2007年春 なごや環境大学共育講座 B-32
「楽しく」「わかりやすく」「面白く」地球環境の将来を語り合う夕べ
第5回 「名古屋3運河(堀川・中川運河・新堀川)の浄化について
主催 : (社)日本技術士会中部支部 愛知県技術士会
日時 : 2007年8月22日(水) 18:30〜20:00
場所 : なごやボランティア・NPOセンター 12階集会室
会費 : 500円
講師 : 木村正彦 (技術士(建設部門))
項目 | 内 容 |
名古屋3運河(堀川・中川運河・新堀川)の歴史 | ○長男 : 新堀川(旧精進川、明治43年(1910年)2月に改修工事完了)○次男 : 堀川(2010年(平成22年)が堀川開削400年、3運河の大黒柱)○三男 : 中川運河(昭和5年(1930年)10月完成、日本一の都市運河) |
河川浄化技術の現状と今後の動向 | 「都市河川の再生」は、今度の都市再生の目玉となる事業である。川(線→面への展開可能)が生き返ると、都市そのものが生まれ変わる。「水」と「緑」が嫌いな人間はいないと信じたい。「水」が綺麗になれば、「心」もきっときれいになる。 |
名古屋3運河の浄化運動と将来の方向性への提案 | 名古屋3運河(新堀川は堀川を介して)と名古屋港は、河口でつながっている。3運河は、汽水川(運河)である。汽水とは、海水と淡水の混合による低塩分の水のことである。中小河川では、河口沖2〜3q、大河では沖数百qまで汽水となると言われている。特に、内湾(名古屋港)は、汽水域が発達しやすい。◎現在の名古屋3運河の浄化運動現状名古屋3運河のうち、堀川が最も浄化運動が盛んである。(堀川の浄化運動の現状)現在、堀川の浄化活動の先頭に立つのが、6つの団体が寄り集まってできた「クリーン堀川」(小山太郎会長)である。 @ 黒川ドリーム会 (北区) A 堀川とまちづくりを考える会 (西区) B 広小路セントラルエリア活性化協議会 (中区) C 堀川まつり実行委員会 (熱田区) D 市邨学園堀川を清流にする実行委員会 (熱田区) E 全名古屋ライオンズクラブ連絡会 (中心:名古屋堀川ライオンズクラブ)(中川運河の浄化運動の現状)中川運河の再生を考える会 (NPO法人 伊勢湾フォーラム+国土交通省中部地方整備局名古屋港湾事務所)名古屋3運河の河川管理者は、名古屋市である。結論 : 名古屋港の浄化なくして、堀川は絶対にきれいにならない。 |