なごや環境大学共育講座に戻る






2011年春 なごや環境大学共育講座  B-06
「楽しく」「わかりやすく」「面白く」地球環境の将来を語り合う夕べ



第3回 「プラスチック材料のリサイクル利用の実態。日本と中国との比較」



主催 : (社)日本技術士会中部支部 愛知県技術士会

日時 : 2011年6月15日(水) 18:30〜20:00

場所 : なごやボランティア・NPOセンター 12階集会室

会費 : 500円

講師 : 長谷川正 (技術士(化学部門))


項目 内  容
日本、中国、ドイツでのプラスチックリサイクルの現状 @日本国内64万トン、中国800万トン、ドイツ300万トン。
A環境LCAの立場でも、プラスチックリサイクル製品は最もCO2排出量が少ない。
B地球資源の循環社会の構築には、3R(Reduce,Recycle,Reuse)で。
身の回りにあるプラスチックのリサイクル商品 @ベンチ、椅子、床材、合成木材、公園などの木材代用品、卵パック。
A工業品、コンテナー、パレット、パイプ。
B作業服、手袋、ロープ、ぬいぐるみ。
リサイクル加工の方法 @粉砕―洗浄―押出、注型成形(射出成形)。
Aパイプ、ベンチなどは3層成形であんこ部分にリサイクル材料仕様。
C分別収集で集められた容器リサイクル法による材料は、粉砕洗浄後プレス。
D家電リサイクル法で集められたプラスチック部品は、各メーカーで再利用。
環境にやさしい天然材料が登場 @とうもろこしなど天然植物からプラスチック代替品の製造。
Aでんぷんと天然材料から合成したポリ乳酸との混合で安価な材料の普及。
Bこれらはグリーンプラスチックと呼ばれるが、地中でバクテリアにより生分解する。
C用途は、ポリ袋、食材容器、学習用品、自動車部品など。