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2008年秋 なごや環境大学共育講座  B-47

「楽しく」「わかりやすく」「面白く」地球環境の将来を語り合う夕べ



第3回 アルミのリサイクル



主催 : (社)日本技術士会中部支部 愛知県技術士会

日時 : 2008年12月17日(水) 18:30〜20:00

場所 : なごやボランティア・NPOセンター 12階集会室

会費 : 500円

講師 : 犬丸晋 (技術士(金属部門)))


項目 内  容
アルミニウム〔以下、アルミという〕はわれわれの日常生活に広く使われている  ビール缶、清涼飲料水缶、アルミ箔のように一度のみ使い捨てるもの。なべ釜、住宅サッシ〔窓枠〕、エアコン、さらには、自動車のエンジン、鉄道車両、航空機など永く使うもの。年間約400万tも使われている。
 アルミは電気の缶詰めといわれるくらい電気を消費する。アルミの特徴を学び、正しい使い方を考えることは環境にとって大切なことである。
アルミの基礎知識 ●アルミは新しい金属
●アルミの資源は鉄より多い
●アルミの金属を精錬するのに、なぜ、大量の電気を消費するか?
●アルミの基本的な性質 : 鉄、銅、チタンとの比較
●アルミ缶、アルミ箔の製造はハイテク技術
アルミ缶、アルミ箔はなぜ、一般家庭で使われるか? ●われわれは日常生活で、生活利便性を追求しすぎていないか?
●アルミ缶が広まる前はビールはビンで酒屋が配達し、ビンを回収していた。最近では、ビール缶は、ごみとして回収されている。これをホームレスが勝手に集め生活費としている。
●ホームレスは鉄缶は集めない。なぜか?
●リサイクルコストを計算してみよう!
●アルミは薄い製品ほど、最溶解したとき、ロスが多くなる。
アルミを自動車、鉄道車両に使うと省エネルギーとなる ●動くものを軽く〔軽量化〕すると省エネルギーとなる。自動車は車体重量を軽くするとガソリン消費量が少なくてすむ。鉄道者亜量は、省電力になるとともに、車輪・レールの磨耗が少なくなる。
では、われわれは、アルミをどのように使うのが環境にやさしいか考えてみよう! ●生活の利便性の追求について、考え直せないか?
●当面、われわれの考えてみることは何か、議論してみよう!