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2009年秋 なごや環境大学共育講座  B-55
「楽しく」「わかりやすく」「面白く」地球環境の将来を語り合う夕べ



第6回 運輸・自動車部門の地球温暖化問題 ― 交通渋滞がCO2を出す −



主催 : (社)日本技術士会中部支部 愛知県技術士会

日時 : 2010年3月17日(水) 18:30〜20:00

場所 : なごやボランティア・NPOセンター 12階集会室

会費 : 500円

講師 : 木村正彦 (技術士(建設部門)


項目 内  容
運輸・自動車部門の地球温暖化対策  運輸・自動車部門のCO2排出量の現状を紹介しながら、国土交通省(道路・鉄道体系など)、経済産業省(自動車製品など)、警察庁(交通運用など)の各省庁、および自動車業界などの運輸・自動車関連業界の地球温暖化対策の現況について述べる。
走行速度とCO2排出量  警察庁は、今年(平成21年・2009年)3月に「規制速度決定の在り方に関する調査研究報告書」がまとめられた。その中で、 一般道路・生活道路・高速道路の規制速度決定の在り方についての考え方がまとめられた。
 上記の報告書を参考にしながら、走行速度とCO2の排出量、走行速度と騒音量の関係などの、走行速度と各種環境指標の因果関係について言及する。
道路・交通(体系)分野からの低炭素対策の提案  以下、紹介する項目(課題と展望)を列挙する。
 ・持続可能な交通 (EST)
 ・公共交通利用促進 (例 : ノーマイカーデーなど)
 ・自転車利用促進 (例:自転車走行環境整備など)
 ・カーシェアリングシステムなどの環境に優しい自動車運用体系
 ・コンパクトなまちづくり (都市再開発の観点から)    など
自動車(製品)分野からの低炭素対策の提案  以下、紹介する項目(課題と展望)を列挙する。
 ・電気自動車・燃料電池自動車などエコカー
 ・燃料消費、排気ガス抑制
 ・自動車周辺製品(タイヤなど)の省エネルギー
 ・二次電池など自動車基礎技術    など
25%CO2削減へのシナリオ  鳩山首相が国連演説で発表した地球温暖化ガス2020年25%削減目標の実現への道を、上記4項目の検討を踏まえ、運輸・自動車部門以外の分野を含めて、我が国全体の地球温暖化対策について提言する。