2009年秋 なごや環境大学共育講座 B-55
「楽しく」「わかりやすく」「面白く」地球環境の将来を語り合う夕べ
第2回 水の話 : 水の大切さと水の汚濁について
主催 : (社)日本技術士会中部支部 愛知県技術士会
日時 : 2009年11月18日(水) 18:30〜20:00
場所 : なごやボランティア・NPOセンター 12階集会室
会費 : 500円
講師 : 伊藤 久 (技術士(上下水道部門)
項目 | 内 容 |
水の重要性と水循環について | 人体の水の収支と水の循環の種類について説明をする。 |
日本の降雨量と水利用の状況及び水の汚染、下水道への思いやりついて | 日本の降雨量の利用率、用途別水の使用量、水の汚染の原因、高度処理の必要性、水は有限資源であることの認識、下水道へ流すと下水道施設へ悪影響を及ぼすものなどについて説明をし、高濃度汚染物質を流した場合に魚が住める程度まで水質を改善するにはどれくらいの希釈水が必要かを探る。 |
食品の種類による汚濁負荷について | 食品や調味料及び食品を調理した場合の廃液による汚濁の負荷の大きさについて種類別に説明し、魚が住める濃度にするための希釈水の必要量について解説をする。 |
水質汚濁に係る環境基準について @人の健康保護に関する基準 A河川の類型別・項目別排出基準 B湖沼の類型別・項目別排出基準 C海域の類型別・海域別排出基準 D閉鎖性海域の環境基準の達成率 |
(1)人の健康に関する環境項目はどんなものがあるか? (2)河川・湖沼・海域の類型・項目別の排出基準とはなにか? これらの達成率はどれくらいか? さらにこの基準値の規定に使用されている用語の定義について解説し、閉鎖性海域の環境基準値の達成率が良くないのはなぜかを探る。 また、同じ閉鎖性海域なのになぜ伊勢湾のCOD達成率が他の閉鎖性海域(東京湾・大阪湾・瀬戸内海)に比べて最低なのかを検証する。 |