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2007年春 なごや環境大学共育講座  B-32

「楽しく」「わかりやすく」「面白く」地球環境の将来を語り合う夕べ



第4回 食品に付いている「リサイクル識別マーク」をご存知ですか?



主催 : (社)日本技術士会中部支部 愛知県技術士会

日時 : 2007年7月18日(水) 18:30〜20:00

場所 : なごやボランティア・NPOセンター 12階集会室

会費 : 500円

講師 : 跡部昌彦 (技術士(農業部門、総合技術監理部門))


項目 内  容
食品の表示 (缶入りコーヒー)   缶入り飲料の代表としてコーヒー飲料をあげ、原材料表示、栄養成分表示、期限表示、容器識別表示などの見方をお話します。の表示をしっかりと確認することで、食品購入時の正しい選択ができるようになります。
食品の表示 (PETボトル入り緑茶飲料) もうひとつ、PETボトル入り飲料の代表として緑茶飲料をあげ、同様のお話をします。
容器リサイクル その缶、PETボトルを中心に、使われた飲料容器のリサイクルの話をします。飲用後、何気なく捨てている容器ですが、どのようにリサイクルがなされているのでしょうか?
LCA手法による容器間比較 缶、PETボトル以外にも、紙やプラスチック、ビンなどの飲料容器があります。これらのうち、どれが環境にやさしいのでしょうか? LCA(ライフ サイクル アセスメント)という手法で、これを明らかにしたものをお示しします。最も環境にやさしい飲料容器は、リターナルビン(ビールビンのように、ビンを回収して再利用するもの)であり、次が紙容器であることがわかりました。
紙製容器のカートカン リターナルビンを実用化するには、企業を超えてビンの形状などを統一規格化し、その回収・再利用の仕組み作りを行わないとダメで、課題が多いです。その点、紙容器はそれぞれの企業努力で可能です。その紙容器のなかで、アルミを使わずに日持ち向上を実現させた「カートカン」を紹介し、リサイクルの様子をお話します。飲料を購入する際には、味や値段だけでなく、表示で中身を確認し、環境対応も考慮していただきたく、今回のお話が、その一助となればと思っています。