2007年秋 なごや環境大学共育講座 B-63
「楽しく」「わかりやすく」「面白く」地球環境の将来を語り合う夕べ
第3回 家庭で電気とお湯をつくるコージェネレーションをご存知ですか
主催 : (社)日本技術士会中部支部 愛知県技術士会
日時 : 2007年12月19日(水) 18:30〜20:00
場所 : なごやボランティア・NPOセンター 12階集会室
会費 : 500円
講師 : 石川 貴史 (技術士(機械部門))
項目 | 内 容 |
コージェネレーションとは? | 天然ガスや石油などの一次エネルギーから、電気や蒸気、お湯といった複数の二次エネルギーを取り出し、利用することをコージェネレーションと呼びます。エネルギー資源を効率的に使う手段として、コージェネレーションは産業分野で利用されてきました。近年、このコージェネレーションを一般家庭へ導入する試みが始まっています。 |
家庭用コージェネレーション | 一般家庭用のコージェネレーションでは、天然ガスを燃料としてエンジンで発電機を駆動して発電しています。同時にエンジンの排熱をお湯として回収し、給湯に利用することで、天然ガスの持つエネルギーを効率良く利用しています。また最近では、自動車で注目されている燃料電池を利用したコージェネレーションが開発され、一般家庭において実証試験が始まっています。燃料電池は従来のエネルギー機器とエネルギーの変換方法が異なるため、これまで実現ができなかった高い効率で、エネルギーを利用できる手段として期待されています。ちょっとだけ学問的に、エネルギー変換について勉強しましょう。そして、コージェネレーションの省エネ性、環境への影響を考えてみます。 |
環境にやさしい生活 | ちょっと昔の生活を振り返ると、エネルギーを効率的に利用する「コージェネレーション的」な工夫が見つかります。昔の生活スタイルをエネルギー利用の観点から検証して、省エネのヒントを探してみます。昔の生活が省エネであったとしても、快適な現代の生活から昔の生活に戻ることは困難です。快適さを損なうことなく、エネルギーを節約する生活の工夫は無いのでしょうか?一緒に考えてみましょう。 |