに男から男へわたらずにはいられないおさん───世にもかわいい女が、そのかわいさのために不幸に引き ずり込まれてゆく宿命の哀しさを描いた『おさん』。『葦は見ていた』『青竹』他10編。

 請求番号 2117 「1日1杯の読むスープ しあわせの雑学」  近藤勝重  全3巻
 あつあつのスープを飲んだ時のように、心の奥までじんわりとあったまって欲しい、とそんな思いを込めて書かれた本。人との絆を深める言葉や会話術、前向きな気持ちへの切り替え方など、急がずゆっくりと今を生きる知恵が満載。

 請求番号 2118  「渾身」  川上健一  全4巻
 隠岐島に伝わる古典相撲大会を通し、島民達の団結、友情を表し、主人公が徐々に、島民に認められる。

 請求番号 2119  「本当に生きた日」  城山三郎  全7巻
 二児の母で、平凡な専業主婦であった38歳の素子は、大学講師でやり手の友人ルミに誘われて、彼女の事務所で働き始めた。様々な出来事に翻弄されながらも、女性にとって家庭とは?仕事とは?本当の幸せとは何か?をみつめていく。城山文学の異色作です。

 請求番号 2120  「日本人への遺言」  城山三郎 高山文彦  全3巻
 「正しい人」を見よ。硬骨の老文士が最晩年、子の世代の作家に伝えた戦争と文学と人生のすべて。

 請求番号 2121  「闘牛」  井上靖  全2巻
 社運を賭した闘牛大会の実現に奔走する中年の新聞記者の情熱と、その行動の裏側にひそむ孤独な心情を、敗戦直後の混乱した世相の中に描く芥川賞受賞作。無名だった著者の名を一躍高からしめた初期の代表作。

 請求番号 2122  「兄いもうと」  鳥越碧全6巻
 脊椎カリエスにおかされた正岡子規。この子規を介護する妹「律」の姿に感動した作者が、律を中心に据えて、このすさまじい闘病の日々に織りなされた兄妹愛をしっかりと見つめ書き留めた感動の一冊です。

 請求番号 2123  「ふみ子の海」  市川信夫  全8巻
 ふみ子は海を見たことがない。でも海の夢なら見ることがある。昭和初期、目の不自由な少女が周りの人々に支えられ、明るく前向きに力強く生きていく姿を描いた感動の物語。映画「ふみ子の海」の原作。

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   「ゆうべ、もう恋なんかしないと誓った」  唯川恵  全3巻
 それでも、恋を信じますか──。すれ違い、傷つけあっても求め合わずにはいられない男と女のさまざまな愛の形を描く24のショートストーリー。

   「5分間ミステリー」  ケン ウエバー  全4巻
 オーソドックスな謎解き推理、幾何学的なパズルなど、難問・奇問・珍問がそろった37話のミステリークイズ。

   「我らが隣人の犯罪」  宮部みゆき  全4巻
 毎日の生活の中で、どこにでも起こりうるような事件を、おもしろく明るいタッチで、描いています。隣同士のトラブルや殺人、智恵を使った犯罪など、さまざまな話が入っている短編集です。

   「顔(下)」  シドニイ シェルダン  全3巻
 天才作家のシドニイ シェルダンの傑作。主人公ジャドの受ける数々の試練にワクワク、ドキドキのスリル、それから抜け出せなくなること請け合い!! 犯人はあいつか? それともこいつ?

   「塙保己一推理帖 −観音参りの女−」(連作時代小説) 中津文彦 全5巻
 江戸時代中頃活躍した盲目の大学者「塙保己一」がとぎすまされた感覚と、群を抜く記憶力と、推理力で人の心の闇を見る短編推理小説3編。

   「妄想銀行」  星新一  全5巻
 作者得意のショートショート集。妄想を取り扱う銀行を始めたエフ博士の顛末など、風刺に満ちたアイデアたっぷりの短編が、簡潔な文章、スピーディな展開、意表を突く結末であなたを楽しませてくれること、絶対です。

   「1億円もらったら」  赤川次郎  全5巻
 ある日1億円もらったら、あなたはどうしますか。お金をもてあましてい る大富豪が思いついたとんでもない遊び──1億円をもらった人の人生がど う変わっていくか観察する──もらった5人の男女はどうするのでしょう?


   「備えあれば憂いなし」  山崎洋子  全1巻
 Kホテルの最新式ゴージャスなトイレ── 中央にはデラックスなソファが。近くの企業のOL達の穴場の休息場所、そこでOL達のドラマが始まります。

   「虹の立つ村」  仁木悦子  全1巻
 昔ながらの農家の民宿、泊まり客は、母と子供達、評論家の先生、二人連れの女子学生、老人ら。さあ、ここで何が起きるのでしょうか。

   「浮遊する水」  鈴木光司  全1巻
 排水溝に落ちていた真新しいキティちゃんバッグ、中は子供用おもちゃセット──それは、不幸に見舞われ数年前に越していった家族の子供の物。水道の水を飲もうとして、ふと気になる、カルキとは違う妙な臭み?がする・・・。

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     ― 4 ―   
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 請求番号 2085  「夢をかなえるゾウ」  水野敬也  全5巻 
 これは、ちょっぴり不思議なお話である。インド土産の象の神様・ガネーシャが「変わりたい」と願う青年に1日ひとつ課題を与える。簡単なようでなかなかむずかしい。あなたもいっしょに課題と取り組みましょう。夢がかなうかも。

 請求番号 2086  「新世界の7不思議」  鯨統一郎  全4巻
 ペンシルベニア大学考古学教授ジョセフ ハートマン、歴史学者早乙姫静香、バーテンダー松永、雑誌ライター宮田の4人がうらぶれた場末のバーで歴史バトルに花を咲かせる。俎上にのせた7つの不思議をユーモラスに解明していく。

 請求番号 2087  「凍」  沢木耕太郎  全5巻
 最強の呼び声高いクライマー山野井夫妻が挑んだ、ヒマラヤの高峰ギャチュンカン。雪崩による「一瞬の魔」は、美しい氷壁を死の壁に変えた。宙吊りになった妻の頭上で、生きて帰るために迫られた後戻りできない選択とは?!

 請求番号 2088  「贄門島(上)」  内田康夫  全6巻
 死ぬ1年前に父があったという「死神」の正体を探りに浅見光彦は房総の小島、美瀬島を訪れた。その豊穣の海に浮かぶ島には「生け贄送り」の風習があった。

 請求番号 2089  「贄門島(下)」  内田康夫  全6巻
 連続殺人、失踪、不審船、里見伝説──  光彦が訪れた、美しく豊かな小島の裏に驚愕、衝撃の真実が隠されていた。正義と犯罪、そして個人と国家のありようを問う超大作。

 請求番号 2090  「西郷と大久保」  海音寺潮五郎  全10巻
 茫乎とした外貌の下に激情を秘めた熱誠の人西郷吉之助と、冷徹にして情におぼれることのない智謀の人大久保一蔵。私心を滅して維新の偉業をなしとげ、同じ憂国の思いから征韓論で対立し、ついに袂をわかつ二人の英傑。

 請求番号 2091  「日本史の叛逆者 −私説 壬申の乱−」  伊沢元彦  全8巻
  父を異にする中大兄皇子と大海人皇子。両者の間にくすぶる確執は、やがて壬申の乱となって火を吹き上げた。その歴史の真相と、交錯する人間模様を、著者独自の視点から探り、リアルな筆致で描いた、新本格歴史小説!

 請求番号 2092  「悪人」  吉田修一  全7巻
 保険外交員の女が殺害された。捜査線上に浮かぶ男。彼と出会ったもう一人の女。加害者と被害者、それぞれの家族達。群像劇は逃亡劇から純愛劇へ。なぜ事件は起きたのか? なぜ二人は逃げ続けるのか? そして悪人とはいったい誰なのか?

 請求番号 2093  「秘花」 瀬戸内寂聴  全4巻
 「風姿花伝」「花鏡」などの芸論や数々の能作品を著した能の大成者・世阿弥が72歳で佐渡に流されてから、視力と聴力を失い、老いと向き合いながらも「命には終わりあり、能には果てあるべからず」と自らを奮い立たせた。

 請求番号 2094  「残侠」(天切り松闇がたり 第2巻)  浅田次郎 全5巻
 目細の安吉一家に清水の次郎長の子分、小政と名乗る郎侠客がわらじを脱いだ。天切り松の闇がたりで物語る義賊一家の大活躍。大正モダンの傑作シリーズ第2弾。

 請求番号 2095  「駆けこみ交番」  乃南アサ  全6巻
 さる老婦人が深夜の交番に駆け込んできたのをきっかけに、何故だかお手柄続きの勝ち組新米巡査・高木聖大。パワフル老人7人衆と知り合った聖大は10数年来の未解決事件を解く糸口をつかんでしまった。

 請求番号 2096  「さぶ」  山本周五郎  全7巻
 江戸下町の経師屋芳古堂に住み込む同い年の職人、男前で器用な栄二と愚鈍だが誠実なさぶの、つらさをかみしめ、心を分かち合って生きる純粋でひたむきな愛と行動。やがて訪れる無実の罪という試練に立ち向かう中で生まれたひと筋の真実と友情を通じて、青年の精神史を描く。

 請求番号 2097  「大川わたり」  山本一力  全5巻
 大工の銀次、博打にはまり仲間の家庭まで潰す。「20両を返し終えるまで大川を渡ったら始末する」と博打の親分との命がけの約束。日本橋老舗呉服屋の手代として新たに人生を歩む。渡れぬ川を越えなければならない出来事が・・・。

 請求番号 2098  「峠越え」  山本一力  全7巻
 新三郎とおりゅうが新しい人生を始めるために勝負をかけた「江ノ島神社裸弁天出開帳」の首尾やいかに・・・。命がけで越える「人生の峠」

 請求番号 2099  「闇を裂く道」  吉村昭  全9巻
 大正7年から昭和9年の16年間かけて完成した丹那トンネル。崩落とすさまじい湧水などで多くの人命を失い、環境破壊を招いた難工事の、人間と土や水との戦いを描いた長編小説。

 請求番号 2100  「天を衝く(1)」  高橋克彦  全7巻
 織田信長が天下布武をかかげた頃、陸奥の南部家では内紛が続いていた。新たな時代を予見する九戸党の棟梁・政実は、ついに宗家を見限った。「炎立つ」「火怨」に続く陸奥3部作。

 請求番号 2101  「天を衝く(2)」  高橋克彦  全8巻
 南部家棟梁が2代続けて怪死する激乱の事態の中、政実は南部一族内の権謀術数がうごめくく陸奥に縛られていた。織田信長が殺され天下人となった豊臣秀吉は20万の兵を率いて小田原攻め、そしてさらに東へと向かう。

 請求番号 2102  「天を衝く(3)」  高橋克彦  全6巻
 目前に迫る10万の豊臣軍。日本中がひれふした敵に、わずか5千の兵で政実はけんかを売った。策をつくし、鍛えた武力で敵を翻弄する九戸党。陸奥3部作、いよいよ最終幕。

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  請求番号 2070  「犯人に告ぐ(上)」  雫井脩介  全5巻
  闇に身を潜め続ける犯人。川崎市で起きた連続児童殺害事件の捜査は行き詰まりを見せ、ついに神奈川県警は現役捜査官をテレビニュースに出演させるという荒技に踏み切る。白羽の矢が立ったのは、6年前に誘拐事件の捜査 に失敗、記者会見でも大失態を演じた巻島史彦警視だった───史上初の劇 場型捜査が幕を開ける。

  請求番号 2071 「犯人に告ぐ(下)」  雫井脩介  全5巻
 バッドマンを名乗る手紙が、捜査本部に届き始めた。巻島史彦は捜査責任者としてニュース番組に定期的に出演し、犯人に「もっと話を聞かせてほしい」と呼びかけ続ける。その姿勢に、非難の声が上がり、孤独な戦いを強いられていた。

 請求番号 2072 「上野介の忠臣蔵」 清水義範  全4巻
 剣の腕を見込まれて百姓の伜から吉良家小姓となった清水一学を通し、討たれる側から見た忠臣蔵を清水義範が淡々と描き出す。いわゆる忠臣蔵とは全く異なった姿が浮かび上がる作品となっている。

 請求番号 2073 「K2 非情の頂  −5人の女性サミッターの生と死−」  ジェニファー ジョーダン  全10巻
 世界第2の高峰K2の女性登頂者はたったの5人。彼女達の生きざまは、全く違うが、共通しているのは全員8000メートル峰で亡くなっているという事。女性登頂にまつわる物語を描いたノンフィクション。

 請求番号 2074 「鯨の哭く海」 内田康夫  全7巻
 捕鯨問題の取材で太地を訪れた浅見光彦は「くじらの博物館」で漁師人形に銛が突き刺さった展示物を目にした。それは以前、太地で起こった殺人事件の被害者の姿であった。調査を開始した浅見は、もうひとつの旧家の娘の心中事件との関連に注目する。

 請求番号 2075 「約束」  石田衣良  全4巻
 親友を突然うしなった男の子、仕事を抱えながら女手ひとつで育てた息子を襲った思いがけない病・・・。 苦しみから立ちあがり、うつむいていた顔をあげてまっすぐに歩き出す人々の姿を色鮮やかに切りとった、短編集。

 請求番号 2076 「幻香」  内田康夫  全6巻
 浅見光彦に届いた助けを求める女性からの香り付きの手紙。約束の場所で浅見を待っていたのは、殺人事件を捜査中の刑事だった。そして浅見は香水の関係する事件に巻き込まれさらに過去の事件へとさかのぼっていく。

 請求番号 2077  「量刑」  夏木静子  全14巻
 愛人の頼まれ物を届ける途中自動車事故で、母娘をはね、殺人・死体遺棄で逮捕された上村岬。量刑が厳しいと評判の神谷裁判長が、娘を誘拐された中で出さねばならぬ量刑。裁判員制度開始で気になる裁判をめぐるサスペンス。

 請求番号 2078  「女性の品格 −装いから生き方まで−」   坂東眞理子  全3巻
 いまや女性の社会進出、活躍が当たり前となった日本社会。学校や職場でも優秀で元気なのは女性ばかり。女性の時代であるからこそ、従来の男性とは異なる価値観、よき女性らしさを、職場や家庭に持ち込んでほしい。

 請求番号 2079  「マーリー −世界一おばかな犬が教えてくれたこと−」  ジョン グローガン  全7巻
 「世界一のバカ犬」マーリーと暮らした13年間の濃密な思い出を、愛情込めて綴ったエッセー。愛犬マーリーと喜びや悲しみを分かちあいつつ、幸福な家庭を築いていくグローガン一家の成長の物語でもある。映画化の話も進行中。

 請求番号 2080  「新釈 走れメロス 他4編」 森見登美彦  全3巻
 「山月記」「藪の中」「走れメロス」「桜の森の満開の下」「百物語」の名作がいまの京都によみがえる。大学生の暴走する恋と友情が京都の町を駆け巡る、森見ワールドの連作短編集。

 請求番号 2081  「平成大家族」  中島京子  全4巻
 72歳の元歯科医・緋田龍太郎が妻の春子とその母タケ、ひきこもりの長男克郎と住む家に事業が失敗した長女逸子一家3人と離婚した妊婦の次女友恵が同居する事に。にわか大家族のそれぞれの目線から語られる新家族小説。

 請求番号 2082  「アサッテの人」  諏訪哲史 全2巻
 第137回芥川賞、第50回群像新人文学賞。ダブル受賞!村上龍氏以来、30年ぶりの快挙!驚異の新人出現!選考委員各氏激賞!

 請求番号 2083  「わたしと小鳥とすずと」  (金子みすゞ童謡集)   金子みすゞ  全1巻
 金子みすゞは、昭和5年、26歳の若さで、この世を去りました。西条八十に「若い童謡詩人の中の巨星」と期待された詩人でありながら、世の中から忘れられてしまった。日本海に面した漁師町、仙崎の生まれです。

 請求番号 2084  「甲子園への遺言 −伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯−」                   門田隆将 全6巻
 平成16年夏、一人の高校教師が膵臓ガンでなくなりました。30年にわたって7つの球団でプロ野球の打撃コーチを務めたのです。高校教師になるため通信教育で勉強し、免許を取得。甲子園を目指した高畠導宏の一生です。


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       点訳本案内
       ― 2 ―   
    編集・製作  春点


 今年度より図書館の蔵書についてはデータ保管することになりました。この案内をごらんになってお読みになりたい本がありましたら請求番号と書名を図書館へご連絡ください。点訳本にして後日お届けします。「新刊本案内」は年 数回発行する予定です。皆様のご利用をお待ちしております。

発行 2008年 12月



  申込先  春日井市図書館 読書推進担当 電話0568−85−6800
  貸出期間  1ヶ月間
  また春点では依頼点訳もしております。リクエストがありましたらご連絡ください。


点訳本の内容紹介



 請求番号 2047  「遠い幻影」  吉村 昭(あきら)  全5巻
 戦死した兄の思い出をたどるうち、胸に呼び起こされたある不幸な事故の記憶。過去に埋もれた出来事を表題作ほか、浮気調査を任された大学生が意外な現実を目の当たりにする「尾行」、夫と子を捨てて別の男と失踪した娘を連れ戻しにいく「父親の旅」など、人生の一瞬の揺らぎをとらえた12の傑作短編集。

 請求番号 2048  「にんげん住所録」  高峰秀子(たかみね ひでこ)  全3巻
 佐藤栄作夫人からの電話でのやりとり。美智子妃の一筆など、大切な人々との、とっておきの記憶を端正で歯切れの良い語り口でつづる、心豊かなエッセイ集。

 請求番号 2049  「黄金の石橋」  内田康夫  全6巻
 テレビドラマで浅見光彦役を演じる男優から、母が脅迫されているので、浅見(あさみ)に助けてほしいと頼まれた軽井沢のせんせ。取材先が同じなのでついでにと引き受けた浅見(あさみ)だが、石橋の取材での鹿児島で殺人事件に巻き込まれた。

 請求番号 2050  「人悲します恋をして」  鈴木真砂女(まさじょ)  全1巻
 「降る雪やここに酒売る灯をかかげ」  銀座の小料理屋の女将であった鈴木真砂女(まさじょ)の句集です。結婚、夫の失踪、自らの家出など波乱の生涯でしたが、その中でも平明な言葉で日常を詠み綴っています。

 請求番号 2051  「欅(けやき)しぐれ」  山本一力  全5巻
 深川の老舗大店の主(あるじ)と賭場の貸し元との腹を割った五分(ごぶ)のつきあいが始まる。重い病を患う主(あるじ)は大店を貸し元に託す。大店を乗っ取り屋一味と貸し元一党との知力死力を尽くした戦いが・・・。

  請求番号 2052  「絶対者の自負」  清水一行(しみずいっこう)  全5巻
 金融省キャリア官僚を突然襲った悲劇、機密情報を流出させてしまった部下の不始末から始まった、問答無用の一新聞記者によるマスコミという第3の絶対 権力者によって陥れられる一人の良識的な市民の破滅を描く。

 請求番号 2053  「完四郎広目(ひろめ)手控 文明開化」  高橋克彦  全4巻
 明治7年。今日は牛鍋(ぎゅうなべ)、明日は清国(しんこく)料理。すっかり羽振りのいい仮名垣魯文の前にあの男が帰ってきた! 絵師 芳幾(よしいく)、芳年(よしとし)の描く新聞錦絵は、庶民が起こしたスキャンダラスな事件を世間に広く伝えている。そこに透けて見えるのは、時代のうねりの中で急激な変化に軋む(きしむ)日本。完四郎はどう動く?

 請求番号 2054  「不運な女神」  唯川 恵(ゆいかわ けい)  全4巻
 恨んでも、憎んでも、愛してる。恋愛から情愛へ、女の愛はいつか形を変える・・・。情感あふれる八つの短編。

 請求番号 2055  「楽園」(上)  宮部みゆき  全8巻
 「模倣犯」事件から9年たった、事件のショックから立ち直れずにいるフリーライター前畑滋子のもとに、萩谷(はぎたに)敏子という女性が現れ、12歳で死んだ息子に関する、不思議な依頼・・・。少年は16年前に殺された少女の遺体が発見される前に、それを絵に描いていたという。

  請求番号 2056  「楽園」(下)  宮部みゆき  全7巻
 土井崎夫妻がなぜ、長女・茜を殺さねばならなかったかを調べていた滋子は、夫妻が娘を殺害後、何者かによって脅迫されていたのではないか?と推理する。さらには茜と当時つきあっていた男の存在が浮かび上がる。新たなる拉致事件も勃発し、さまざまな事実がやがて1つの大きな奔流となって、物語は驚愕の結末を迎える!

 請求番号 2057  「とりつくしま」  東 直子 全2巻
 死んでしまったあなた。あなたは何にとりつきますか? 夫のマグカップ・妻の日記・孫のカメラ・・・。その後の、大切な人の行く末を見届けます。切なくて、ほろ苦くて、じんわりする連作短編集です。

 請求番号 2058  「月島慕情」  浅田次郎  全5巻
 30を過ぎた吉原の女郎・ミノに降ってわいた「幸運」自分にふさわしい幸せを見つけた彼女の人生の選択とは? 「感動無限大」時代を超えて語り継がれる、7つのストーリー。

 請求番号 2059  「三毛猫ホームズの危険な火遊び」 赤川次郎  全4巻
 発端は、女子高生が考えた偽装誘拐だった。そこに、政治家と愛人のスキャンダル、元スリを父に持つ娘と政治家秘書の秘めた恋が、入り乱れ、片山兄弟とホームズも巻き込まれて大混乱! 事件は思わぬ方向に・・・!!

 請求番号 2060  「夜明けの街で」  東野圭吾  全6巻
 派遣で きた女性と不倫関係になった。彼女は殺人に関わったと疑われ続ける。しかし、まもなく15年の時効を迎える。真犯人なのか。彼の心は揺れる。妻の元に戻るべきか。時効成立の日、彼女は15年間の沈黙を破って語り出す。

 請求番号 2061  「がばいばあちゃんスペシャル劇場 俺の彼」  島田洋七(ようしち)  全2巻
楽しいときも、苦しいときも、いつも彼が、いた・・・。「がばい 芸人」たけしとの30年にわたる友情を描く、笑いと涙の感動作!

 請求番号 2062  「雪開く」  小池真理子  全4巻
 気がつけば、私は添い遂げることのできない男と女の話ばかりを書いているなと改めて思う。なぜ不倫を描くのですか、と読者から質問されることもたびたびある。言わずもがな、であるが、意識して「不倫」を書いているわけではない。そもそも不倫という言い方はこのまない。

 請求番号 2063  「新編 クロノス ジョウンターの伝説」 梶尾信二 全6巻
 ほんの数分でも過去に戻ることができれば、あなたは何をしますか。事故にあった愛する人を救いたい、今はない建物を見てみたい、難病で死んだ大好きな人を救いたい、それぞれの思いを込めて過去に飛んだ3人の運命は?著者得意のタイムトラベルストーリーです。

 請求番号 2064  「前(さきの)巷説百物語」  京極夏彦  全11巻
 大損 まる損 困り損、泣き損 死に損 やられ損。ありとあらゆる憂き世(うきよ)の損を、見合った銭で肩代わり。銭で埋まらぬ損を買い、仕掛けて補う妖怪からくり。寝肥(ねぶとり)、周防の大蟇(すおうのおおがま)、二口女(ふたくちおんな)、かみなり、山地乳(やまちち)、旧鼠(きゅうそ)−− 小股くぐりの又市が、初めてみせる御行(おんぎょう)姿。明治へ続く巷説が、ここから始まる百物語−−。

 請求番号 2065  「東京タワー −−オカンとボクと、時々オトン−−」 リリー フランキー  全7巻
 第3回本屋大賞受賞。210万人の胸に届いたロングベストセラー、待望の映画化。「ボクの一番大切な人。ボクのために自分の人生を生きてくれた人−−オカン、ありがとうね。」

 請求番号 2066 「キルンピープル(上)」  デイヴィッド ブリン  全9巻
 近未来、人類は陶土に意識をコピーして、一日限定の複製を作ることが可能となった。機能別に色分けされた何体ものコピーに仕事をさせ、原型である人間は好きなことができるのだ。複製の違法コピー調査を得意としている私立探偵モリスに誘拐事件の調査が依頼された。

 請求番号 2067 「キルンピープル(下)」  デイヴィッド ブリン  全9巻
 モリスの仕事は複製テクノロジーの大企業ユニバーサルキルンの研究者マハラル博士を捜すことだった。グリーンやグレイのコピーを使いマハラルを捜すモリスを待ち受けるものとは? 近未来アメリカを舞台に描かれるSF超大作である。

 請求番号 2068  「吉原手引草」  松井今朝子(けさこ)  全5巻
 嘘と誠が渦巻く吉原で、全盛を誇る花魁葛城。栄華を極めた夜、忽然と姿を消す。何が起こったのか。興味を持った若い男が関係者に聞いて回る。郭の表(おもて)と裏に隠されていた真実が、葛城の決意と悲しみが明らかになる。

 請求番号 2069  「仏果(ぶっか)を得ず」  三浦しをん  全4巻
 義太夫語りの健(たける)太夫は三味線と芸の差があり相手にされず悩む。芸の上達のため、恋人もあきらめようとするが脇目もふらず猛稽古に励み、一見冷ややかな師匠や兄弟子たちに支えられ念願の「勘平腹切りの段」を成功させる。

   
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       点訳本案内
       ― 1 ―   
    編集・製作  春点


 今年度より図書館の蔵書についてはデータ保管することになりました。この案内をごらんになってお読みになりたい本がありましたら図書館へご連絡ください。点訳本にして後日お届けします。「新刊本案内」は年 数回発行する予定です。皆様のご利用をお待ちしております。
 また春点(しゅんてん)では依頼点訳もしております。リクエストがありましたらご連絡ください。

発行 2008年 9月


     申込先  春日井市図書館  電話 0568 85 6800
     貸出期間  1ヶ月間
          

点訳本の内容紹介



   (1)「眠れるラプンツェル」  山本 文緒(ふみお)  全4巻
 結婚6年目、専業主婦。この緩やかな生活に、猫と隣家の息子が飛び込んできてから、何かが崩れ始めた。マンション住まいの主婦の平凡な生活が一変する様を、ドラマティックに描いた傑作恋愛長編小説。

   (2)「用心棒日月抄  ─ 孤剣 ─ 」  藤沢周平  全6巻
 藩主毒殺の陰謀の証拠書類を追い、お家の危機を救うべく青江又八郎は脱藩。江戸で用心棒となる。藩とりつぶしを謀る公儀隠密も暗躍。目指す書類は?次々起こる怪事件と人情を織り交ぜた魅力の第2作。

   (3)「メトロ(地下鉄)に 乗って」  浅田次郎  全5巻
永田町の地下鉄駅の階段を上がると、そこは30年前の風景。ワンマンな父に反発し自殺した兄が現れた。さらに満州に出征する父を目撃し、又戦後闇市で精力的に商いに励む父に出会う。だが封印された過去≠ノいったため・・・。吉川英治文学新人賞に輝く名作。

   (4)「愛の天使アンジー」  横森理香  全3巻 
  30の大台を目の前に心は宙ぶらりん。先行き不安でプチ鬱状態のOL・杏子の前にオカマの天使・アンジーが現れた。すべての悩める働く女たちに、救いあれ!

   (5)「陰日向に咲く」  劇団ひとり  全3巻
 待望の映画化決定!こんなに笑えて、胸が熱くなって、人間が愛しくなる小説に出会ったのは何年ぶりか。文体のリズムとバランスも完璧。そして行間にきらめく毒気のある才能。とにかく読んでみて。と、読者の声多数。

   (6)「闇の花道」(天切り松闇がたり 第1巻)  浅田次郎  全5巻
 夜更けの留置場で不思議な老人の6尺4方にしか聞こえない夜盗の声音「闇がたり」で語る大正ロマン華やかりし頃の、義理と人情に命をかけた、粋でいなせな義賊たちの傑作悪漢小説。

   (7)「瑠璃色の石」  津村節子  全4巻
 戦火に十代を奪われた育子に、遅まきながらの青春が訪れた。学習院女子短期大学への入学。同人誌と少女雑誌に小説を発表するかたわらで、やがて彼女は大学文芸部で出会った圭介のプロポーズを受ける── 。

   (8)「用心棒日月抄  ─ 刺客 ─」  藤沢周平  全五巻
 お家乗っ取りを謀る黒幕が五人の刺客を江戸に はなった。陰の集団「嗅足組(かぎあしぐみ)」を抹殺するためである。以前助けてくれた女 頭領の命が危ないと知った青江又八郎は三度脱藩、用心棒を続けながら、敵と対決する。用心棒シリーズ第3作。

   (9)「父・藤沢周平との暮らし」  遠藤展子(のぶこ)  全3巻
 著者の人生の転機に控えめだがきっぱりとアドバイスを与えてくれた父。作家として仕事に精を出す父の後ろ姿。父の入院から死に至る日々と没後10年でさらに深い絆(きずな)を感じる今日。家族愛あふれる父の素顔を一人娘が生き生きと描く。

   (10)「失踪症候群」  貫井徳朗  全6巻
 「若者たちの失踪の背後にあるものを探ってほしい」 依頼に応えて環敬吾はチームのメンバーに招集をかけた。私立探偵、托鉢僧、肉体労働者、3人のプロフェッショナルが静かに行動を開始する。「症候群」3部作第1弾(だん)。

   (11)「夢を与える」  綿矢りさ  全5巻
 芥川賞受賞第1作。チャイルドモデルから芸能界へ−−幼い頃からTVの中で生きてきた美しく健やかな少女、夕子。ある出来事をきっかけに、彼女はブレイクするが・・・。少女の心と体に流れる18年の時間を描く。

   (12)「「ぶつかり体験記」  銀色夏生(なつお)  全1巻
 自分の前世を見てみたいと思った著者が、写経や座禅、波動測定や断食ホテルなどに行き、さまざまな体験をしたことがつづられています。

   (13)「千年樹(せんねんじゅ)」  荻原浩  全5巻
 木はすべてを見ていた・・・。ある町に千年(せんねん)の時を生き続ける1本の楠(くすのき)があった。千年(せんねん)という長い時間を生き続ける1本の巨樹の生と、その脇で繰り返される人間たちの生(せい)と死のドラマが、時代を超えて交錯する。

   (14)「タタタタ旅の素(もと)」  阿川佐和子  全4巻
 あせりは事故の素(もと)、けちはトラブルの素(もと)、そして後悔は、次への期待の素(もと)である。何が起こるか分からない。予定通りにいかないからこそ、旅はおもしろいのだ。すぐにでも旅に出たくなるエピソード満載の爽快エッセイ集。

   (15)「手紙」  東野圭吾  全6巻
 強盗殺人犯の罪で服役中の兄からの手紙。その手紙が原因となって「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる。自分が罪を犯せば家族をも苦しめるということになるのだという世間からの差別はまっとうなのだろうか?

   (16)「プリンシプルのない日本」  白州(しらす)次郎  全5巻
 政治的野心も、金儲けも念頭にないが、プリンシプルのない日本には黙っていられず、怒りをぶちまける。イギリスケンブリッジに学んだが先を読める日本人として、自らの言葉で日本を痛烈に批判する。

   (17)「用心棒日月抄 ─ 凶刃 ─」  藤沢周平  全6巻
 平穏な日常を破ったのは、陰の組織嗅足組(かぎあしぐみ)。解散を伝える密命を帯びての江戸出府だつた。女 嗅足(かぎあし)、佐知との16年ぶりの再会。又八郎と佐知の運命は?藩 存亡に関わる秘密とは?用心棒シリーズ最終篇。

   (18)「壬生 義士伝(上)」  浅田次郎  全6巻
 貧しさから南部藩を脱藩し、壬生浪と呼ばれた新撰組に入隊し、<人斬り貫一>と恐れられた吉村貫一郎。妻子への仕送りのため、守銭奴と蔑まれても、飢えたものには握り飯を施す男。元新撰組隊士や教え子が語る非業の隊士の生涯。

   (19)「壬生 義士伝(下)」  浅田次郎  全6巻
 義士・吉村の一生と、命に代えても守りたかった子供たちの物語が、関係者の<語り>で 紡ぎ出される。吉村の真摯な一生に関わった人々の見事に結実する壮大なクライマックス。

   (20)「夜は満ちる」  小池真理子  全4巻
 闇の中で使者たちが開く異界への扉。その向こうで、過去と未来は入り交じり、夢と現実が交錯し、死者と生者の密やかな交歓が繰り広げられる。恐怖と官能をたたえた、7つの極上の幻想譚。

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